2023年クリスマス!松屋銀座様がチャリティピンバッチを販売。収益は子ども達の教育へ

2023年のクリスマスシーズンが近づいてきました!
老舗百貨店の松屋銀座が今年もチャリティーピンバッジをはじめとした販売を実施してくださいます。こちらは収益の全額がルーム・トゥ・リードに寄付されます。ぜひ松屋銀座に足をお運びください!


📍クリスマスチャリティーピンバッジ販売

ⒸMoomin Characters TM

フィンランドの人気キャラクター・ムーミンの「ムーミン」「ムーミンパパ」「ムーミンママ」「リトルミイ」のピンバッジ。
毎年人気で、販売初日からたくさんのお客様がお買い物にいらっしゃいます。

1個500円(税込み)
期間:11月15日(水)ー12月25日(月)
場所:銀座店7階京橋側エスカレーター前、テーブルジョイ、デザインコレクション、浅草店1階松屋カードセンター、銀座インズ1・1階ムーミンショップ ギンザ

📍銀座ミツバチのクリスマスチャリティー蜜蝋キャンドル

子ども達の明日が、日本中の笑顔が、少しでも明るく輝きますように。蜜ロウソク職人の第一人者、安藤竜二氏の協力のもと、銀座のミツバチが作った貴重な蜜蝋を使った、チャリティーロウソクを手作りしてくださいました!
1,000円(100個限定)
期間:12月1日(金)ー12月25日(月) 場所:7階京橋側エスカレーター前、テーブルジョイ、デザインコレクション


贈ったひとも贈られたひとも、そしてルーム・トゥ・リードが支援する子ども達も笑顔になる、クリスマスにぴったりのアイテムです。家族や大切なお友達へのプレゼントにいかがですか?

詳しくは松屋銀座ウェブサイトをご覧ください。

満員御礼!国際ガールズ・デー記念イベントに200名が参加!


10月12日(木)、国際ガールズ・デー記念イベント「Animation Night with Changemakers〜多様性とジェンダー平等を考える〜」が無事開催されました!
会場は100名、ウェビナーでも100名を超える方がご参加くださいました!
事務局長 松丸佳穂によるCEO ギータ・ムラリの紹介で幕をあけ、ギータによる活動報告、She Creates Changeの上映、そしてパネルディスカッションでは、宮下 剛様(デロイト トーマツ コンサルティング CMO)をモデレーターに、川嶋 三香子様(同社 執行役員)をパネリストにお迎えし、ギータとともに多様性とジェンダー平等やデジタル・AI分野と教育分野の融合について存分にお話いただきました。
最後には15年にわたりボランティアサポーターとしてご支援いただいいるゲーリー・ブレママンさんと、職員 徳松愛より活動の参加について呼びかけをしました。
終了後は、
「本当に素晴らしい会をありがとうございました」
「来てよかったです!」

と、涙を浮かべながらギータと松丸に話をしてくださった方がたくさんいらっしゃいました。

これをうけ、ギータは、
「日本はとてもあたたかい企業のサポート、ボランティアサポーター、そして子どもの教育の大切さを理解し、応援する方が本当にたくさんいますね!」
と、5年ぶりの来日とたくさんのサポーターとの出会いに、満面の笑みでした。
ご来場くださった皆様、アライアンスパートナーのデロイト トーマツ コンサルティングの皆様、運営をご支援くださったボランティアサポーターの皆様、本当にありがとうございました!


関連リンク:
「少女達が未来を変えていく」 そのために、私達ができること
〜ルーム・トゥ・リードとデロイト デジタルが挑む、不平等のない世界の実現

📍She Creates Change(少女達が未来を変えていく)トレイラーのご案内
国際ガールズ・デーに際し、「She Creates Change」映像版のトレイラーがついに公開されました!
2024年3月に公式に全編がリリースされる予定です。楽しみにお待ちください!

🎥
“She Creates Change”とは?📕
She Creates Change(少女達が未来を変えていく)は、ルーム・トゥ・リードが立ち上げたマルチメディア・プロジェクトです。
ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムを経験し、ジェンダー平等を追求する少女達の実話を、アニメーション、実写映像、書籍、オーディオストーリーなど様々なメディアを通じて取り上げています。

“She Creates Change”の映像版は、スーザン・ウォジスキ氏(元YoutTube CEO)、グラミー賞をはじめとする映像作品を手掛ける英ネクサススタジオ制作陣をはじめ、数多くの著名人やアーティストが資金を提供、プロボノでの制作協力をうけ実現しました。

■参考:電子書籍「少女達が未来を変えていく」日本語版を発行!世界中の少女達へ女子教育プログラム提供へ

トランの物語〜逆境に立ち向かう(少女達が未来を変えていく)


トランの物語〜逆境に立ち向かう
少女達が未来を変えていく(She Creates Change)

ベトナムの小さな村ののどかな風景の中、トランの家族は貧困に直面していました。甘いケーキを売って生計を立てていましたが、予期せぬ災難に見舞われ、さらに経済的困窮に追い込まれました。しかし、逆境に直面したとき、トランの揺るぎない決意と特別な友人とのユニークな絆が、彼女を教育によるエンパワーメントという思いがけない道へと導き、YouTubeの無名時代から目覚ましい成功へと導きました。彼女の物語は、教育が人生と夢を形づくる変革力となることを証明しています。

