《 Beers for Books 忘年会♪ 》

Room to Read Beers for Books
[English]

《 Beers for Books 忘年会♪ 》
毎年恒例、Beers for Books 忘年会のお知らせです。一年の終わりを祝し、来たる年がまた素晴らしい一年になるよう、楽しいひとときをご一緒しませんか?

今回は夜7時から11時まで、最近オープンした西麻布のB612で行ないます。ニューヨークスタイルの美味しいピザのスライスとクラフトビールを頂けるお店です。まだ行ったことのない方はぜひ一度行って頂きたいオススメのお店です。

【日時】: 12月22日(金) 19:00〜23:00
上記時間内の御都合の良い時にお越しください。
【場所】: B612 西麻布
港区西麻布1丁目4番10号
https://www.facebook.com/b612nishiazabu/

Beers for Booksのイベントの仕組みは至ってシンプルです。
皆様が注文される飲み物一杯につき、100円(=本一冊分)がお店からルーム・トゥ・リードへ寄付されます。寄付はルーム・トゥ・リードによって、発展途上国の子どもたちへ贈る本の制作あるいは購入に当てられます。

当日は、お店からのドリンク代の寄付に加えて、楽しい賞品が当たる抽選券も販売します。この抽選券の売り上げも、子ども達が素晴らしい教育を受ける機会のために寄付されます。 子ども達への寄付のために、お腹ペコペコ、喉カラカラの状態でいらしてください。

ぜひ、興味を持って頂けそうなお友達とお誘い合わせの上ご参加ください。皆様にお会いできることを楽しみにしています!

▼予約は必要ありませんが、準備するにあたり、こちらのイベントページで”参加する” をクリックして頂けると助かります。
https://www.facebook.com/events/575030416176163/

※このイベントは、ルーム・トゥ・リードのサポーター(ボランティア)による自主企画です。

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《 Beers for Books Bonenkai♪ 》
Come celebrate the end of another year and get ready for a big year ahead with our annual B4B Bonenkai Blowout!

This year we’ll start the festivities at 7PM and go until 11PM at the recently opened B612 in Nishi Azabu which serves delicious NY style pizza by the slice and tasty craft beer. If you haven’t been there yet, I highly recommend it.

For those of you new to Beers for Books, the concept is simple: For every drink you have 100 yen will be donated to Room to Read and that buys a treasured book for children via Room to Read.

In addition to the donation from the venue for the drinks, we’ll be selling raffle tickets for a chance to win some fun prizes and to help kids get a great education. Please come hungry and thirsty and in the mood for giving.

RSVP’s are not required but helpful for planning, you can send a mail to gary(at)leaderslabo.com or just mark “Going” on this Facebook event page.
https://www.facebook.com/events/575030416176163/

Please feel free to share this with friends you think might enjoy it. Hope to see you there!

プロフェッショナルコーチ松本秀幸「学びと成長の循環をめざして」(Action for Education – 世界を変えるアクションを起こす Vol.4)

ルーム・トゥ・リード・ジャパンでは、小学校3校の子どもたちがより良い教育が受けられるよう寄付キャンペーン「Action for Education(アクション フォーエデュケーション)」を展開中です!

「Action for Education」には、より多くの方に、何か自分ができる行動を起こしてもらい、日本から教育を届ける参加型ムーブメントをつくりたいという思いを込めています。実際に行動を起こしてくださっている方々にインタビューをさせていただき、シリーズでご紹介させていただきます。

第4回目は、長年ルーム・トゥ・リードを支援してくださっていて、「Action for Education」でも大活躍中の松本秀幸さんからお話を伺いました。
(聞き手:ルーム・トゥ・リード・ジャパン 事務局長 松丸佳穂、文:遠藤みどり、取材協力:村橋美香)

Room to Read Action for Education
松本秀幸さん(左)とルーム・トゥ・リード創設者ジョン・ウッド

■プロフィール
松本秀幸さん

広島県呉市出身。日本航空(JAL)に整備員として入社後、22年間航空機の自動操縦装置の整備、航空機部品の補給計画、ITシステムの仕事に従事する。20代の2年間に会社を休職し青年海外協力隊員としてモロッコ王国で活動し「貧困のサイクル」という大きな課題に出会う。2010年JAL在職中に『iPhone英語勉強法」シリーズ(日本実業出版社)出版し、「スマホで英語学習」の専門家として活躍を始める。2012年に英語学習コーチとして独立し、セミナー講師をする傍ら、経営者・医療関係者・ビジネスパーソンの「人生を豊かにする英語力の向上」をサポートしている。

著書:『スマホ3分英語学習法』(秀和システム)、『iPhone英語勉強法」シリーズ(日本実業出版社)、『英語は図で考えなさい』(フォレスト出版)等多数。
TOEIC(R) L&R Test 990点(満点)、英検1級、仏検準1級、中検2級

ルーム・トゥ・リードとの出会い

――松本秀幸さんは、2008年、まだルーム・トゥ・リードが日本ではボランティアだけで運営していたころからサポートをしていただいています。そのときはまだJALで働いていらしたと記憶していますが、どういう経緯でルーム・トゥ・リードを知ってくださったのですか。

松本秀幸さん:直接知ったのは、朝日新聞に載っていたジョン・ウッドさんの記事です。それに何かピンとくるものがあった。実は、さらにその10年前、1995年から97年の2年間、26歳から28歳のときに、JALを休職して青年海外協力隊でモロッコにボランティアに行ったんですよ。そのときに途上国の貧困のサイクル――学ぶ機会がない子どもたちが、また学ぶ機会がない子どもたちの親になるというのを目の当たりにしました。しかし当然、一ボランティアだった自分には何もできなかった。そういう失望感というか無力感を心に秘めて戻ってきたということがありました。

――ジョンの記事をお読みになって、何が一番心に響いたのですか?

