2024年11月18日(月)、「ルーム・トゥ・リード」と「エル・ガール」によるイベント「You Create Change with ELLEgirl × Room to Read 〜あなたが未来を変えていく〜」が開催されました。
本イベントでは、モデル・起業家として活動するZ世代のインフルエンサー 佐藤マクニッシュ怜子さんと、ルーム・トゥ・リードCEOのギータ・ムラリが社会に変化をもたらしてきた経験や、挑戦をどう乗り越えてきたかを深掘りし、その想いを共有しつつ、「自分ができるアクション」を考えるワークショップも実施しました。当日はジェンダー平等や社会変革に興味のあるZ世代の若者が集まり、真剣な眼差しでセッションに参加しました。
非識字者の3分の2が女性や少女
イベントは、ルーム・トゥ・リード・ジャパン共同理事長・正直ゆり氏による活動紹介からスタート。世界では7人に1人が文字の読み書きができず、その約3分の2が女性や少女という現状を共有するとともに、ルーム・トゥ・リードが展開する女子教育プログラムの全体像について紹介しました。
そして、映像作品「少女達が未来を変えていく」(原題:She Creates Change)の一部として、バングラデシュの少女ケヤのストーリーが上映されました。その後、ルーム・トゥ・リードCEOのギータ・ムラリ博士と、ライフスタイルブランド「AMATERAS」創業者の佐藤マクニッシュ怜子さんによるトークセッションが行われました。映像を通じて、女性が声を上げることの重要性や、ロールモデルの存在が未来を切り開く鍵であることが伝えられました。
「私の祖母は14歳、曾祖母は2歳で結婚させられました。」母の決断が起こした変化。
ギータ博士は、自身の人生を振り返りながら、母の決断がいかに自分の未来を変えたかを語りました。
「私の祖母は14歳、曾祖母は2歳で結婚させられました。母も13歳の時に結婚の話がありましたが、それを断り、看護師としてアメリカに渡り、私を育ててくれました。おかげで私は大学で統計学を学び、今こうしてNPOで働いています。」
現在、24か国で教育支援を展開し、1,600名の職員を率いるギータ博士。
「グローバルな組織を率いる中で、常にさまざまな決断を迫られます。しかし、女性や子どもたちの未来のためにより良い選択をする存在でありたいと思っています。」と、日本のZ世代に向けて語りました。
「情熱を持って取り組んだことは、結果がどうあれ後悔はない」
佐藤さんは22歳の時にライフスタイルブランド「AMATERAS」を企業。
「自分の力で成功したいという強い思いから、やりたいことにすべて挑戦してみて、『情熱を持って取り組んだことは、結果がどうあれ後悔はない』ということを実感」したと、自分の意志を貫く大切さを強調。さらに、社会貢献を事業の根幹に据えた取り組みについても語り、同世代の若者たちにエールを送りました。
ノートに書き出す「自分にできるアクション」
トークセッション後、参加者全員で5分間「自分にできるアクション」をノート
に書き出すワークショップが行われました。普段はスマートフォンやSNSを通じて思いを共有することが多いZ世代が、鉛筆を手に取り、真剣な眼差しでノートに向き合う姿がとても印象的でした。
ルーム・トゥ・リードは2025年に設立25周年を迎えます。今後も、日本はもちろん世界中の若者とともに、変化を巻き起こしてまいります!
併せて、詳細なイベントの様子は“マジョリティが変われば社会が変わる”「エル・ガール」×「ルーム・トゥ・リード」イベントレポートをご覧ください。
イベント終了後、ギータからメッセージが寄せられました!
関連情報:イベントを記念し、ハッシュタグキャンペーンを開催中!
■読売新聞オンラインに掲載:
少女への差別解消に取り組む国際団体の代表が来日、Z世代に支援訴える : 読売新聞