走るのが嫌いだった私が、フルマラソンへ:チャリティランナー恩蔵絢子さんインタビュー

フルマラソンを完走!笑顔でラウンジに来てくれた恩蔵さん。©東京マラソン財団

ルーム・トゥ・リード・ジャパンは、東京マラソン2027チャリティの寄付先団体です。6月24日から7月9日、いよいよ寄付申込及びチャリティランナーの申込期間が始まります!
(東京マラソン2027チャリティについて、詳しくはこちらをご覧ください)

今回は東京マラソン2026をチャリティランナーとして走った、脳科学者・恩蔵絢子さんへのインタビューを通して、「なぜ走るのか」、そして「なぜ人は寄付するのか」をテーマに、その想いに迫ります。

「走るのが嫌いだった私が、フルマラソンへ」
(東京マラソン2026チャリティランナー 恩蔵絢子さんインタビュー)

Q. もともと、マラソンは好きだったのですか?

いいえ、むしろ大嫌いでした!子どもの頃のマラソン大会は、一年で一番憂うつなイベントでした。
転機は約3年前です。「止まらずに3km走れた」という小さな達成感から始まりました。気づいたら距離が伸びていって。
そして、毎年東京マラソンチャリティを走っている恩師の存在が目標になりました。「この先生と一緒に走りたい。今しかない」と思い、挑戦を決めました。

Q. 脳科学の研究者として、どのようなテーマに向き合っていますか?また、女性研究者としての歩みについてもおしえてください。

もともとは思春期の感情や自意識を研究していました。
大きな転機は、母が認知症になったことです。

「記憶や能力が失われても、“その人らしさ”は消えるのか?」
その問いから、「認知症でも失われない能力」というテーマを研究しています。

一方で、女性研究者としての道のりは決して簡単ではありませんでした。理系分野では女性が少なく、ロールモデルもほとんどいませんでした。
それでも、文章や芸術ともつながる脳科学の分野と出会い、自分の人生と重なるテーマにたどり着くまで、時間をかけてきました。たくさんの女性のロールモデルとも、本を通して出会えたんです。

Q. なぜ、寄付先としてルーム・トゥ・リードを選ばれたのですか?

高校時代、本は私にとって“友達”のような存在でした。
本の中には、時代や国を越えて出会える人や知性があります。
だからこそ、本にアクセスできない環境にいる子どもたちに、読む機会を届ける活動に強く共感しました。
ルーム・トゥ・リードは、単に「本を届ける」だけでなく、子どもたちが自分の力で未来を切り拓く基盤をつくっている。そこに意味を感じました。

Q. チャリティランナーとして走ることには、どのような意味がありましたか?

フルマラソンはとても孤独です。痛みも苦しさも、すべて自分で引き受けるしかない。でも同時に、応援してくださる方の存在が、大きな支えになりました。涙が止まりませんでした。

「自分が走ることで、誰かの人生につながるかもしれない」
その実感が、最後まで走り続ける力になりました。

Q. 実際に走ってみて、どんな気づきがありましたか?
フィニッシュ直前、いちばんつらい瞬間に、沿道から大きな声援をいただきました。
人はこんなに弱っていても、それでも応援してもらえるんだ」と感じたんです。寄付も同じで、人は決して一人ではなく、誰かの支えの中で生きているのだと思いました。

Q. これからチャリティランや寄付を考えている方へメッセージをお願いします!

利他的な行動をする人のほうが幸福度が高いという研究は多くあります。
寄付は「誰かのため」だけでなく、自分自身の人生も豊かにする行為だと思います。「自分にもできる」という実感と、その責任が、人を前に進めてくれます。
たとえ小さな一歩でも、それが誰かの未来につながるのです。
今回、ルーム・トゥ・リードのチャリティランナーとして培った経験は、そんな実感を持てる、とても温かい経験でした。

恩蔵絢子(おんぞうあやこ)さん
上智大学理工学部物理学科卒業。東京工業大学大学院後期博士課程修了(学術博士)。現在、東京大学大学院総合文化研究科特任研究員。金城学院大学、早稲田大学、日本女子大学で非常勤講師を務める。専門は人間の感情のメカニズムと自意識。著書に『脳科学者の母が、認知症になる』『感情労働の未来』(河出書房新社)などがある。


ルーム・トゥ・リードと一緒に、東京マラソンチャリティを走りませんか?