松本さん:記事をきっかけに彼の本を読んで、自分で大きなビジョンを立てる必要はないということが分かったんです。例えば、ルーム・トゥ・リードでは「2020年までに1500万人の子どもたちに教育を」という大きなビジョンがありますが、そういうことはとても自分では考えもつかない。でも、そのためにわざわざ会社を辞めなくていいんだよと記事に明確に書いてあって、そこがすごく良かったんですね。会社を辞めなくてもチームに入ってお手伝いをすればいい。大きな貧困サイクルに対して、自分がどれくらいやれるのかと考えなくても、それをやっているところへ参加することもできるというのが、大きな気づきでした。それで翻訳が一番やりやすいかなと思って、翻訳チームに入りました。

複数の路線を持つ

――ボランティアをやろうと思っても、実際に参加するのは勇気がいると思うんですよね。秀さんはどういうふうに始められたたんですか。

松本さん: 確か当時メルマガがあったのかな。そこに登録して、サポーターの人が集まるイベントに行って、という感じでした。翻訳から始めたのは、元々英語は嫌いではなかったからです。工業高専時代、英語ができると世界が広がっていくという確信が生まれて、どんどん勉強しました。それで英語業界に入って7年、サラリーマンと2足のわらじをしながらでもある程度のポジションでやれているのは、複数路線を持っているからでしょうね。複数路線を持っていると、それぞれのエリアにいる人たちに対して、その人の知っている以外の世界のものを組み合わせてメッセージを送れるんです。

――一つの軸にもう一つの軸が掛けあわさると、すごくチャンスが広がりますね。

松本さん:そういうことを意識しつづけてきたからだと思いますが、僕の中では、「学び」と「成長」の機会の循環を作ることがテーマなんです。それは貧困のサイクルのひっくり返しでもあります。

――学びと成長を「一緒に」ということですね。ルーム・トゥ・リードも「一緒に」なんですよ。学校を建てたら終わりというのではなく、先生との教育も一緒にやっていくんですね。自分で頑張ることも大事だけれど、自立していってもらうためには、一緒にサポートしてくれる人がいることはすごく大事なことですね。

松本さん:そういうルーム・トゥ・リードの理念や活動は、すごく自分の考え方と繋がる部分があるので、長く続けているんだと思います。

可能性を開いて形にする

――2008年のルーム・トゥ・リードとの出会いの後にも、大きな人生の変化がありましたね。なんとJALを辞めて、しかも東京を離れられた。

松本さん: 2010年1月にJALが経営破綻したんです。僕は整備士採用でリストラ対象外だったので、すぐには辞めず、会社のV字回復を見てから辞めようと決めていました。JALが経営破綻した後の7月に1冊目の本を出したんですが、そのとき、より多くの人に役に立つには、どういう生き方だとメッセージを伝えやすいのか考えて、V字回復を見届けて辞めたほうがいいかなと思ったんです。それで働きながら本を書いたり、コーチングビジネスとかもして、独立の準備をしていました。すると2011年にふと「あ、1年後に辞めるな」という感じがしたんですよね。

Room to Read Action for Education

――それは東日本大震災の前ですか?

松本さん:そうです。その後3.11が起こって、先に家族が沖縄に移住して、僕は2012年2月末にJALをやめて沖縄に行きました。沖縄に1年半住んで、ぼくの人生の中ですごく大切だなと思っているのは、2013年に沖縄県の事業で、アジアと日本の高校生たち向けの20日間のプログラムのファシリテーターをやったことです。福岡に引っ越したその後も、2015年にその事業が終わるまでやったんですが、この子たちの可能性を開くのも面白いなって思って。結局、自分のビジネスの本質は、出会った人の可能性を引き出して形にしていくことだと思ったんです。

――全てのお話が繋がってきますね。秀さんの幅が広がるからそういうチャンスが飛び込んでくる。しかもやりたいことと一致していて。

松本さん:学びの機会で循環を作るというのは、自分が学んで、教えたり、サポートしたりで役に立って、さらにまた自分に学びがあるということですね。そういう意味では今回のAction for Educationでのファンドレイジングもそうですけど、何かを提供することによって、さらにより大きな経験が得られる。このサイクルがあることを知らない人がまだ多い気がしますね。

価値と価値のかけ算

――今日のお話の核心に繋がりますが、秀さんがルーム・トゥ・リードに深く関わってくださるようになったのはなぜですか?

