マンスリーサポーター募集中!10月末までの新規登録で、寄付の効果が2倍に


9月8日の国際識字デーを記念し、9月~10月のマンスリーサポーター新規登録で寄付の効果が2倍になります!いっしょに、世界中の本棚を絵本でいっぱいにしませんか?


低・中所得国の10歳児の約7割が、簡単な物語を読めません(ユニセフ報告)。この現状を変えるため、ルーム・トゥ・リードは50以上の言語で4,700タイトル以上の絵本を出版し、19,200地域で活動を展開しています。
月1,500円のご寄付を6か月つづけると、低所得コミュニティに住む子ども1人が1年間、読み書きを学べます。
毎月のご寄付を通じて、未来の読書家を育てませんか?


✅マンスリーサポーターになると寄付の効果が2倍に!
2024年9月~10月末にマンスリーサポーターにご登録いただくと1年間、同額がルーム・トゥ・リードのグローバル・ボードメンバーから寄付されます!
例えば、今月10,000円のマンスリーサポーターになると、2025年8月までの12か月間、毎月同額がマッチングされ、寄付の効果が2倍になります。

▼マンスリーサポーターのお申込みは、こちらの寄付ページからお願いします!

▼銀行振込でのご登録はこちら
銀行名:三菱UFJ銀行
支店名 :虎ノ門支店
口座番号:普通 0425102
口座名:トクヒ)ルーム トウ リード ジヤパン
※お振込み者を特定するため、ご支援の際にはフォームでご連絡ください

ルーム・トゥ・リード・ジャパンへのご寄付は確定申告をすることにより寄付金控除の対象となります。詳しくはこちらをご覧ください。


マンスリーサポーターになって、世界中の子ども達へ読書の秋を届けましょう!
今、サポーターになると…

✓寄付の効果が2倍に

ルーム・トゥ・リードのグローバル・ボードメンバーが最初の12か月間、寄付額をマッチングし、持続的な支援によって、子ども達に届くインパクトを最大化します。

✓情熱的で情報に精通したコミュニティに参加
ニュースレターやアップデートを通して、世界中の子ども達の成長を実感できます。(メール配信はご希望のみ対象)

✓日々、誇りをもって過ごせます
全ての子どもが、高品質な本と教育にアクセスできるべきだという信念に基づいて行動し、その結果、子どもたちの未来を変える力を持っていることを実感できます。

※ご支援金額の変更やキャンセルをご希望の場合は、ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局が迅速にお手続きいたします。

ぜひ、マンスリーサポーターとして活動にご参加ください!
こちらからご登録ください

本キャンペーンに関するお問合せ:
japan@roomtoread.org

カンボジアでルーム・トゥ・リードが設立した図書室で列に並んで本の貸し出しを待つ子供達

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3ヶ月で84冊:カンボジアの少年、リオが読書好きになるまで

休憩時間に外で本を読むリオ

10歳のリオが5年生に進級した年、ルーム・トゥ・リードは、プノンペンから約300キロ北西に位置するカンボジア、バタンバン州にある彼の小学校と提携しました。ルーム・トゥ・リードの現地チームは、初等教育の教師たちに効果的な識字教育の訓練を行い、新しい学校図書室を設立しました。この図書室は温かくカラフルで居心地がよく、年齢に適した子ども向けの本が揃っています。リオの担任のコン・ソペアビー先生は、図書室がリオに与えた変化の速さに驚いたと語っています。

「リオは以前ととても違います」とコン・ソペアビー先生は話しました。「以前は授業に集中せず、遊ぶことが好きでしたが、今では本を読むことに熱心で、優秀な生徒になりました。」

以前は読書にあまり興味を示していなかったリオが、わずか3ヶ月で図書室から84冊の本を借りたとコン・ソペアビー先生は語りました。リオは、母親と一緒に本を読んだと先生に報告し、やがて弟や妹にも本を読み聞かせるようになりました。