▲本番前日、Shake-out runに参加したチャリティランナー。©東京マラソン財団

ルーム・トゥ・リードは、「子どもの教育が世界を変える」を信念に、29か国で6,000万人以上の子どもと少女たちへ教育を届けてきました。

東京マラソンにて、ルーム・トゥ・リードのチャリティランナーとして走ることで、子どもたちや少女たちがより明るい未来を切り拓くために必要な識字力とライフスキルを届けることができます。
2023年以降、600人以上の情熱あるランナーたちとその友人、ご家族、ご同僚…たくさんの方々が、世界中の50,000人以上の子どもたちへ教育を届けました。
2027年の東京を共に走り抜けませんか?


【申込期間】
2026年6月24日~7月9日
※チャリティランナーの選定方法は先着順ではございません。

【申込方法】
東京マラソン2027チャリティ特設ページ から、ルーム・トゥ・リード・ジャパンをお選びください。

募集人数】
100名

【寄付金額】
16万円以上
※ご寄付は税制控除の対象となります。
※寄付金のほかに、別途大会参加費等がかかります。

✅ 日本円、米ドルをはじめ6通貨でご寄付いただけます。
✅ 企業マッチングで教育支援のインパクトを2倍に。
✅ ルーム・トゥ・リードのクラウドファンディングの機能をご利用いただけます。

詳しくはキャンペーンページをご覧ください。

東京マラソン2027チャリティの参加ステップはこちらをご覧ください。


📤東京マラソンチャリティに関するお問い合わせ
認定NPO法人ルーム・トゥ・リード・ジャパン
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ライフスキル教育と人生の変化:センホンと121人の少女たち(カンボジア 女子教育プログラム)


カンボジアの小さな村、竹の床が敷かれた質素な木造の家に産まれたヴェット・センホン(Vet Senghong)という名の少女は、苦難に満ちた世界で育ちました。

4人の子どもを育て上げた、強く献身的なシングルマザーである彼女の母親は、家族を養うためにトウモロコシを売っていました。その貧しさゆえに、周囲からは陰口や批判、同情の声が寄せられました。多くの人々は、彼らの運命は決まっており、この家族が苦境から抜け出すことは決してないだろうと考えていました。

しかし、センホンは子供の頃から、自分の運命を変えようという決意を静かに抱き続けていました。

彼女がルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムに参加した日から、すべてが変わり始めました。自分を信じてくれるメンターたちに囲まれ、彼女はこれまで想像することさえできなかった未来を、はっきりと見据えるようになりました。励ましやライフスキル教育、そして心のケアを通じて、彼女は自信、困難から立ち直る力、そしてこれまで経験したことのない希望を育むことができました。そしてこの数年の間に、彼女は自分でも気づかなかった才能〜人々の心を動かす物語を書く能力〜を見出していったのです。

在学中に彼女は初の著書を出版し、それは新たな夢と、若手作家としての新たなアイデンティティの始まりとなりました。

彼女の教育への情熱は高校卒業後も続きました。現在、センホンはクメール文学を専攻する大学4年生です。彼女の家族にとって、この成果は並外れたものです。センホンにとって、これは献身と機会があれば、かつては不可能だと思われていた扉さえも開くことができるという証です。教育は彼女自身の自己認識を一変させ、より明るい未来を追い求めるための自制心、ビジョン、そして勇気を彼女に与えてくれました。