松本さん:僕にとってルーム・トゥ・リードは、自分がやりたいと思えるアイディアを一緒にやれる場所なんですね。例えば僕の英語を提供したファンドレイジングで、途上国の子どもたちが識字教育を受けられるようになるといいなと思うけれど、ただ僕が思っていてもできないわけですよ。だから、ルーム・トゥ・リードのしくみと自分の力をかけ合わせて、価値と価値のかけ合わせで、大きな流れを作っていきたいと。それで2015年に寄付月間(12月)にファンドレイジングをやるというプロジェクトが始まったとき、僕は寄付してくださった方に自分のセッションをギフトしようと思いました。最初の年は1口2万円だったかな。2万円寄付すると、4人の子どもたちに識字教育を提供できる。そして寄付してくれた人に僕のセッションをプレゼントする――すると、学びと成長の循環が起こるじゃないですか。

――1年目の寄付額が50万円を超えて、本当に凄かったですよね。

松本さん: 1年目のそういう動きをみて、今度はそういうことをやりたい人を巻き込んでやろうと思っています。もちろん色々な課題もありますが。

――自分だけではなく、やりたいという他の人たちとも一緒にやっていくと。

松本さん:やりたいと思った人をサポートするのが今年の課題です。僕としては、ファンドレイジングの機会というのは、言ってみれば、自分がやりたいと思ったことを実現する機会でした。慈善活動をしようという気持ちだけじゃなくて、自分のやりたいことと方向性があっていると、価値と価値のかけ算になる。

Room to Read Action for Education

説得するのではなく

――ファンドレイジングを通してどんな気づきがありましたか?

松本さん:こういう形でファンドレイジングできると分かったので、あとはやり方次第だなと。今は1人でやっているけど、例えば日頃1万円でセッションをやっている人が5千円を寄付する形でやってもいいし、そういう人を増やせたらいいなって思っています。

――チャリティに対して一瞬ためらう方もいるかもしれませんが、そういう人がいたらどうしますか?

松本さん:そう思うのであれば、無理にやらなければいいかなって思います。説得するものではなくて、やりたいと思う人に、こういう方法がありますと言うだけですよね。

――それもルーム・トゥ・リードWAY(ウェイ)と同じです!

松本さん:去年も「講演してくれますか?」と声をかけてみると、やっぱり積極的な人とそうじゃない人がいましたが、興味がある人の場合もセットアップされたらやりますという方が多かったですね。普通の人には入りやすさが必要なのかもしれません。でも何かをやりたい思いがあるなら、日頃それを発信しているはずなので、そういうことをやったという写真や実績があれば、その人のイメージアップにもなります。

――ビジネス的にもメリットがあると。具体的にはどんなことがありましたか?

松本さん:セッションを受けた人が後々コーチングに来てくれることもあります。あとはやっぱり自分が大切にしていることを明確に表現できるので、そうすると、この人はこういう人だという信頼感を持ってもらえるのかもしれませんね。自然と、そこに共感してくれる人だけが来てくれるというメリットもあります。

――そういうメッセージにもなると。それは大事なことですね。私たちもサポーターを募るときもそうなのですが、スタッフが少ないので手取り足取り教えてあげることはできない。自立してやっていける人でないと難しいんですよね。

松本さん:つまり、途上国の子どもたちの教育を支援することは、自立している、あるいは自立しようとしている人しかやれないということですね。自立した人同士の価値のかけ合わせがキーポイントじゃないかと感じています。ルーム・トゥ・リードは、共通のビジョンのもとに、まったく違うバックグラウンドの色んな方がいて、それぞれの才能が集まってかけ算になってすごい価値を生み出していると思います。

アクションを起こすために

――今回のAction for Educationでは、もっと色々な人にアクションを起こしてもらいたい!という思いが強くあります。そこでアクションを起こしたいけれども、どうしたらいいかわからない人に対して、是非アドバイスをいただきたいです。

松本さん:気になったら、やっている人にメッセージを送ったり、聞いてみるといいかもしれないですね。興味があれば質問できるようなところはあるのかな。

――いまは毎月説明会をやったりしていますが、そういう場所を活かしつつも、私たちももう少しそういう受け皿を作らなければいけないと思っています。

松本さん:今回のAction for Educationの特設サイトのように、チャレンジに興味がある人が集まるサイトがあって、どんなチャレンジをやっているのか分かるのはいいですよね。それで、さらに自分にもできると思った人が相談できるようになるといいんじゃないかな。

――まずは聞いてみる。ちょっとそこからアクションを起こしてみると。

松本さん:そうですね。例えば、ルーム・トゥ・リードに聞くのもいいでしょうし、ファンドレイジングに関してだったら、Facebook経由で実際にやっている人に聞いてもらってもいい。実は、僕はそれをやろうと思って、今年の僕の1口3万円のファンドレイジングにセッションを寄付しています。

――秀さんにファンドレイジングについて相談できるセッションなんですね。

松本さん:セッションによってその人の持っているものを洗い出して、より踏み込んだアドバイスができると思う。去年までは、ライフワークや英語についてのセッションでしたが、今年はファンドレイジングをやってみたい方の強みをバッチリ引き出したい。それはビジネスでも使えるんですよ。ファンドレイジングでお金を集められるなら、仕事でもお金を集められます。本当はファンドレイジングのほうが、ハードルが低いんです。多くの人はお金をいただくことに罪悪感がありますよね。でもお金が回っていればいいじゃないですか。

――なるほど、それはすごく素晴らしいメッセージですね。寄付は難しいというイメージがありますが、お金が自分のポケットに入るわけではないので、罪悪感はないかもしれません。

松本秀幸さんのアクションページです。
Room to Read Action for Education

人生の評価指標

――本当にいろいろなものを積みあげてきている秀さんですが、最後に、今後のことで何か考えていらっしゃることはありますか。

松本さん:僕が自分で決めているのは、人生の評価指標を自分で決めるってことですね。

――人生の評価指標とは?