コン・ソペアビー先生は、図書室へのたった一度の訪問がリオの関心を引きつけるのに十分だったと述べました。彼はすぐに貸出システムに興味を持ち、本を借りて家に持ってかえることが楽しみとなりました。本を借りるプロセスは、リオが明らかに楽しみにしている幸せな日課となりました。毎晩家で読書の練習ができるようになり、リオの読解力と自信が育まれました。彼は新しい本を探すために何度も図書室を訪れました。時には家に帰るのを待ちきれず、遊び時間にも教室で本を読むこともありました。

「図書室が開くと、リオはいつもすぐに本を借りに来ます。彼は読書レベルに応じて本を整理するのも手伝ってくれます」とコン・ソペアビー先生は語りました。

カンボジアでルーム・トゥ・リードが設立した図書室で列に並んで本の貸し出しを待つ子供達

リオは今、読書は楽しいものだということを理解しています。「本を読むと幸せな気持ちになります。」と彼は大きな笑顔で言いました。「それぞれの物語に登場するさまざまなキャラクターが大好きです。特に民話が好きです。読書は勉強にも役立っています。」

「息子の態度がポジティブに変わりました!」とリオの母親は喜びの声で言いました。「以前は携帯電話で遊んでばかりで、家事を手伝うことはめったにありませんでした。今では本を読むことの方が好きで、私が料理や掃除で忙しいときには、家事を手伝ったり弟妹の世話をしてくれたりします。」

リオは本を手にして言いました。「図書室は学校だけでなく、村や家庭にもあって、みんなが読書の習慣をつけられるようにすべきです。」

その通りですね、リオ!

学校の図書室から借りた本を持って自慢そうに立つリオ

ルーム・トゥ・リードは、学習をサポートする図書室を設立するために学校と提携し、すべての子ども達が発達に適した多様で魅力的な本が揃っている子ども中心の図書室にアクセスできるよう、政府と協力しています。私たちの図書室評価システムは、優先項目リストの15の指標を追跡し、年に2回の評価を通じて図書室の機能性と持続可能性を確保しています。このシステムは、追加の支援が必要な学校を特定し、優先順位を付けるのに役立ちます。

ご支援をお待ちしております。

原文URL:
https://www.roomtoread.org/the-latest/eighty-four-books-in-three-months-how-a-room-to-read-library-helped-lio-in-cambodia-fall-in-love-with-reading/

翻訳:
Tomoko Sasaki

《読書の価値を認識していなかった村が変わった!》 〜スリランカのとある村が、ルーム・トゥ・リードと共に読書を愛するようになるまで

スリランカハティガムワに小さな小学校があります。ルーム・トゥ・リードが8年前に学校と提携する前は、36人の子どもしか在籍していませんでした。その後、わずかですが、子どもの数は増えていきました。そして今では、村の163人の子ども達が毎朝、ココナッツの木々に覆われた長く静かな道を通り、鮮やかな青色に塗られた校門を抜けて教室に向かいます。

小さな学校であっても、村の親たちは子ども達に最も競争力のある教育を受けさせたいといつも願ってきました。スリランカの教育システムは試験を重視しており、ハティガムワの親たちは特に子ども達が試験で良い成績を収めることを望んでいます。スリランカの5年生全国奨学金試験で高得点を取ることは、より大規模でリソースが豊富な学力の高い州立学校に入学できる可能性が高まるということを意味しています。

ハティガムワの小学校校長は、長年にわたり教育者と協力して、生徒に強い読書習慣を植え付ける努力をしてきました。校長は長い間、教師たちが活気のある読書文化を作り出すのに役立つ学校図書室を持つことを夢見てきました。しかし、その夢は、『子ども達の親たち』と言うハティガムワのコミュニティの意外なセグメントによって何度も何度も延期されました。図書室が試験準備の妨げになることを心配したハティガムワの親たちは、専用の読書スペースの設立や学校の日課に「読書時間」を追加することに対して大部分が反対したのです。

「親たちは、本を読むことは他の教育のじゃまになるのではないかと心配している」と校長は説明しました。
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ニキーニの物語〜学校の歴史に刻む、ルーム・トゥ・リードの生徒ランナー