センホンさんが、新型コロナウイルスのパンデミック下での学びについて体験を語ります(英語)

この変化をきっかけに、彼女は再びルーム・トゥ・リードに戻りました。今回は生徒としてではなく、メンター(ソーシャル・モビライザー)として。かつて自分を導いてくれたのと同じ役割を担い、彼女は現在、ルーム・トゥ・リードのライフスキル教育の教材とカリキュラムを活用し、3つのクラスに所属する121人の少女たちを指導、支援しています。彼女は、かつて誰かが自分にしてくれたように、彼女らの話に耳を傾け、励まし、困難な時には寄り添います。かつては導きを必要としていた少女が、今では他の人々にとっての支えとなり、地域社会から信頼され、尊敬される若きリーダーとなっています。

この1年は、彼女の歩みの中で最も注目すべき年の一つとなりました。センホンは2冊目の著書を出版し、新進作家としての存在感をさらに強めました。また、全国規模の「サムデック・フン・セン短編小説コンクール」で3位に入賞し、その才能、創造性、そして不屈の努力が高く評価されました。

今、村の人々はセンホンとその家族を以前とは違った目で見ています。彼女は、教育が自分の人生を「180度」変えたと誇らしげに語り、今では兄弟姉妹も、自分たちにも可能性があると知ることで、以前より一生懸命勉強しています。かつて批判されていた少女は、今や地域全体から称賛される存在となりました。彼女は自分自身のためだけでなく、家族や、自分が指導する多くの少女たちのためにも、未来を変えてきたのです。

かつて自分と同じような困難に直面している少女たちに語りかける時、彼女のメッセージはシンプルでありながら力強いです。

「教育は、より明るい未来への道です。自分を諦めないでください。どんな問題にも解決策はあります。」

これは、恐怖や病気、貧困、そして迷いという困難と戦いながらも、夢を見続けることを決して諦めなかった人の、実体験に基づく真実です。

センホンは、いつか自分の出版社を立ち上げ、そこで若い作家たちを育てながら、これからも自分の声を通じて人々に希望を与え続けたいと願っています。彼女の人生は、少女に学ぶ機会が与えられたとき、何が実現し得るかを如実に物語っています。

彼女は立ち上がる
彼女は先頭に立つ
彼女は他の人々も共に立ち上がれるよう手助けする

そして彼女は、自分の村をはるかに超えて広がる、力強い変革の連鎖の一員となります。

「サムデック・フン・セン短編小説コンクール」で3位に入賞したセンホン


ダニー・ソー著
ルーム・トゥ・リード・カンボジア
広報担当

 

 


原文URL:
https://www.roomtoread.org/the-latest/life-skills-education/

翻訳:竹内 裕人


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物語の中に「私」が見える、 「あなた」が見える:すべての子どもに多様な児童書が必要な理由

子どもたちが読んだ物語の中に自分自身を見いだせない場合、何がおこるでしょうか? あるいは、背景人物としてしか登場しない場合や、もっと悪いことに、敵対者、被害者、有害なステレオタイプとして登場する場合はどうでしょう?

さて、その逆を想像してみてください。子どもが自分自身を主人公、ヒーローやその経験が実証され、語る価値のある人物として見出せる場合はどうでしょうか?

本は単なる楽しい娯楽ではありません。子どもたちにとって、本は識字能力とアイデンティティを構築し、語彙と共感を発達させ、周囲の世界と彼らが生きている経験を理解するための道具です。

子どもたちはスポンジのようなものです。本を手にしているとき、彼らは誰が属しているのか、誰が勝つのか、誰が苦労しているのか、そして多くの場合、誰が全く現れないのかを積極的に学んでいます。