松本さん:人生の通信簿みたいなものですけど、例えば死んだときに神様のところに行ったら紙を渡されて、それを開くと数字が書いてあるとします。その数字を何にするか、なんです。僕の場合は、自分に出会ったことによって、可能性が開いた数。だから、僕が死んだあともカウントアップされていくんですよ。それは、沖縄でアジアの子どもたちにファシリテーションしたときに気づいたんです。自分に直接出会った人だけだと、死んだ時点で終わりですが、これから僕と違う地域、時代に生きていく子どもたちの可能性を開いたら、ずっと増えていくわけですよ。

――すごく可能性が広がりますよね。

松本さん:だから、自分が出会った人の可能性を開いた数、それで選択しているんです。ルーム・トゥ・リードの目標は2020年までに1500万人に教育を届けることですよね。その大きなビジョンや流れがあった上でやったほうが、僕の人生の評価指数、人生の通信簿的に数字が大きくなるわけです。

――私自身、この場を一方的な奉仕の場としてではなく、どんどん活用していただきたいと思っています。何かをやってみることによって、自分では想定していなかったことが絶対みえてくると思うんですね。今日は本当にありがとうございました。

エリン・ガンジュ来日講演 「教室が変われば世界が変わる」

2017 年 11 月 9 日(木)、ルーム・トゥ・リードの共同創設者兼 CEO のエリン・ガンジュ が、東京都内で講演し、開発途上国に暮らす読み書きができない子どもたち、教育を受けられない少女らの現状、ルーム・トゥ・リードの教育支援プログラム、そして大きな成果を生み出す組織運営について語りました。「女子教育プログラムを受けた生徒のひとりが将来、首相や 大統領になるのではないか」。その力強い言葉は、出席した 80 名のサポーターの心に響きました。(文:大西元博)

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「教育は酸素みたいなもの」
私はジョン・ウッド(創設者)、ディネシュ・シュレスタ(共同創設者)とともに、17 年前 の 2000 年にルーム・トゥ・リードを立ち上げました。設立した理由は世界の大きな問題を解決したかったからです。それは何の問題でしょうか。現実の世界では、成人の7人に 1 人が文字の読み書きができず、そのうち3分の2は女性と少女です。開発途上国の世帯収入が低い家庭の子どもたち、特に少女たちは文字が読めず、教育を受ける機会がありません。また、たとえ学校に行けたとしても十分に学べているとは言えません。なぜなら教育の質がとても低いからです。現在も2億5千万人の子どもが文字の読み書きができず、小学校を途中で退学し、中等教育を受けていない状況です。教育の質をいかにして高めるか、どうすれば世界中のコミュニティにおいて子どもたちが本当に学べる環境をつくれるか。ルーム・トゥ・リードは、そうした 問題を解決するために活動しています。

 識字能力を持つことは基本的人権で、子どもたちは教育を受ける権利があると考えています。 昨年 11 月に、カンボジアで、ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムの支援を受けているチータという少女に会ったのですが、彼女は、「教育は私たちにとって酸素みたいなもの」 と言っていました。つまり、教育は人生を成功させるために必要なものなのです。教育を受ければ、子どもたちの将来はよりよくなります。

私たちは大きなスケールで、持続性があり、根拠にもどづいた、かつ、コスト効率の高い組 織を目指してきました。そして、今夜、皆さんに、初等教育の子どもたちに教育の機会を与え、女子教育をサポートする活動をどのようにしているか伝えたいと思っています。

ルーム・トゥ・リードがスタートした 2000 年に、私たちは 2020 年までに 1 千万人の子どもに教育の機会を与えるという大胆なゴールを設定しましたが、5年前倒しで達成できました。 なぜ、短い期間にそれだけの実績を上げられたのか、多くの方たちに質問されます。その理由であるルーム・トゥ・リードのプログラムや組織運営について説明したいと思います。

 

Room to Read

まずは最初にプログラムについてお話させていただきます。私たちは初等教育と女子教育の 2つの重要なエリアで活動しています。
子どもたちにとって、最も重要なのは初等教育の時期です。2億5千万人の子どもが文字の読み書きができず、少女たちは学校に行っても小学6年生で退学し、5人に1人しか中等教育に進めない状況です。そこで、ルーム・トゥ・リードでは、少女らが学校に留まることができるようにサポートしています。
初等教育で何をしているのかと言いますと、読み書きを学ぶ機会を提供するとともに、生涯 を通じて学ぶ姿勢を身につけるために読書習慣を育んでいます。
車の運転は高速道路や狭い道など様々なパターンで運転しなければスキルはつきません。同じように読書でも、小説だったりノンフィクションだったり違う種類の本をたくさん読むことで、スキルがついてきます。そこで私たちは、子どもたちが読書に親しめるように図書室を整備しています。

「地域コミュニティを巻き込んだ活動」
識字教育では、3つの必要な要素があります。

 1つ目は教師の力です。本当に重要ですが、貧しい国では教師は政府からのサポートをほとんど受けられていません。たった数カ月のトレーニングを受けただけで、いきなり70 人から 80 人の生徒がいるクラスに放り込まれます。20 年も 30 年も教師がサポートもトレーニングも受けられず教え続けなくてはならない状況では、子どもたちが途中で学校に来なくなってしまうのも無理はありません。
ルーム・トゥ・リードでは、教師の皆さんに1年間に8日から10日のトレーニングを必ず受けてもらっています。ルーム・トゥ・リードには世界各地に 1500 人のスタッフがいますが、9割が現地(支援国)でその国の出身者を採用しています。現地スタッフが教師とともに活動することで、教えるスキルの向上をはかっています。