ベトナムの教育事情
ここ数十年、ベトナムはさらなる経済成長を達成するため、教育システムの近代化に力を入れてきました。世界銀行によると、政府は教育支出を増やしており、2012年の19%をピークに、2018年には14%に達しています。教育は11歳まで無償かつ義務教育であり、ユネスコの報告によると、現在の改革では義務教育の均一化と15歳までの延長を目指しています。

こうした努力にもかかわらず、特定の地域では教育費が不平等を拡大させています。メコンデルタや高地に住むような貧しい農村部や民族的背景を持つ生徒は、6~15歳の間に退学する可能性が高くなっています。最近のユネスコの報告書によると、多くの小学校では教科書、制服、その他の教材にさまざまな追加料金を課しており、中学校では授業料やその他の料金を徴収することが認められているとのことです。加えて、多くの親が学業での成功を確実なものにするために個人授業料を払っています。そのため経済的に恵まれない少数民族など、低所得家庭の子どもたちは遅れをとってしまい、その結果、教育へのアクセスと達成度に大きな格差が生じています。


トランの物語
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ナイファトの物語〜才能を開花させる(少女達が未来を変えていく)

ナイファトの物語〜才能を開花させる
少女達が未来を変えていく(She Creates Change)

教育は人生を変え、新たな機会への扉を開く強力なツールである。両親が別居している家庭で育つという困難に直面しているタンザニアの少女ナイファトにとって、自己発見とエンパワーメントの旅は、ルーム・トゥ・リードのソーシャルモビライザーであるタファティアと出会ったことから始まりました。ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムの支援を受け、ナイファトは自分自身の価値を認め、隠れた才能を発見することを学びました。

タンザニアの教育事情
タンザニアでは、初等教育へのアクセス、修了、公平性のすべてが改善され、初等教育において大きな進歩を見せています。これは、15歳までの義務教育を定めた「基礎教育無償化政策」による影響が大きく、世界銀行によると、2015年から2018年にかけて、初等学校への就学率は17%上昇し、中等学校への就学率は23%上昇しました。また、初等学校までの生徒の定着率は39%増加しました。

このような進歩にもかかわらず、初等学校に比べ、中等学校での出席率と進級率は依然として低くとどまっています。ユニセフのデータによると、出席率が初等教育の81%から中等教育では28%に低下しており、高等教育ではわずか3%でしかありません。これは教育が義務教育でなくなったためでもありますが、生徒たちは労働力になるために学校を中退したり、早期の結婚に対するプレッシャーにも直面しています。

男女間の格差は縮小しているものの、高等学校の生徒のうち女子は38%にすぎません。女性や女児に対する差別は根強く、とりわけ住宅環境、ジェンダーに基づく暴力、雇用、資産の所有、清潔な飲料水や衛生設備へのアクセスに見られます。
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少年の意識を新たにすることでジェンダー平等を改善する: ルーム・トゥ・リードのカンボジアからの学び


少年の意識を新たにすることでジェンダー平等を改善する: ルーム・トゥ・リードのカンボジアからの学び
ディラジ・アナンド 2023年5月30日

近年、学校やコミュニティ全体で、ジェンダー公正への男性や少年の関与が受け入れられ、さらには要求されるのを目の当たりにしてきました。ジェンダー平等のための変革の担い手として、世界的に男性と少年に焦点を当てられているのが、その証拠です。彼らもまた、仲間との健全な関係を築こうとする気持ちや能力を阻害する不平等なジェンダー規範によって、悪影響を被っていることを理解しています。(Dhar, et al. 2022; Keddie, A. 2021; Peacock, 2012; World Health Organization, 2007).

それでも、「ジェンダー平等のための少年/男性の参画」といったキーワードでグーグルを検索してみると、教育やコミュニティの場で少年達と関わるプログラムは、ほとんどの場合いまだに非政府組織や国際開発機関が主導していることがわかります。教育システム全体にわたってこのようなプログラムを持続的に取り入れることを提唱するためには、ジェンダー公正と平等の問題に思春期の少年を参加させることが、いかに前向きな行動変容をもたらし、より安全で平等な環境と教育成果の向上につながるかを、もっと示す必要があります。

ルーム・トゥ・リードはこのようなニーズを理解し、カンボジア政府と協力して、男女共同参画について教室で男子が話し合う、学校ベースのプログラムを試験的に実施しています。平等のためのライフ・スキル・プロジェクト(LSEPプログラム)は、カンボジアのバンテアイ・ミアンチェイ州で試験的に実施されており、7年生と8年生の男子中学生が、有害なジェンダー規範に挑戦しながら、学校内外で成功するために必要なライフ・スキルを身につけられるよう支援しています。特別にデザインされた教室でのセッションや学校行事を通じて、男子生徒は男女の同級生と関わり、健康、平等、性的暴力、ハラスメントといった様々なトピックについて、ジェンダーというレンズを通して話し合います。

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