米チャリティ・ナビゲーターから17回目の最高評価を獲得!


2024年2月1日(木)、米最大の慈善団体評価機関である「チャリティ・ナビゲーター」が、ルーム・トゥ・リードを100%のスコア評価にて、最高ランクの「4つ星」と認定しました。
この評価は、健全な財務管理、アカウンタビリティ(結果における説明責任)に対する取組み、運営の透明性等が業界基準を超えた非常に効果的な組織であることを示し、寄付者が自信を持って寄付できることを示唆しています。ルーム・トゥ・リードは2005年以来、4つ星評価を17回受けています。

チャリティ・ナビゲーターが評価するNPO団体のうち、このような評価を毎年受ける団体はわずか1%。140万のNPO団体が活動するアメリカにおいて、極めて優れた運営をしていることを示しています。

ルーム・トゥ・リードのパフォーマンス指標の概要は、チャリティ・ナビゲーターの評価ページでご覧いただけます。

ルーム・トゥ・リードではお預かりしたご寄付の86%を教育支援へ直接投資しています(2022年実績)。グローバルの活動実績や財務報告については、最新のアニュアルレポートをご覧ください。

一冊の絵本から、学びの場を作る


一冊の絵本から、学びの場を作る

ルーム・トゥ・リード・タンザニア
ムクランガ郡に新しい学級文庫を開設

タンザニアの識字率向上プログラム・チームは、ここ数カ月でムクランガ郡全域に35の教室に学級文庫を新設し、57,300冊以上の絵本を配布するとともに、300人以上の教師や政府職員に対し図書館の管理方法とプログラムの実施方法を教えました。

これらの学級文庫は、ルーム・トゥ・リードの図書館モデルを応用し、個々の教室内に収まるように設計されました。73,900人以上の子どもたちが、質の高い、発達段階に応じた絵本、トレーニングを受けた教師、居心地の良い、子どもに優しい学習空間を利用できるようになりました。

左上の写真:ムクランガ地区事務局長の代理として、タンザニアのムクランガ地区にあるルーム・トゥ・リード識字プログラムの学校を訪れ、小学校の教師たちと新しい学級文庫の立ち上げをしている成人教育担当官のレジーナ・マショレ氏

右上の写真:ルーム・トゥ・リードの本のレベル分けシステム(文章の難易度に基づいて本を分類するガイド)を紹介し、読み書きのスキルをしっかり身につけることの重要性を、地元政府関係者に説明している小学校の教師

上の写真:ムクランガ地区で開催されたルーム・トゥ・リード・タンザニアの国際識字デーのセレモニーで、教室での図書ケアのガイドラインを自治体職員とルーム・トゥ・リード・スタッフに示しているズフラ・ムワンジャシ教諭

上の写真:タンザニアのルーム・トゥ・リードの学級文庫で、先生と一緒に読み聞かせを楽しむ小学生達

上の写真:タンザニアのルーム・トゥ・リードの学級文庫で、自分で選んだ本で読書を楽しむ小学生達

原文URL:https://www.roomtoread.org/the-latest/making-room-for-learning-in-tanzania/

翻訳:竹内 裕人

もっと多くの子どもたちに、もっと多くの本を届けるために


もっと多くの子どもたちに、もっと多くの本を届けるために

ルーム・トゥ・リード・バングラデシュ
公立小学校に学級文庫を開設

ルーム・トゥ・リード・バングラデシュは、より多くの子どもたちに多くの本を届けるための継続的な活動の一環として、ルーム・トゥ・リードの図書館モデルを拡大し、初等教育総局と提携し、ダッカとランプールにある10の公立小学校に59の学級文庫を開設しました。

これらの学級文庫には、ルーム・トゥ・リードの図書館モデルの基本的な要素がすべて組み込まれています。つまり、現地の言語で書かれた多様で質の高い本で満たされた子どもに優しい空間、読み聞かせ、ペア・リーディング、自主的な読書といった学級文庫での読書活動の実施、継続的な教師研修などです。

試験的プログラムであるこれらの学級文庫は、バングラデシュのルーム・トゥ・リードの政府パートナーが、ルーム・トゥ・リードの教室ベースの図書館モデルの実現可能性をテストする助けになります。やがて、この試験的プログラムを通じて、バングラデシュ政府は全国の教室に学級文庫を開設する方法を知ることになるでしょう。

以下は、ダッカにあるいくつかの小学校の学級文庫の開館式の写真です。

左: ランプールで行われた小学校の学級文庫の開館式でスピーチを行った、バングラデシュ初等教育局長のシャー・レズワン氏。ルーム・トゥ・リード・バングラデシュ代表のラキー・サルカル氏(左から3人目)、バングラデシュ初等教育局副局長のファルハドゥル・アラム氏(右端)、地元の初等教育関係者が同席しています。

右: ダッカで新しい小学校の学級文庫のお披露目をするシャー・レズワン氏とラキー・サルカール氏

上:バングラデシュのクルナで行われた新しい小学校の学級文庫の開館式でスピーチするルーム・トゥ・リード・バングラデシュのプログラム運営ディレクターのバドルザマン・カーン氏。バドルザマン・カーン氏は、ルーム・トゥ・リード・バングラデシュのカントリー・ディレクター、ラキー・サルカール氏(左から3人目)、バングラデシュ初等教育局長のディリップ・クマール・バニク氏、その他地方自治体の代表者数名とともに壇上にいます。

左: 開館式で新しい学級文庫から生徒に本を貸し出す、バングラデシュの初等教育局長のシャー・レズワン氏

右: ダッカでの開館式で、生徒と一緒に絵本を探すシャー・レズワン氏。

原文URL:https://www.roomtoread.org/the-latest/making-room-to-bring-more-books-to-more-children-in-bangladesh/

翻訳:竹内 裕人

システムレベルの変革の余地を作る


ルーム・トゥ・リード・インディア
政策当局、教師が教育サミットに参加

常に進化し、創造的な解決策で生徒のニーズに応える教師の能力に触発され、ルーム・トゥ・リード・インディアは、毎年恒例の読書キャンペーン「#IndiaGetsReading」を実施し、子どもの人生における教師の力を称賛しました。

このキャンペーンのクライマックスは、9月に開催された全国教育サミット “変革者としての教師“でした。ルーム・トゥ・リードのパートナーであるUSAIDと共同で開催されたこのサミットでは、インド全土の国や州の政策立案者と、ルーム・トゥ・リード識字率向上プログラム実施校の教師が一堂に会し、教育政策の目標、低学年の学習者と教師の教室での現実、この国で最も差し迫った教育課題に対する解決策の提案などについて、重要な対話を行いました。

Left: Anil Swarup, Former Secretary, Department of School Education and Literacy, Government of India;
Right: Patricia A. Lacina, U.S. Deputy Chief of Mission for USAID in India

このような協業を通じて、ルーム・トゥ・リードはインドにおけるシステムレベルの変革を支援しています。

原文URL:https://www.roomtoread.org/the-latest/making-room-for-system-level-change-in-india/
翻訳:竹内 裕人