 2つ目は教材です。ルーム・トゥ・リードは独自のフラッシュカードやポスターカード、ドリルなどを開発し、先生たちはそれらを使って、一生懸命に子どもたちに読み書きを教えています。

 3つ目は図書室です。図書室の内装は子どもたちが学びやすいようにカラフルで明るい色にしています。また、地元の作家やイラストレーターを教育し、これまで 1800 万冊の現地語で書かれた本を出版し、子どもたちが読んでいます。地元に図書室があることで子どもたちは読書の楽しさを覚え、ますます本を読むようになります。

 

Room to Read

私たちはルーム・トゥ・リードが支援している子どもたちの学習効果を測定しています。例えば、上の表は、1分間に何字読めるか、ルーム・トゥ・リードのプログラムが入っている学校の子どもたちと、プログラムが入っていない学校の子どもたちを比較したデータです。黄色い線がルーム・トゥ・リードが支援している学校の子どもたち、点線が支援をしていない学校の子どもたちです。小学校1年生、2年生の終わりに測定を行っていますが、どの国でも、2 年生の終わりにはルーム・トゥ・リードが支援している学校の子どもたちのほうが、はるかに多く読むことができます。
1分間に何単語を読めるかはとても大事なことで、90 カ国で実施されている初等教育の読書能力テストでは、1分間に 45 字読めれば、その子どもは内容を理解していると判定されます。ところが、途上国の学校では、10 字から 15 字しか読めない教育をしています。ルーム・ トゥ・リードが支援している学校の子ども達は、例えば、ヒンディー語では 52 単語、ラオ語では 28 単語読むことができます。人はあまりゆっくり文章を読むと理解できない脳の仕組みになっています。それは子どもも同じで、自分のレベルに応じた速さで読まないといらいらしてしまい、やる気を失います。
ルーム・トゥ・リードでは、プログラムの学習効果についてのデータを細かく収集し、効果測定を行っています。興味がある方はお問合わせください。

これらの要素以外にも、教育支援では、地域社会とのかかわりが非常に重要です。スリランカでは、小学校の校長先生が、両親に教育の重要性を伝えるなど、地域のコミュニティを巻き込んで活動を行っています。
たとえば、こんな取り組みを提唱しています。誕生日のお祝いに子どもたちはお菓子を買って持ち寄りますが、お菓子はやめて、そのお金を集めて本を買いましょうと提案したのです。 小さな話かもしれませんが、コミュニティを巻き込んだ良い例です。このようなクリエイティブなアイデアが各地で生まれています。

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「人生や地域を変えるライフスキル教育」
続いて女子教育プログラムについてお話します。小学校に通って読み書きができるようになり、生涯を通じて学習できる力がついても、少女の多くは残念ながら中等教育には進めません。私たちは少女が 12 年生(高校卒業)まで学習を続けられることに焦点を当てて、プログラムを考えています。統計によれば、全世界で 2200 万人の女の子が未就学で、すべての女子が男子と同等に学校生活をおくれるようになるには 100 年はかかると言われています。これは早急に解決しなくてはならない問題です。
発展途上国では、女性の3人に 1 人が 18 歳までに結婚し、子どもを産んでいますが、早婚やリスクの高い低年齢での出産を避けるためにも就学してほしいと考えています。
中等教育を修了すれば、毎年 10%から 15%収入が増え、自分自身の人生や家族、コミュニティをまったく違う世界に導く力が生まれます。
しかし、アジアやアフリカの貧しい地域では、少女らは進学という選択肢を与えられていません。経済的貧困、または宗教などの事情があるのかもしれませんが、私たちは両親やコミュニティに教育の重要性を認識してもらえるように活動をしています。

 

Room to Read
女子教育プログラムの柱になっているのがライフスキル教育で、途上国のコミュニティの人々に教育の必要性を理解してもらうきっかけにもなっています。ここにいる皆さんは、両親からライフスキルを学んでいますが、貧しい国の子どもの場合、母親も小学3年生から4年生で学校を退学し、読み書きができません。子どもたちはコミュニケーションスキル、リーダー シップスキル、クリティカルシンキング、根気をもつといった生きるための知恵となるライフスキルを教えてくれる人がまわりにいない状況です。そこで私たちは、自信がつき、人生で起きる問題を解決するためのしっかりしたライフスキルがつくようにプログラムを設計しています。
ライフスキルのクラスは週に1回、学校の終了後に課外授業をしています。女子教育プログラムを受けた少女は受けていない少女に比べて退学率は 14%低く、次の学年への進級率は 16%も高いことがわかっています。

