【11/18開催】「ELLEgirl」×「ルーム・トゥ・リード」スペシャルイベント

11月18日(月)、ルーム・トゥ・リードCEOのギータ・ムラリ博士と、モデル・起業家として活躍するZ世代インフルエンサーの佐藤マクニッシュ怜子さんのトークセッションが開催されます!

本イベントでは、佐藤マクニッシュ怜子さんとギータ・ムラリCEOが社会に変化をもたらしてきた経験や、挑戦をどう乗り越えてきたかを深掘りし、その想いを共有します。

当日は、ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムを経験し、チェンジメーカーとなった少女達の実話をまとめた映像作品「少女達が未来を変えていく」を上映。ハラスメントやジェンダー差別に立ち向かう少女の姿を通して、参加者自身が「自分ができるアクション」を考えるワークショップも予定しています。ジェンダー平等や社会変革に興味のある人はもちろん、もっと知りたいというZ世代にぴったりの内容です。

イベント詳細および参加応募(11/4締)は「ELLEgirl」様の特設サイトをご覧ください。


【開催概要】
You Create Change with ELLEgirl × Room to Read ~あなたが未来を変えていく~
日時:2024年11月18日(月)19:00~20:00(受付開始 18:30)
会場:EAT PLAY WORKS(東京都渋谷区広尾 5-4-16 3F|広尾駅徒歩1分)
定員:30名(希望者多数の場合は選考)
参加費:無料
言語:英語・日本語(逐次通訳つき)

タイムテーブル
18:30 開場・受付開始
19:00 イベント開始・映像上映(約10分)
19:15 トークセッション開始
19:45 ワークショップ開始
20:00 イベント終了

応募概要
詳細はこちらをご覧ください(11月4日締切)


登壇者プロフィール:

ギータ・ムラリ/「ルーム・トゥ・リード」のCEOとして教育を通して何百万人もの子どもたちの人生を変え、非識字やジェンダー間の不平等のない世界を目指す国際的な団体を率いる。母親が児童婚の危機を乗り越えた経験があり、その背景から「ルーム・トゥ・リード」に寄せる情熱と独自の視点をもつ。識字率向上とジェンダー平等へのコミットメントは、元米国大統領夫人ミシェル・オバマやビル&メリンダ・ゲイツ財団などから高く評価されている。「BBC」や「ブルームバーグ」「Times of India」などにも取り上げられ、「WIRED」では次世代のリーダーとして紹介された。

REIKO MCNISH SATO

佐藤マクニッシュ怜子/ 大学在学中に「AMATERAS」を立ち上げ、和のイメージを取り入れたラウンジウエアブランドがハリウッドのセレブリティからの注目を集め、日本でも人気に火がついた。2022年マレーシアにルーフトップバーを展開するなどアパレルに限らずグローバルに事業展開をしている新進気鋭の若手実業家。

自身のSNSでも女性のキャリアや社会問題に関しても発信したり、リトリートやエンパワメントの活動にも積極的。女性たちを一歩踏み出すきっかけをつくり、常に支持を集めている。

【予告】2025年3月2日、世界21か国から164名のチャリティランナーが集結します!/ March 2, 2025 – 164 Charity Runners Will Gather from 21 Countries!

 

沿道応援の様子 / Photos from Tokyo Marathon 2024 ©東京マラソン財団

ルーム・トゥ・リード・ジャパンは、2025年3月2日(日)開催の東京マラソン2025チャリティに引き続き寄付先団体として参加します!
Room to Read Japan will again participate as a recipient organization in the Tokyo Marathon 2025 Charity, which will be held on Sunday, March 2, 2025!

世界中のランナーを魅了してやまない「東京マラソン」。2025年の東京マラソンの走行権を確保すべく、チャリティランナー応募期間(6月後半~7月初旬)には世界中のランナーから応募や問い合わせが殺到しました。厳選なる抽選の結果、ルーム・トゥ・リードでは当初予定していたスロット数に加え追加スロットを確保し、世界21か国から164名のチャリティランナーを迎えます!

The Tokyo Marathon, which never fails to captivate runners from all over the world, has attracted a surge of applications and inquiries from runners around the globe during the Tokyo Marathon 2025 Charity Runner application period (late June to early July) as they strive to secure running slots for the 2025 event. As a result of a rigorous selection process, Room to Read was granted extra slots and will welcome 164 charity runners from 21 different countries, exceeding our initial plan!