白人が主人公の児童書が市場の大半を占めていることはよく知られた事実です。このことは、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のサラ・ダーレン准教授とイラストレーターのデビッド・ハイク氏が発表した下記のインフォグラフィックにはっきりと示されています。ウィスコンシン大学マディソン校のコーポラティブ・チルドレン・ブックセンター(CCBC)がまとめた統計によると、2018年に出版された児童書のうち、非白人を主人公にしたものはわずか23%でした。

インフォグラフィックの引用元:デビッド・ハイク、サラ・ダーレン(2019年6月の19回)。子供の本における多様性2018年。サラ・ダーレンのブログより。エディス・キャンベル、モリー・ベス・グリフィン、K.T.ホーニング、デビー・レッセ、エボニー・トーマス、メデライン・タイナーと協議して作成されたもので、ウィスコンシン大学マディソン校教育学部CCBCがまとめた統計を使用している。

このインフォグラフィックは、以前の研究からこれらのコミュニティでの表現の改善を示してはいますが、著者とイラストレーターは、「児童文学は少数派コミュニティを誤って表現し続けています。我々はこのインフォグラフィックに、既存の文学の量が少ないだけでなく、それらの本の不正確で均等でない質をも示したかった」と注記しています。これは、有色人種の子供たちが持っているそれぞれの鏡の、目に見える亀裂に関連している。

2018年以降、コーポラティブ・チルドレン・ブックセンターでは、白人以外を主人公とした本が増加していると報告しています。しかし、白人を主人公とした物語がやや減少する一方で、動物や物を中心とした本が顕著に増加しており、児童文学における表現の不均衡が続いていることが示されています。

私たちの社会情勢がますます分断されるにつれて、私たちはお互いを学び、理解しようとし続けなければなりません。そのため、多様な児童書のコレクションを構築することが、今まで以上に重要になっています。

しかし、多様な児童書とは実際にはどのようなものなのでしょう?

多様性について考えるとき、それは単に異なる文化的背景を強調することではありません。真に包括的な図書館には、さまざまな社会経済的経験、性自認、障害などを反映した物語も含まれています。

ルーム・トゥ・リードのビデオ「私たちの世界で多様性が意味すること」では、キャロル・ブレル、マハシ・パティラスナ、アルフレッド・サントスが登場し、リテラシー・プログラムの出版専門家であるアリソン・ジキが、南アジア、東南アジア、アフリカの児童書における包括性について議論しています。彼らは、多様な物語が多文化コミュニティにおける尊敬と理解の構築にどのように役立つかを強調しています。

ルーム・トゥ・リードは、29か国の5200万人の子供たちに基礎的な学習スキルを提供してきました。私たちは、5,000冊以上のオリジナルおよび翻案された多様な児童書を出版し、これらの本の4450万部を世界中に配布しました。

非営利の書籍出版社としての独自の役割を通じて、私たちは児童書のためのより包括的で多様な世界市場の構築を支援しています。すべての子どもたちが自分の経験を反映した物語にアクセスし、生涯にわたる読書と学習への愛を育むことを保証しています。

このミッションの一環として、私たちは完全に無料の仮想図書館を作り、質の高い児童書のコレクションを増やしています。

出版社であるブラック・ベア アンド ブルーベリー社とのパートナーシップで出版されたオリジナルの先住民関連書籍の開発中に、ニューメキシコ州サンタフェで開催されたルーム・トゥ・リードのイラストレーターワークショップ。

リテラシー・クラウド(ルーム・トゥ・リードの児童書関連サイト:https://literacycloud.org/)は、世界中の地元のストーリーテラーによって作成された本やビデオを特集しています。私たちのコレクションには、41の言語で書かれた3,000以上の専門的に制作された児童書と、700以上の読み上げビデオ、図書館管理ツール、その他の有用なリソースが含まれています。

初期の読者向けのデコード可能な本(「フォニックス(綴りと音の規則)」に基づいて作られた本)から、より上級の学習者向けのチャプターブックまで、すべてのタイトルはルーム・トゥ・リードのリテラシープログラムを通じて開発されています。

