
今年もたくさんのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
今年最後に、ルーム・トゥ・リード・ジャパン 事務局長の松丸佳穂より、年末キャンペーン「Action for Education 2025」の結果とともに、2025年のハイライトをお届けいたします。
親愛なる皆様
年末キャンペーン「Action for Education 2025」では、国内外の100名を超える皆さまのご協力により、目標の2,000名を大きく上回る2,334名分のご支援をいただきました。心より感謝申し上げます。
(12月1日~20日の2倍マッチ、12月23日~25日の5倍マッチを含む合計)
さらに、グローバルボードメンバーの正直知哉さん、ゆりさんのご厚意により、12月29日~31日まで5倍マッチングを延長することが決定しました。
年末までの3日間、目標を3,000名分の教育支援に引き上げ、より多くの子どもたちに学ぶ機会を届けたいと考えています。
クリスマス期間に寄付ができなかった方や、もう少しサポートしたいとお考えの方は、ぜひこの機会にご参加いただけましたら幸いです。
2025年、ルーム・トゥ・リードは設立25周年を迎えました。支援規模を毎年2倍に拡大する戦略のもと、アフリカ地域への支援拡大など、よりダイナミックな取り組みが進んでいます。
日本法人も設立から15年。職員2名という少数体制ではありますが、プロボノやボランティアの皆さまの力に支えられ、活動を着実に広げることができています。
振り返ってみると、今年は本当に多くの出来事がありました。詳しくはこのあとのハイライトをご覧ください。ここでは、その中から二つをご紹介させてください。
一つは、日本で出版された絵本『おどっているよ、わたしのて 目で見ることばでおはなししたら』です。

本作は、ルーム・トゥ・リードとフィリピンの出版社によるライティング・ワークショップをきっかけに、作者ジョアンナ・ケが執筆しました。手話の美しさと、ルーム・トゥ・リードが大事にする多様な学びやインクルーシブ教育の考え方が丁寧に表現された一冊です。
ルーム・トゥ・リードは多くの現地語絵本を出版していますが、日本語版の発売は今回が初めてとなります。ぜひお読みいただけましたら嬉しいです。
もう一つは、ムーミンがルーム・トゥ・リードのスポンサーとなり、ガライベントにも特別ゲストとして参加してくださったことです。
ムーミンの物語に流れる「誰でも受け入れられる優しさ」や「物語がもたらす力」は、私たちが目指す「すべての子どもに教育を」というビジョンと深く共鳴しています。
なお、長年の支援者である株式会社松屋(松屋銀座)様では、開店100周年にあわせ、2025年1月31日までムーミンのチャリティバッジを販売してくださっています。
このチャリティバッジは、収益の全額をルーム・トゥ・リードにご寄付くださっていますが、本企画が長年にわたり受け継がれてきた背景や想いについては、ぜひこちらをお読みください。
改めまして、今年一年のご支援に心より御礼申し上げます。
どうぞ皆さま、健やかに良いお年をお迎えください。
感謝をこめて。
ルーム・トゥ・リード・ジャパン
事務局長 松丸 佳穂

✅2025年のハイライト
▶25周年「チャリティ・ガラ」および「感謝の会」を開催!
▲ルーム・トゥ・リードCEOのギータ・ムラリが1年ぶりに、ネパールのカントリーディレクター プシュカ・シュレスタが16年ぶりに来日!ご支援者とボランティアサポーターの活躍のもと、20,000人以上の子どもの教育支援に相当するご寄付をお預かりしました。

▲CEOギータの来日に合わせ、日本を代表する各界の女性リーダーが一堂に会しました。
▲古くからのサポーターやボランティアの方々が集まり、ルーム・トゥ・リードの軌跡を共にお祝いしました。
▲TICADが横浜で開催された今年、私たちは初めてTICADに参加し、ブース展示とシンポジウムを通じてアフリカにおける多言語での識字教育と映像作品を通して女子教育の重要性について訴えました。
▶企業CSR活動・ボランティアサポーターが活躍!
▲BSIグループジャパン株式会社 代表取締役社長 漆原将樹様(写真右)と、連日ご支援くださった同社社員。数多くの企業から、イベントや社内CSR活動で、主体的なサポートをいただきました。
▶小学校から大学院、ロータリークラブまで!広がる連携
大学をはじめ様々な学術機関での出張授業、ロータリークラブでの講演、大学院ではルーム・トゥ・リードがケーススタディで取り上げられるなど、連携が広がりました。
▲至然館大学院大学でのケーススタディ講義

▶現地訪問を通して実感する、ルーム・トゥ・リードの教育支援のチカラ
パンデミックの数年間を経て、支援地域の学校訪問が加速しました。ネパール、スリランカ、ベトナム、アフリカ等、様々な地域で教育が子どもたちに与える力を目の当たりにする機会になりました。
▲「25ans (ヴァンサンカン)」26年1月号に掲載。15年前にスリランカで設立された図書室は、ルーム・トゥ・リードの支援が離れた今も子どもの教育を支えていました。(ハースト婦人画報社)
▲正直知哉氏(ルーム・トゥ・リード グローバル・ボードメンバー)(アフリカ)
▶東京マラソン2025:21か国164名のランナーが走行!1万人の教育支援を達成
▲世界中のランナーが、マラソンを通してルーム・トゥ・リードの教育支援をサポート!総勢47名のボランティアが運営し、ランナーと共に、国境を越えて子どもの教育を支えました。
▶25周年記念映像「Our Story, Your Chapter」(英語)
ルーム・トゥ・リードは25年間、皆様とともに世界中の子どもたちに学びの機会を届けてきました。記念動画をご覧ください(和訳は下記)
(和訳)
5,200万人の子どもたちに、学びを届けてきました。
それが、これまで私たちが歩んできた道のりです。
この物語は、
未来を思い描く人々、変革を起こす担い手、
地域で声を上げ続けるリーダー、
共に前進するパートナー、
組織や分野の垣根をつなぐ架け橋となる人々、
テクノロジーで道を切り拓く挑戦者、
金融の世界から支えてくださる仲間、
誇りある支援者、
物語を紡ぐ表現者やクリエイター、
そして影響力をもって支えてくださる皆さまによって、
書き続けられてきました。
過去25年にわたり、私たちは共に、
「教育において何が可能か」という問いのページをめくってきました。
多様な現場で展開するプログラムを通じて、
子どもたちの読書力を伸ばし、
思春期の若者たちのライフスキル――
とりわけ、感情のしなやかさや意思決定力を育んできました。
皆さまの章を含む、この物語の一章一章が、
前向きで、長く続く変化を生み出しています。
私たちは、世界的な学習危機を終わらせることが
「可能である」ことを証明してきました。
それでもなお、
学ぶ機会を待ち続けている子どもたちは、世界にまだ何百万人もいます。
だからこそ、
この物語は、まだ終わりではありません。
■ご案内
・ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局は12月30日(火)~1月4日(日)まで冬期休暇をいただきます。ご連絡へのお返事にお時間を要する場合がございますことを、あらかじめご了承ください。
・2025年の継続寄付者および12月以降に銀行振込にてご支援をいただいた皆さまの寄付金受領証明書の発行は、1月末~2月初旬にメール添付にてお送りいたします。
今年賜りました、数多くのご支援とご協力に、心より感謝いたします。素敵な年末年始をお過ごしください。










