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2023年アニュアルレポートをお届けします!累計4500万人の教育支援を達成、毎分3人の子どもの教育を支援

ルーム・トゥ・リードはこの度、2023年アニュアルレポート「Making Room」を発行しました。レポートのダイジェストと、ルーム・トゥ・リードCEO ギータ・ムラリ博士からのメッセージをお届けします。


▲画像をクリックしてレポートをお読みください

累計4500万人の教育支援を達成!毎分3人の子どもへ教育を届ける
ルーム・トゥ・リードは長期計画『ビジョン2025
』において、「2025年までに4,000万人の子どもたちに教育を提供する」という目標を掲げました。この度、その大きな目標を上回り、累計4,500万人以上の子ども達に教育という贈り物を届けることができました!


特に2023年は、単年で1,000万人以上の子どもたちに教育の機会を提供することができました。

これもひとえに、地域社会や政府との連携を深め、さまざまな手法でプログラムを展開した結果です。そして何より、長年にわたる皆さまのご理解とご支援、さらにコロナ禍という困難な時期にも寄り添い続けてくださった温かいご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。
各国の活動や成果について、詳しくはアニュアルレポート「Making Room」をお読みください。


ルーム・トゥ・リードCEO ギータ・ムラリ博士からのメッセージ

親愛なる皆様へ

子ども達には「場所」が必要です。それはシンプルでありながらも深い考え方です。

子どもが学ぶための場所を持ち、自己価値を実感し、自らの選択をする空間があると、すべてが変わります。この教訓を最初に教えてくれたのは母でした。彼女は13歳で教育を放棄して結婚することを拒み、母や祖母が選んだ道を踏まないことを決意しました。彼女は新しい道を切り開くための「場所」を作り出しました。私が機会を追求し、自分で築いた充実した人生を送ることができたのは、母の選択の結果です。

ギータの母 ルクミニ

ルーム・トゥ・リードは、すべての子ども達にそのような機会を提供し、学びと持続的な変化を生み出すための「場所」を作り出し、ますます迅速に提供しています。私たちは長期計画であるビジョン2025の目標を超え、2025年までに4,000万人の子ども達に恩恵をもたらすという目標を達成しました。現在までに、24カ国で4,500万人の子ども達に基礎的な学習スキルを提供しています。

それでも、これからの課題に注力し続けます。最近の世界的な危機は学びに大きな後退をもたらしました。現在、約2億5,000万人の子ども達が学校に通っておらず、10歳児の中には簡単な文章を理解できない子どもが多数います。さらに、UNESCOは2030年までに普遍的教育を達成するために、追加で4,400万人の教師が必要だと警告しています。

ルーム・トゥ・リードは、これらの課題を解決するために独自の立場を持っています。今年、レバノンのベカー渓谷の非公式教育センターに図書室を設置し、難民コミュニティの子ども達に数千冊の本を届け、緊急状況にある子ども達の特別なニーズに関する研修を提供しました。2023年末までに、このプロジェクトは地域で58,652人以上の子ども達に恩恵をもたらしました。

また、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとのパートナーシップを通じて、アジアの15カ国*で「She Creates Change」(少女達が未来を変えていく)映像シリーズを放送し、プログラム内外の数百万の少女たちに自己価値の向上とジェンダー平等に関する内容を提供しました。

さらに、72,500人以上の教育者に識字教育の研修を行いました。その結果、パートナー校の2年生は、比較校の生徒よりも正しく読む単語の数が2倍以上、理解度の質問に正答する割合が70%多くなっています。

25周年を迎えるにあたり、私たちの過去を誇りに思い、未来に自信を持って向かっています。ルーム・トゥ・リードの成果は、私たちのグローバルなチームの献身と、皆様のようなパートナーの寛大さによって可能になっています。共に、私たちは次の章を紡ぎ、数百万の子ども達、彼らの家族、そして次世代に持続的な変化を生み出す「場所」を作り出していきます。

ギータ・ムラリ(博士)
ルーム・トゥ・リード CEO

写真:2023年10月に開催した講演・上映イベントの風景(共催:デロイト トーマツ コンサルティング合同会社)

各国の活動や成果について、詳しくはアニュアルレポート「Making Room」をお読みください。
皆様のあたたかいご支援とご協力に、心から感謝いたします。
本件に関するお問合せ:japan@roomtoread.org

パートナーシップで道を拓く:ルーム・トゥ・リードの図書室モデルの拡大

図書室は識字プログラムにおいて重要な要素であり、基本的な識字スキルの強化を支援し、学生に多様な現地語の書籍コレクションと、読書習慣を身につけるために必要な快適な環境を提供しています。ルーム・トゥ・リードの識字チームは、地元の学校、教育者、保護者と協力して、学校と家庭の両方で、子どもに優しい図書室スペースを確立しています。また、図書室を効果的に管理し、読書への愛を奨励する読書活動を行うために司書を訓練しています。

私たちの識字チームは、パートナーコミュニティ全体の地元の学校と協力して、より多くの子どもたちに利益をもたらすように私たちの図書室モデルを拡大し、適応させています。世界中のルーム・トゥ・リードの図書室からの多くのエキサイティングな最新状況のうちのいくつかをご覧ください!