このサイトは、子どもたちの読み書き能力と読書好きをサポートする大人のために、さまざまな使いやすい機能を提供しています。読者は、興味や読書レベルに基づいてパーソナライズされた本のリストを作成することができ、多くのタイトルがオフラインでアクセスできます(いつでもどこでも簡単に読むことができます)。スマート検索ツールは、ユーザーが言語、カテゴリ、またはスキルレベルで本を見つけるのにも役立ちます。

リテラシー・クラウドには、多様な児童文学に加えて、養育者、教育者、出版社、ブッククリエイターのための、児童の識字能力の発達と読書文化を支援する方法に関するリソースも含まれています。そしておそらく最も便利なのは、このサイトが24の異なるユーザーインターフェース言語でアクセスできることで、主要言語に関係なく世界中の読者を歓迎していることです。

詳細について、また126,000人以上のユーザーからなるコミュニティに参加するには、ここ(https://literacycloud.org/)をクリックしてください!

ルーム・トゥ・リードでは、子どもたちがこれまで聞いたことも想像したこともないような、さまざまな経験、場所、人間関係の中で自分自身を見ることができるような、多様な児童書を作成しています。本は、家族全員が異なる現実を探求し、困難な感情を処理し、新しい可能性を夢見、人生の選択をナビゲートするための貴重な資源です。

すべての子どもは物語の中に自分自身を見出す権利があります。すべての子どもは、本を通じて自分とは違う人に会う機会にも値します。私たちが多様な児童書の包括的なコレクションを構築するとき、私たちは単に棚を埋めるだけではありません。私たちは心を形成し、感情的知性を育て、より共感的な未来を育んでいます。

 

ジャネット・パグリウカ 著
アソシエイト・マネージャー


原文URL:
https://www.roomtoread.org/the-latest/diverse-childrens-books/

翻訳:kochi


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子どもたちの読書意欲を高める方法


読書は、子どもが発達させることができる最も強力な技能の1つです。それは想像力、批判的思考、識字能力、生涯学習への扉を開きます。しかし、スクリーンとインスタントエンターテイメントに支配された世界では、子どもたちを読書に熱狂させることは困難な戦いのように感じられます。もしあなたが子どもたちに読書の動機を与える方法を知りたいのであれば、以下の記事には、消極的な読者を強力な識字能力を持つ生涯の本愛好家に変えるための実践的な戦略が詰まっています。

読書がこれまで以上に重要である訳

読書意欲を高める具体法に進む前に、なぜ読書がそれほど重要なのかを理解することが重要です。関連研究は一貫して、定期的に本を読む子どもたちは、より強い基本的な識字能力を発達させることを示しています。強い読書習慣を持つ子どもたちは学業成績が良く、より強い言語能力を発達させ、より高いレベルの共感を示します。

このような研究結果は別にしても、読書は子どもたちに、他の方法では決して遭遇しないかもしれない新しいアイデア、文化、視点を紹介します。そして、子どもたちの経験、文化、アイデンティティを反映した物語は、慰めを提供し、困難な感情を克服し理解するための空間を提供します。

だから、もしあなたが子どもたちに読書の動機を与える方法という課題に直面しているなら、あなたの努力はそれだけの価値があることを知っておいてください。学校での成功のためだけでなく、人生のためにも。

子どもの読書意欲を高める7つの戦略

1. 子どもに選ばせる
読書を奨励する最も効果的な方法の1つは、子どもたちが何を読むかをコントロールできるようにすることです。物語の本、グラフィックノベル、新聞、さらにはレシピ本であっても、子どもたちが読んでいるのであれば、子どもたちは学んでいます。棚やデジタル図書館を見て、本当に興味のあるものを選ばせましょう。

2. 模範を示す
子どもたちは、見たものを真似します。あなたが楽しく本を読んでいるのを見たら、彼らはそれを単なる学校の課題などではなく、楽しいものだと思う可能性が高くなります。読書を日常生活の一部にして、好きな本について話しましょう。