スリランカニキーニをご紹介します。彼女はルーム・トゥ・リードの生徒で、ランナーです。

18歳のニキーニは、スリランカで歴史的に所得の低い地区に住んでいます。彼女は大家族の出身で、母親、継父、3人の兄弟と妹と暮らしていました。彼女の家族は、近隣の多くの人々と同様、しばしば金銭的に苦労しています。継父は漁師で、母親は日雇い労働者ですが、家族を十分に養うことは容易ではありません。

2016年に中学校に入学したニキーニは、ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムに参加しました。彼女のソーシャル・モビライザーであるコシーラは、彼女が同じ学年の生徒の中で最も内気な生徒の一人で、生活スキルのセッションでも発言することはあまりなかったことを覚えています。コシーラは、ニキーニが何日も授業を休んでいることにもすぐに気づきました。コシーラがニキーニの母親に欠席について尋ねると、「先生、私も夫も家計のために毎日働かなければなりません。私たちが家に帰るまで、末っ子2人の面倒を見てくれる人がいません。学校に行く代わりに、ニキーニに子供たちの面倒を見てもらわなければならないのです」と母親は答えました。学校は自宅から500メートルしか離れていないのに、ニキーニは教育を受けることができない事態に直面してました。

ニキーニの家庭の状況を詳しく知ったコシーラは、ニキーニの家を定期的に訪れ、ニキーニの教育を受けさせることがいかに重要であるかを繰り返し伝えました。コシーラはニキーニの両親に、女子教育がいかに多くの機会の扉を開くか、たとえば定収入のある仕事に就く有望なチャンスを得ることができるかについて何時間もかけて話しました。

「私は、ニキーニが兄弟の面倒を見ながら、学校の勉強をする時間を確保できるように、家で時間割を作る手伝いをすることから始めました。学校からの宿題を持ち込んだのは、彼女が学校での時間を大切に感じ、友達に会いたいと願うと思ったからでした。」
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スポーツを愛しているから、私は全身全霊をこめて取り組むのです(ネパールの活動より

カバディの練習を終えた後、スロチャナ(右)と彼女のお母さんが家の前で。

ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムの参加者は生活スキルを身につけながら努力を積み上げます。(2024年7月29日)

ネパールの中学生でスポーツ愛好家、ルーム・トゥ・リード女子教育プログラム参加者のスロチャナを紹介します。スロチャナは、女子はスポーツをすることができないというジェンダー規範に挑戦し、コミュニティでカバディの選手として活躍し有名になりました。彼女自身による力強い言葉で彼女のストーリーをお読みください。

毎日学校に通う途中、子供達がクリケットやサッカーで遊んでいる公園があります。歓声と笑い声が聞こえる美しい光景ですが、少女達の姿はありません。
公園で遊んでいる女の子をみたことがありません。かわりに水を汲んだり、近くの畑で働いたり、台所にいたりするのです。

私は昔からスポーツが大好きでした。興奮と競争に引き込まれます。でも、私のコミュニティでは、スポーツは男の子だけのものと思われています。グラウンドでプレーすることは不可能な夢のように思えました。友人たちとグラウンドの近くを歩いていると、男の子たちはからかいのやじを浴びせました。私たちは歓迎されていないと感じていました。

友人たちとスポーツグループを作りたかったのですが、日々の暮らしに追われていました。家事や農作業の手伝いなど、家での仕事が多すぎてスポーツをする時間などありませんでした。

絶望的な気分になっていたとき、ルーム・トゥ・リードのソーシャル・モビライザーが私たちの村にやって来ました。彼女は私がスポーツ好きなのを見て、カバディのトレーニングを紹介してくれました。伝統的な役割を担うという周囲の期待はありましたが、自分の夢を追うチャンスでした。家事や学業をこなしながら、毎日夜明け前からトレーニングに励みました。カバディが上達するにつれて、私はもっと力が湧いてくるのを感じました。スポーツは私のためのものでもあるのだと実感しました!

ルーム・トゥ・リードのソーシャル・モビライザーと一緒にカバディ・チームの応援をうけて。

スロチャナ(右から3人目)とクラスメートたち。

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