ルーム・トゥ・リードでは、少女が自己主張をしたり、困難な状況を切り抜けるための重要なライフスキルを身につけられるようサポートし、ジェンダー平等の世界を目指しています。新型コロナウィルス感染症(以下:COVID-19)の大流行は、すべての人に困難な状況をもたらしましたが、特に少女に特有の脆弱性や障害が露呈しました。ブルッキングスが指摘しているように、対面教育から遠隔教育へと移行したことで、家事負担や経済的懸念、児童婚などの要因により、女子生徒が学校を中退する圧力が高まりました。
私たちは、少女たちに、自分たちは大切な存在 であり、質の高い教育を受ける権利があることを伝えることを優先してきました。そのために、革新的なアプローチを用いて、これまで以上に多くの少女たちにアプローチしてきました。 また、政府やパートナーのプラットフォームでコンテンツを共有し、不登校のリスクがある少女たちをモニタリングしました。これらの遠隔でのプログラム活動は、この未曾有の時代に少女たちが必要とするであろう様々なサポートを提供することを期待して実施されました。この活動が予想以上に成功したことを報告できることを嬉しく思います。
ぜひ「女子教育プログラム報告書2021」をご覧ください。2021年を通して、少女たちがどこにいようとも、彼女たちに届くように適応させたプログラムを提供し続け、危機に適応した一連の指標を用いてプログラムの効果を追跡してきました。これらの指標は、ルーム・トゥ・リードが長年培ってきたグローバル指標を 応用したもので、パンデミックの中で私たちが活動している様々な学習環境において、プログラムがどれだけ効果的に 実施されているかを明確に示すことができます。