ライフスキルを教えるのは、ソーシャルモービライザーと呼ばれる 20 代から 30 代の女性スタッフです。学校を拠点として、ライフスキル教育の他、マン・ツー・マンで少女らの相談にのり、メンタリングもします。
タンザニアでソーシャルモービライザーをしているハピネスは、中学生のアナのメンターです。アナは将来弁護士になりたいという夢を持っているのですが、ハピネスは、彼女が人生の目標に向けて邁進できるようにサポートしています。ソーシャルモービライザーは一人あたり 50 人から 70 人を担当します。
ソーシャルモービライザーの活動はシステム化されています。たとえば、セカンド・レスポンス・プロトコルというシステムがあるのですが、女子生徒が授業を3回続けて休んだり、テストに不合格だったり、ライフスキルの授業に不参加だったりしたときは、家庭を訪問して、何が起きているか確認します。なぜならこうした兆候のある生徒は退学するリスクが高いからです。
 

「一人の少女が貧困の連鎖を断ち切った!」
プログラム開始以来、17 年間にわたりデータを集めていますので、リスク要因が何か把握できています。たとえば、年に2~4回の保護者会を開いていますが、親が保護者会に参加する家庭の子どもは、参加していない家庭の子どもよりも 20%退学率が低いとわかっています。このようなデータをもとに正しい対応をするようにしています。
ひとつ成功した事例についてお伝えします。インドの少女シャブナムは、彼女の村ではじめて8年以上の教育を受け、さらには 12 年の課程を修了し、国立大学に入学。現在はエンジニアの勉強をしています。
彼女がこれまでの大きな壁を壊して、ロールモデルとなったことで、村の人々の意識も変わり、今では子どもたちを 12 年間学校に通わせるようになりました。貧困の連鎖が断ち切られたのです。

Room to Read

 

ライフスキル教育は、実際に日常生活で使えるスキルが中心です。ファイナンシャルリテラシーや大学に入学するための経済的問題の解決法など、いろいろなスキルを学べるようプログラムを設計し、学年別にプログラムを用意しています。
ライフスキルの効果をどのように客観的に測るかはひとつの課題ですが、もちろん簡単ではありません。時間管理のワークショップに参加して、自分自身は管理ができるようになったと感じていても、客観的には証明できないのと同じです。そこで、ルーム・トゥ・リードでは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、アトラシアンなど、様々な方から支援をいただいて、プログラムの「効果」についての測定も行っています。
現在、インドの 119 校からランダムに抽出した 2500 人の少女をサンプルとして、忍耐力の改善などを3年間にわたり評価しています。調査方法は、たとえば、村中を回って誰かに帽子を借りて、学校に戻るという課題を与え、交渉力を試します。こうしたアクティビティを通したテストもしています。2018 年には、評価結果をリリースする予定です。

一方で、ライフスキルが少女の人生にどのようなインパクトを与えているかも計測しています。私たちの女子教育プログラムを受けている生徒の退学率は6%と、きわめて低くなっています。そして卒業後は7割が大学や職業訓練校に進学しています。米国でも大学など高等教育への進学率は 68%なので、とても高い数値だとわかります。
ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムで支援を受けた少女が、将来、首相や大統領になる日が来るのではないかと思っています。

「教室が変われば世界が変わる」
次はビジネス組織をどのように作っているかをお話します。ルーム・トゥ・リードは地元のリーダーシップにこだわっています。南アフリカでもネパールでも、訪れた誰もが現地スタッフの情熱や勤勉さに驚かされています。いずれの国のスタッフもその国でどのようにすれば、物事を進められるか熟知し、政府やコミュニティと協力しながら活動しています。ルーム・トゥ・リードは、公立学校を対象に、4年間にわたりサポートし、将来は自立してプログラムが実践できるよう支援しています。
また、こうしたビジネスにおいては、結果を大切にしています。一緒に活動を行う政府やコミュニティには実績や数値をしっかりと示し、共感を得ることで、さらなるサポートにつなげています。
また、お金の使い方にもこだわっています。寄付金の8割以上は直接、プログラムに提供されています。なぜ、それができるのか?  それは2万におよぶコミュニティと一緒に活動することで、効率的に事業を進めながら規模を拡大しているからです。
現地に訪問をすると、地元の子どもたちが温かく迎えてくれます。皆さんにも、そうした機 会をぜひもっていただきたいと思っています。

最後に、私たちに温かい支援をくださっている日本の皆さんに心から御礼を申し上げたいと思っています。日本は私たちにとって重要な国です。これまでも、たくさんのご支援をいただいています。これからも皆さんと一緒にルーム・トゥ・リードを広げていきたいと思っています。

現在、日本発で、 アクション・フォー・エデュケーション という寄付キャンペーンを行っています。 インド、カンボジア、南アフリカの小学校の識字教育の支援を目的としており、12月 25 日まで開催されています。
寄付の仕方も様々です。誕生パーティーを開いたり、特技を披露したりして寄付を集めるのもいいと思います。誰でも参加できますので、ぜひ参加して、アクションを起こしてください!  そして、ルーム・トゥ・リードの日本での認知を高めていただいて、同僚や友人の方に支援の方法を伝えてください。
もし、あなたが学校の教室を変えることができれば、コミュニティを変えることができ、そして一定のコミュニティを変えることができれば、世界を変えることができます。

本日は本当にありがとうございました。
Room to Read

会社員 伊藤珠実さん&油井真里奈さん「誕生日を子どもたちの教育機会に」(Action for Education – 世界を変えるアクションを起こす Vol.3)

ルーム・トゥ・リード・ジャパンでは、小学校3校の子どもたちがより良い教育が受けられるよう寄付キャンペーン「Action for Education(アクション フォーエデュケーション)」が始まりました!