🇹🇿タンザニア
歴史的にリソースが不足しているタンザニアのコミュニティでは、学校図書室の不足、高い書籍調達コスト、家庭での読書へのアクセスの制限、読書活動の訓練を受けた教師の不足などが、非識字の悪循環を生み出しています。これらのコミュニティの学校は、子どもたちの間に強い読書文化や習慣を築くのに苦労することがよくあります。

ルーム・トゥ・リードはタンザニア教育研究所と協力して、新しい種類の学校図書室を試験的に運営しています。これは、過密状態の学校内の限られたスペースという課題に対処するものです。これらの図書室には、ルーム・トゥ・リードの図書室モデルのすべての要素が組み込まれています。それは、地域の言語で書かれた多様で質の高い本で満たされた、快適で子どもに優しい空間の作成、音読、ペア・リーディング、インディペンデント・リーディングなどの図書室読書活動の実施ならびに継続的な教師の訓練で、個々の教室や改装された輸送コンテナで行われています。

来年、私たちは、これらの図書室の実施状況を評価して、将来的な拡大や政府による導入の可能性を探る予定です。また、全国の公立小学校における図書室の重要性について、引き続き促進/提唱します。

🇰🇭カンボジア
2020年に、ルーム・トゥ・リードは、カンボジア教育・青少年・スポーツ省国立図書室パートナーシップを結びました。このパートナーシップの目標はシンプルで、全国の小学校で質の高い図書室プログラムを推進することでした。

2021年末までに、ルーム・トゥ・リードは政府のワーキンググループを率いて国立図書室パッケージを作成することに成功しました。このパッケージには、図書室管理に関するガイドライン、一連の図書室活動、テキストの難易度に基づいて本を分類するためのガイド(ブックレベリングとも呼ばれます)、そしてこの構想に関するコミュニティの関与を強化するための提案が含まれています。

ルーム・トゥ・リードの図書室モデルがカンボジアの国立図書室パッケージに含まれたことで、ルーム・トゥ・リードは、パッケージの展開と、効果的な図書室プログラムに関する教師と政府図書室専門家の訓練を支援するというユニークな役割を担っています。

🇮🇳インド
ルーム・トゥ・リードは現在、インド全土に図書室モデルを拡大するための2本柱の戦略を持っています。まず、私たちは州政府に対して、図書室リソースを開発し、教師と政府職員のための専門能力開発プログラムを設計するための技術支援を提供します。その後、州政府と協力して、特定の地域で主要な図書室モデルを展開します。2019年以来、ルーム・トゥ・リードはマハラシュトラ州政府と提携して、3,200以上の学校がある歴史的に資源の乏しいナーシク地区で、図書室群の作成を通じてルーム・トゥ・リード図書室モデルを拡大しています。

図書室群アプローチは、ルーム・トゥ・リードの図書室モデルを採用して、特定の地域または学校群内で限られたリソースを最大限に活用します。10〜15校からなる学校群は、2~3年間にわたって毎月1,500冊の質の高いストーリーブックのコレクションをローテーションし、リソースが不足している地区の生徒が多様な読み物に一貫してアクセスできるようにします。図書室群内のすべての学校に読書コーナーが設置され、教室内の小さなスペースを利用して、若い読者が簡単にアクセスできる魅力的なストーリーブックで満たされた魅力的な読書エリアが作成されます。図書室モデルの一環として、ルーム・トゥ・リードは、教師、司書、政府パートナーに図書室管理の実践について訓練し、教育者に図書室スペースで効果的な読書活動を提供するために必要なコーチングを提供します。

最近、ルーム・トゥ・リードは、私たちの図書室モデルをさらに拡大するために、コミュニティと親たちの関与を促進する構想を加えました。この構想を通じて、ルーム・トゥ・リードは、親たちが、家庭での子どもの読書習慣を奨励し支援する学習環境と図書スペースを作るのを手助けします。親たちや保護者は、質の高い読み物とワークシートを受け取り、家庭の学習スペースで子どもと一緒に教材を使用するように指導されます。

🇻🇳ベトナム
ルーム・トゥ・リードは2018年にベトナム教育訓練省(MOET)との長期的なパートナーシップを開始し、ルーム・トゥ・リードの図書室モデルをベトナムの国家図書室政策に組み込みました。MOETは、ルーム・トゥ・リードの図書室モデルの有効性を認識し、その後、このアプローチの迅速な拡大に多額の投資を行ってきました。2018年のパートナーシップの形成から2021年にかけて、MOETは1,320もの拡張された図書室を設立しました。これらの図書室は、ルーム・トゥ・リードの設計とプログラミングを使用していますが、完全に政府パートナーによって主導され、実施されています。

