名古屋栄ロータリークラブ(5月25日)および宮の杜ロータリークラブ(6月5日)の例会にて、ルーム・トゥ・リード・ジャパン職員の徳松愛が、国際団体「ルーム・トゥ・リード」の支援活動とファンドレイザーの仕事をテーマに、登壇しました。社会貢献に熱心なロータリアンの皆さまに向けて、支援事例や、企業と国際支援のコラボレーションについてご紹介しました。
■ 世界5,000万人以上に学びを届けてきたルーム・トゥ・リード
世界人口の約7分の1にあたる7億人以上が、いまだ読み書きができません。そのうちの3分の2が女性と少女です。識字教育と女子教育を二本柱とし、当たり前の教育をすべての子どもに届けるべく、今では世界28か国で活動を展開し、これまでに5,000万人以上の子どもたちに教育の機会を提供してきました。
■ 事例紹介:カンボジア──内戦が奪った教育をもう一度、子どもたちに
カンボジアでは、1970年代の内戦で200万人が犠牲になりました。多くの教育者が命を落とし、教育の空白が今も続いています。ルーム・トゥ・リードは政府と連携し、遠隔地の学校にも支援を届けています。ある村では、初めて本に触れた子どもが、たった3ヶ月で100冊近くを読み、家族に読み聞かせをするようになったというエピソードも共有されました。
■ 事例紹介:ラオスと日本の架け橋に。女子教育を通して夢を切り拓く
女子が1年多く教育を受けると、将来の収入が20%増え、子どもの死亡率が半減するというデータもあります。たとえば、ラオスのルンニーさんは、困難な家庭環境にありながら、ルーム・トゥ・リードの支援を受け、日本語教師を目指して勉強を続けました。日本語学科を首席で卒業し、現在は日本で通訳として活躍しています。このように、教育支援は子どもたちの人生だけでなく、国と国との架け橋にもなることが紹介されました。
■ 今からできる!事業を通して社会貢献!
「社会貢献に関心はあるけれど、どう取り組めばいいか分からない」
そんなご相談を多くいただきます。実際に、以下のような形でご支援が広がっています。
- 商品の売上の一部を継続的に寄付
- 会報誌や社内報で活動を紹介し、チャリティグッズの販売収益を寄付
- 文房具や絵本の制作企業による教育活動の支援
- 結婚式や宿泊プランに寄付を組み込む取り組み
- 学生団体によるクラウドファンディングや学園祭での寄付企画
- ゴルフコンペなどネットワーキングイベントと連動したチャリティ企画
- 社員参加型の寄付キャンペーンやボランティア活動の実施
こうした事例は、CSRやプロボノ、従業員参加型施策としても効果的です。参加者からも大きな関心が寄せられました。
■参加者の声
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ご参考:卓話レポートは、下記からお読みいただけます:
第205回例会 – 名古屋宮の杜ロータリークラブ
放送のお知らせ
東海ラジオ「Weekend Step」(番組「丹羽健のモーニングジャーニー」)に、徳松愛が出演し、ルーム・トゥ・リードの活動をご紹介しました!
📅 放送日:6月21日・28日(2週連続)
🕘 時間:8:55〜9:00
📻東海ラジオ:「Weekend Step」
名古屋は、様々な企業や個人のご支援をいただいてきた地域でもあります。
この度のご縁に心より御礼を申し上げます。
■ 特別講義・講演のご依頼について
ルーム・トゥ・リード・ジャパンでは、全国の大学・高校などの教育機関向けに、非営利活動や国際教育支援、ファンドレイジングに関する特別講義や授業内セッションを行っています。また、企業や団体の研修・セミナー、CSRプログラムの一環としての講演依頼も承っております。
ご依頼の内容・規模に応じて、交通費および講演費としてご支援のご協力をお願いしておりますが、まずはご相談ください。
📩 お問い合わせ先
ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局
📧 japan@roomtoread.org