3. 読書しやすい環境を作る
家の中に魅力的な図書館や居心地の良い読書室を作りましょう。そこに本や枕、快適なラグで満たしましょう。十分な照明も必要です。子どもたちが本の表紙を容易に見ることができ、最も興味のあるものを引き出せるように、表紙を見ることができる本棚を試してみましょう。

4. 社交的にする
子どもと友だちのための小さな読書クラブを始めましょう。あるいは、彼らを図書館のイベントや作家の朗読会に連れて行きましょう。読書は他の人と共有されると、より刺激的になります。

5. 声に出して読む
子どもたちに声に出して本を読むことは、本のページに込められた喜びと魔法を取り出すのに役立ちます。それはまた、彼らがそうでなければ楽しんでいたことを知らなかったかもしれない多様な読み物に子どもたちを触れさせます。本やその他の読み物に対するあなたの熱意は伝染することを忘れないでください! 子どもたちは、声に出して読むのを聞いて楽しんだ内容を読む意欲が高まる可能性が高くなります。

6. 読書を子どもの興味と結びつける
あなたの周りの子どもたちが恐竜に夢中になっているなら、恐竜に関する本を見つけてください。彼らがスポーツ好きなら、選手の経歴や競技の歴史を探してください。ノンフィクションの本を見逃さないでください!主題や筋書きが彼らの情熱と一致すると、読書は彼らの好奇心の自然な延長になります。

7. 読書そのものを報酬と捉える
子どもたちが一定数の章を読んだり、本を読み終えたりした時に、褒めたり報酬を与えたりするのではなく、子どもや生徒が読書の真の喜びを発見できるように手助けしましょう。読書と学習はそれ自体が報酬なのです!

強制ではなく、楽しく

子どもに読書への意欲を持たせる方法を探る上で最も重要なのは、読書を宿題のように感じさせず、冒険のように感じさせることです。忍耐強く接しましょう。興味はゆっくりと育つかもしれませんが、継続的な励ましは、生涯続く強い読書習慣という形で報われるでしょう。

子どもたちが物語の喜び、事実のスリル、本の最後のページをめくる満足感を発見できるように手助けしましょう。やがて、読書は彼らがしなければならないことではなく、彼らがしたいことになるでしょう。

最後に
子どもたちの読書の意欲を高める方法は、画一的な解決策ではありません。大切なのは、子ども一人ひとりを理解し、その子の現状に寄り添うことです。小さなことから始めて、前向きな姿勢を保ち、進歩のたびに祝福しましょう。そうすれば、やがて、あなたは生涯の読書家を育て上げられるでしょう。


原文URL:
https://www.roomtoread.org/the-latest/how-to-motivate-kids-to-read/

翻訳:kochi

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本のページに漂う、茶葉の香り〜ベトナムの少年キエン


キエン君の家は、タイグエン省の曲がりくねった茶畑の丘の合間にひっそりと佇んでいます。茶摘みをするお母さんや親戚たちの丸まった背中や菅笠(ノンラー)が並ぶ中、ひときわ背の高い少年が、手際よく茶摘みを手伝っています。彼はその後、勉強や地元の子どもたちとのコミュニティ活動に忙しく立ち回ります。

キエン君は、ホアンノン小学校時代からルーム・トゥ・リードの識字教育プログラムに参加していた元生徒です。現在、高校3年生になった彼は、国語が得意で、コミュニケーション能力が高く、活動的で、先生や近所の人々からも非常に愛される青年に成長しました。
そんなキエン君に、これまでの歩みについて少し話を聞いてみましょう。

🌼 キエン君、こんにちは。Room to Readの図書室に関わってから7年経ちますが、今でも印象に残っていることはありますか?