この成長の時期に続けて、ルーム・トゥ・リードは現在、私たちの図書室モデルを新しい国立図書室標準に統合し、全国的に展開するために取り組んでいます。私たちの目標は、2025年末までにベトナムの29の新しい州で1,800の拡張された図書室の設立を支援することです。政府関係者は、図書室標準の開発におけるルーム・トゥ・リードの専門知識を得ることに熱心であり、ルーム・トゥ・リードを新しい国家K-12図書室標準の起草委員会の唯一のNGOとして含めました。

🇿🇦南アフリカ
最近、南アフリカの私たちのチームは、子どもたちが識字能力と自立した読書の習慣を身につけるのを助ける上で、学校と教室の図書室が果たす重要な役割に焦点を当てた、最初の年次図書室会議を主催しました。

注目すべき会議の講演者には、プク児童文学財団の事務局長のエリノー・シスル、基礎教育省の学習財団のチーフディレクターであるクルラ・マノナ、ウィッツ大学の教員、ネックス財団(ルーム・トゥ・リード NGOパートナー)とニュー・アフリカ・ブックスの代表者が含まれます。教育と書籍出版のこれらの地元のリーダーたちは、2030年までに10歳未満のすべての学生に読解力を身につけさせるという政府の目標と、ルーム・トゥ・リードの図書室モデルの構成要素を学校システムに統合することが、国がこの目標を達成するのにどのように役立つかについて議論をします。

🇱🇦ラオス
2018年以来、ルーム・トゥ・リードはセーブ・ザ・チルドレンおよびヒューマニティ&インクルージョンと提携して、5年間のプロジェクトである米国国際開発庁(USAID)「読書を学ぶ活動」コンソーシアムを設立し、2023年に結実しました。ルーム・トゥ・リードは、「読書を学ぶ活動」を通じて、ルーム・トゥ・リード図書室モデルを教室環境内の小さなスペースに適応させる図書室リーディングコーナー計画の開発を主導しました。私たちはラオス教育スポーツ省(MOES)と緊密に協力して、これらの適応された図書室リーディングコーナーを全国の就学前、1年生、2年生の教室に導入し、40,000人以上の生徒の識字能力と言語発達を支援しています。

このプログラムの成功を認識した米国国際開発庁(USAID)は、ルーム・トゥ・リードとラオスのMOESがより多くの学校に読書コーナーを提供できるようにするために、2025年までの「読書を学ぶ活動」の2年間の延長を行うためにコンソーシアムとの議論を開始しました。さらに、私たちはルアンパバーン郡教員養成大学と提携して、教員研修生のための事前準備の図書室カリキュラムを開発し、試験的に実施し、すべての子ども達が十分に訓練された高度に熟練した教師に指導が受けられるように支援しています。

これらの成果は、支援的な環境と相まって、読解力と読書習慣の両方に焦点を当てた計画が、子どもたちの読解力レベルの有意かつ持続的な改善をもたらすことを示唆しています。

ご支援をお待ちしております。

原文URL:
https://www.roomtoread.org/the-latest/partnerships-pave-the-way-scaling-room-to-read-s-library-model/

翻訳:
kochi

図書室が育む子ども達の未来:5つの国での挑戦

活気があり、子どもに優しい図書室は、ルーム・トゥ・リードの識字プログラムにおいて欠かせない存在です。私たちは学校と協力し、図書室を設立し、司書や教育者に対して学生の学習をサポートする図書室管理についての研修を行っています。また、すべての子どものため、発達に応じた多様で魅力的な本が揃っている図書室にアクセスできるよう、政府への働きかけも行っています。

図書室の発展のため、私たちの識字チームは世界各地で活動していますが、以下では今年の進捗状況についてご紹介します。

🇰🇭カンボジア
ルーム・トゥ・リードは、カンボジアの教育・青少年・スポーツ省(MOEYS)と協力し、地元の教員養成大学向けに、識字と初等学校図書室に関する大学レベルのコースを開発しました。このコースは、「生涯読書者の育成:学校図書室と教室読書コーナーの力」と呼ばれています。子ども達の高い識字スキルと生涯にわたる読書習慣を身につけるための手助けとなる学校図書室の力についての重要な研究に取り組む機会を将来の教師たちに提供します。教師となるために勉強している学生たちは、モデル校の図書室を通じて、卒業後に初等学校の教室、図書室、読書コーナーへスムーズに適応できるよう、実践的な経験を積んでいきます。

🇮🇩インドネシア
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