「Action for Education」には、より多くの方に、何か自分ができる行動を起こしてもらい、日本から教育を届ける参加型ムーブメントをつくりたいという思いを込めています。実際に行動を起こしてくださっている方々にインタビューをさせていただき、シリーズでご紹介させていただきます。

第3回目は、会社員をしながら、長年ルーム・トゥ・リードを支援してくださっている伊藤珠実さんと油井真里奈さんからお話を伺いました。おふたりは、今年の8月に、Beers for Books in August(*)を開催し、インドの小学校に1,220冊の本を寄付してくださいました。

*Beers for Booksはルーム・トゥ・リードのボランティアサポーターが考えたシンプルで楽しい寄付の仕組みです。1ドリンクのオーダーごとに、サポーターとなって頂いたお店や企業から100円がルーム・トゥ・リード・ジャパンに寄附されます。その100円はルーム・トゥ・リードの識字教育プログラムを通じて開発途上国の子ども達に本1冊が贈られます。

 

伊藤珠実さん&油井真里奈さん

■プロフィール

伊藤珠実さん(写真右)
2012年よりルーム・トゥ・リードのサポーター。都内の金融関連会社勤務。「カンボジアナイト」でルーム・トゥ・リード創設者ジョン・ウッドの講演を聞き、著書を読んだことがきっかけでサポーターに。影響を受けた本:「マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった」僕の『天職』は7000人のキャラバンになった マイクロソフトを飛び出した社会起業家の成長物語

油井真里奈さん(写真左)
2009年よりルーム・トゥ・リードのサポーター。大学卒業後、米国に留学。留学という選択肢が恵まれた状況であることを感じ、教育支援を行っている団体に興味を持つように。ルーム・トゥ・リードのボランティア説明会への参加がきっかけとなり、以後、資金調達を目的としたファンドレイズイベントのサポートを行っている。丸の内にある商社勤務。好きな本は「美は時を超える―千住博の美術の授業〈2〉」「白川静読本

 

伊藤珠実さん&油井真里奈さん

 

――チャリティ活動に関心を持ったきっかけを教えてください。

珠実さん「初めてのチャリティ経験は、勤務する会社のチャリティイベントに参加したことでした。障がい者の人と一緒にスポーツをしたり、入院している子どもを看病する家族が宿泊する施設の清掃のボランティア活動に参加したり、様々なイベントやボランティア活動に参加してきました。その経験を通じて、私も個人的にやってみよう!と、今につながっています。」

真里奈さん「幼稚園から大学まで、キリスト教系の学校に通っていたのですが、小学生の時の時間割に奉仕の授業が組み込まれていて、ありがたいことに、子どもの頃からボランティア活動は日常生活の一部でした。例えば、生徒たちで学校周辺のゴミ拾いをしたり、クリスマスの時は自分で寄付先を選んで献金もしていました。今も、何かやらなきゃ、というよりも、生活の一部になっています。」

――数あるNPO団体の中から、なぜルーム・トゥ・リードを応援されているのですか?

珠実さん「寄付に対して、実際に現地のプログラムに使われる率が高いことがが一番の理由です。ルーム・トゥ・リードは、最も効率的で効果的な運営を行っている慈善団体として、米国最大の慈善団体の独立系評価機関チャリティナビゲーターで最高評価の4つ星を11年連続獲得しています。これを達成しているのは、アメリカのNPO団体の1パーセントのみなので、とても信頼できる団体だと思いました。また、個人的にアジアの女の子を支援したいと思っていたので、この2点が支援をしている理由です。」

真里奈さん「珠実さんがおっしゃったこともありますが、私の場合は、ルーム・トゥ・リードを支援しているサポータ―や関わっている人達が、とても素敵な人ばかりだからです。素敵な出会いがたくさんあるからこそ、継続的に活動ができているのだと思います。」

――Beer for Books in Augustを主催しようと思ったきっかけを教えてください。

珠実さん「ルーム・トゥ・リード・ジャパン職員の今尾礼子さんが、3年前にBirthday for Booksを開催されたのですが、その時、とても盛り上がって、参加者が楽しく飲んで、さらに寄付できるって、とても良いアイディアだと思ったのがきっかけです。今年の自分の誕生月には絶対やりたい、とルーム・トゥ・リードのサポーター仲間に相談した所、イベントで以前からお会いしていた真里奈さんが8月生まれということを知り、今回の主催メンバーに真里奈さんを誘い、ほかの8月生まれのサポーターふたりにも声をかけ、4名で開催することに決めました。」

 

――今までイベントを企画したご経験はありましたか?

