未来のお母さんに教育を届けませんか?ルーム・トゥ・リードCEO ギータ・ムラリの母 ルクミニの物語

ルーム・トゥ・リードCEOギータの母 ルクミニ

5月12日(日)は母の日です。
本日は、以前もご紹介させていただいたルーム・トゥ・リードのCEOギータ・ムラリの母、ルクミニの実話に先立ち、ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長の松丸佳穂よりギータとの出会いとともに、教育が持つ力をご紹介します。


親愛なる皆様

いつもあたたかい応援をいただき、本当にありがとうございます。
ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長の松丸佳穂です。

実は、ギータは私より少し前に、ほぼ同じタイミングでルーム・トゥ・リードに入社しました。当時から「すごい人が加わった!」、「10人分の仕事をこなす!」と、その優秀さは群を抜いていました。

ギータはルーム・トゥ・リードに入社する前は、大手製薬会社、アドビシステムズ、そしてアメリカ・インド財団等、民間企業等で20年以上のキャリアを積んできました。彼女であれば、企業で働き、高額な報酬を受けることもできたでしょう。それでも彼女は、「世界中の子ども達が読み書きができ、ジェンダー間の不平等のない世界にしたい」と、当時やっと10年目を迎えたルーム・トゥ・リードでのキャリアを選択しました。

南アフリカの小学校で読み聞かせをするギータ

2018年からCEOとなり、ルーム・トゥ・リードは今では、1600名の職員を擁し、世界24か国で活動する国際NGOに成長しました。皆さんとともに、 これまでサポートをさせていただいた子ども達の数は3900万人にのぼります。そして、ギータがルーム・トゥ・リードの活動に情熱を傾ける理由は、彼女の母、ルクミニの経験にも通じています。

ぜひ、教育がもたらす大きな変化をお読みください。そして、今年の母の日は、ルクミニのような将来を担う少女達の教育をサポートいただけたら嬉しく思います。

Happy Mother’s Day!
ルーム・トゥ・リード・ジャパン
事務局長 松丸佳穂

2023年10月開催のイベントにて(共催 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社)


■ルクミニの物語

ルクミニは7人兄弟の長女として生まれ、インドの児童婚の慣習の残る地域で育ちました。高校を卒業すると、当時まだ13歳であるにもかかわらず結婚を迫られてしまいます。

しかしルクミニは勇敢にも結婚を断り、看護師の訓練を受け、アメリカに渡りました。妹たちもルクミニにならって教育を受け、国連や医療関係の仕事に就きました。ルクミニの勇気ある行動が、何世代にもわたる貧困の連鎖を断ち切ったのです。ルクミニは、もちろん娘のギータにも教育を施しました。

「ときにプレッシャーを感じることもありましたが、教育を受けたくても受けられない少女たちの存在がありました。負けるわけにはいかなかったのです」と、ギータは当時を振り返ります。

ギータは複数の修士号や博士号を取得し、2009年、ルーム・トゥ・リードに参加。2018年からCEOとして世界60拠点、1,600人にのぼる職員を先導し、政府・学校・地域との連携を通じて、識字教育とジェンダー平等教育をけん引しています。ギータの母 ルクミニの勇気ある行動と意思が、本団体には受け継がれているのです。

2023年4月CNBCの「チェンジメーカーリスト」に選出されたルーム・トゥ・リードのCEO、ギータ・ムラリ。歌手のテイラー・ウィフト氏をはじめ、名だたる女性リーダーとともに名を連ねています。

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世界中で1億2200万以上の少女が学校に通えていない現実があり、数百万人がパンデミック後の学習の遅れを取り戻せず、学校を中退するリスクにさらされています。

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