▷ 小学生の頃の図書室の印象は、色が鮮やかで、たくさんの種類の本がある場所というものでした。暇さえあれば図書室へ行き、本を読んだり、年下の子たちの読書をサポートしたりしていました(キエン君は当時「図書室運営委員会」のメンバーでした)。今でも読書は大好きで、特に紙の本が好きです。最近は同年代の友人の多くが電子書籍を利用しているので、私も紙の本と電子書籍を併せて読んでいます。

🌼 小学4年生の時に、年間100冊の本を読んで「読書スター賞」を受賞したそうですね。当時読んだ本の中で、今でも覚えているものはありますか?

▷ 『ベトナム民話100選』という本が大好きでした。その中でも特に「タムとカム(ベトナム版シンデレラ)」が好きです。当時はただの単純な昔話だと思っていましたが、大人になるにつれ、とても深い物語だと感じるようになりました。封建時代の女性の境遇や運命が凝縮されているからです。才能も美貌も兼ね備えているのに、生活は苦しく波乱万丈です。男子である自分がこうした物語を読むことで、女性の身の上や、家庭・社会の中で彼女たちが耐えなければならなかった目に見えない縛りについて、より深く理解することができました。

🌼 今、学校で一番好きな科目を教えてください。

▷ 文学(国語)が一番好きで、成績も一番良いです。一番の理由は、小さい頃から本をたくさん読んできたので、言葉選びに苦労しないことだと思います。また、先生方が文章の書き方や、より完成度の高い表現方法などを熱心に指導してくださったおかげでもあります。 それから、学校では行事の司会(MC)もよく担当しています。先生方に選んでいただけるのはとても光栄で幸せなことです。読書のおかげで、より美しく、感動を呼び、言葉が重複しない言い回しを学べました。また、文字を追うスピードが速くなったので、本番前の練習もそれほど時間がかかりません。

🌼 将来の夢は何ですか?

▷ 中学生の頃は、地元に本屋さんを開くのが夢でした。今は少し成長して、教師という職業が自分に向いていると思っています。以前、ある動画を見たんです。都会から山岳地帯へ文字を教えに行った女性教師の動画でした。普通、先生は子どもに教えるものですが、その先生は中年や高齢の方々に教えることを選んだのです。先生が黒板に文字を書くと、生徒である大人たちは熱心に耳を傾け、多くの人が仕事を置いてまで、子どもの頃に触れることができなかった文字や数字を学びにきていました。その光景に大きな感銘を受け、私の学習の糧になりました。今は教育大学への入学を目指して頑張っています。自分が学んだ文字や知識を、すべての人に伝えられるようになりたいです。

キエン君との対話は、それほど長くはありませんでした。というのも、彼が家にいられる時間は限られているからです。平日は街の寮に滞在して勉強し、週末だけ家に戻って、お母さんの家事や茶摘みを助けています。かつては、人里離れた小さな家でお母さんと二人きりで過ごしていた、小さくて内気な男の子でした。今や彼は、お母さんへの優しい愛情をそのままに、週末の帰省のたびにリュックにたくさんの本を詰め込んで帰ってくる、背の高い立派な青年になりました。

私たちプログラム運営者にとって、かつての子どもたちに再会し、本への愛や読書の習慣が途切れることなく、より深く、より広く、彼らの学びや日常生活の中に息づいているのを目にすることほど幸せなことはありません。

📚 Room to Read Vietnamの歩み(2025年末時点)
• 設置された図書室: 4,480校(小学校)
• 出版された絵本: 261タイトル
• 配布された児童書: 4,972,676冊
• 平均読書数: プロジェクト対象校の児童1人あたり年間14.6冊(2024年データ)


原文:
Room to Read VietnamのFacebook記事(ベトナム語)
2026/1/20
本のページに漂う、茶葉の香り THƠM NGÁT HƯƠNG CHÈ BÊN TRANG SÁCH MỞ

(Geminiで翻訳後、修正)