珠実さん「仕事でイベント運営、CSR活動に携わった経験があり、今回のイベント企画・運営は私に任せて、という感じでした(笑)。」

真里奈さん「今までイベントをサポートしたことは多々ありましたが、自分でイベントを主催したことはなく、今回が初めての経験となりました。珠実さんから『一緒にやろう』って誘っていただいたことが、とても嬉しかったです。それまで、イベントでお会いすることはあっても、一緒に何かしたことはありませんでした。主催者として企画、運営する機会を与えていただき、感謝しています。」

――今回のイベントで、工夫したポイントを教えてください。

珠実さん「今回の参加者は、主催者の友人の友人等、直接主催者を知らないこともあるため、面識がない人がいかに参加しやすくするか、という点を工夫しました。場所は、仕事帰りに立ち寄りやすい、便利なところで、参加しやすいように会費制にしないことにこだわりました。当日は、自分が頼んだ分の飲み物と食べ物代を支払うだけです。また、参加者に対して、当日に集まった寄付金がどのように使われるかを明確に報告することは信用につながる重要なポイントです。寄付したお金は何に使われ、本当に寄付されるのかと心配になる方もいらっしゃると思いますので、参加者全員に寄付先と集まった寄付金で現地語の本何冊寄付する事が出来たのか、結果報告をきちんとすることを徹底しました。」

 

――参加者の集め方や、当日のイベントについて教えてください。

真里奈さん「フェイスブックのルーム・トゥ・リードのサポーターのグループにイベント情報をアップしてお知らせをしたり、過去にボランティアをしてくださった方々や、友人に連絡をして、地道にコツコツと広めていきました。当日は、8月生まれの人が主催する飲み会という形にしました。楽しく飲んでお食事をするほかに、豪華景品があたるラッフル(慈善くじ引き)も実施し、ラッフルの売上もすべて寄付させていただきました。」

 

――Beer for Books in Augustを主催する前と後で、ご自身に新しい気づきはありましたか。また、主催する上で何かアドバイスはありますか?

珠実さん「今回は、4名で主催しました。各自が得意とする分野で役割分担ができたことがとても良かったです。具体的には、お店選びと交渉、イベント運営と告知、当日サポート、ラッフル用の景品集めを分担しました。主催するにあたっては、少なくとも4人くらいで主催することが、無理なく開催できるかな、という気づきがありました。長年やってみたかったことが実現できて、皆さんにも喜んでいただけました。思い切ってやってみて、本当に良かったです。また来年もやりたいと思っています。」

真里奈さん「新しい自分に出会えたことです。私は、会場の担当だったのですが、こういったイベントは、まず先に、チャリティイベントの開催OKだよ、と言ってくれるお店の同意があった上で、『では一緒にやりましょう』という流れで決めていくのかな、と思っていました。なので、今回のように、ゼロからお店を探し、こちらからイベントの提案をしたのは初めてのことでした。実は、お店を確定させるまではかなり大変だったのですが、仲間がいることが支えになりました。目標達成のためには、思い込みを捨てて頑張れるんだなって。今回の大きな気づきです。」

――チャリティ活動に興味がある方、関わりたいと思っている方へメッセージをお願いします

珠実さん「チャリティ活動を始める、というよりは楽しいイベントに参加するという気持ちで、まずはスタートすれば良いと思います。自分が興味のある分野なら、さらに支援したい気持ちが大きくなるでしょうから、関心のある分野の活動をまず調べてみてはいかがでしょうか。ルーム・トゥ・リードは、今回のBeers for Booksなど、サポーター主催の気軽に参加できるチャリティイベントがたくさんありますので、参加するところから始めると一歩踏み出しやすいと思います。」

真里奈さん「チャリティというとまず困っている人がいて、それを解決しなくては!と強い意思を持って立ち上がる壮大な活動のように見えますが、一歩手前にはいつも何ができるかな?という個人の小さな疑問があります。それはシンプルに家族サービスの延長のような感覚だと思って、気楽に考えれば良いと思います 。そして、イベントや講演会を見つけたら、まずは参加してみて、楽しいと思うだけでも十分。その感覚を、今度は自分が友人知人にお届けするにはどうすればよいか、を考えることが、新たなステップになると思います。楽しい、を求めて関心のある分野のイベントや講演会などに参加してみましょう!」

 

《インタビューを終えて》

彼女たちがルーム・トゥ・リードを支援する理由、「人」と「信用」。チャリティ活動を長く継続するにあたって重要な要素がルーム・トゥ・リードにはあります。

また、今回のBeer for Books in Augustで、チャリティ活動に参加する側から主催する側になられたおふたり。これからの彼女たちのサポーターとしての活躍ぶりに注目です!
(村橋)

 

《クリスマス・チャリティ・ピンバッジ 販売中です!》

Room to Read Christmas pin budges

街が、クリスマスイルミネーションで輝きはじめ、もう、クリスマスの季節です♪
今年も、老舗百貨店の松屋さんが、チャリティピンバッジを販売しています。
今年のデザインは、大人気キャラクター「ムーミン」「ムーミンママとムーミンパパ」「リトルミイ」「スナフキン」4種類です。
税込みで1個500円。収益の全額がルーム・トゥ・リードに寄付されます。
なくなり次第終了となりますので、早めにお買い求めください。
お友だちへのプチギフトにもぜひどうぞ!

販売期間:2017年11月 1日(水)-12月25日(月)
販売場所:
◆松屋銀座
・1階正面口・京橋口ほか
◆松屋東京丸の内
東京ステーションホテル南ドーム1階(JR東京駅 丸の内南口)
◆松屋浅草
1階カードカウンター

▼松屋銀座ホームページ
http://www.matsuya.com/m_ginza/newinfo/information/2017/10/20171031_201000.html

松屋さんは、2008年から長年に渡ってルーム・トゥ・リードを応援してくださっていて、
これまでにインド、ネパール、ベトナムに図書室7室を贈ってくださった他、女子教育プログラムの支援など、多岐にわたってサポートをしてくださっています。
▼松屋 社会貢献活動について
http://www.matsuya.com/csr/contribution/