累計4,500万人の子ども達への教育支援を達成しました!1分に3名の子どもをサポート

親愛なる皆様

いつもあたたかいサポートをいただき、誠にありがとうございます。ルーム・トゥ・リードにとって大切な「国際識字デー」(9月8日)に際し、ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長の松丸佳穂より、ご報告をお届けします!


■4,500万人の子ども達への教育支援を達成!

ルーム・トゥ・リードは長期計画『ビジョン2025』において、「2025年までに4,000万人の子どもたちに教育を提供する」という目標を掲げました。それは、私たちの限界に挑戦し、可能性を再定義するという壮大な試みでした。この度、その大きな目標を上回り、累計4,500万人以上の子ども達に教育という贈り物を届けることができました!


特に2023年は、単年で1,000万人以上の子どもたちに教育の機会を提供することができました。
2023年度アニュアルレポート英語版ダイジェスト。日本語版リリースは10月初旬を予定しています。

これもひとえに、地域社会や政府との連携を深め、さまざまな手法でプログラムを展開した結果です。そして何より、長年にわたる皆さまのご理解とご支援、さらにコロナ禍という困難な時期にも寄り添い続けてくださった温かいご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。

引き続き、ルーム・トゥ・リードの活動を通じて子どもたちを応援していただければ幸いです。

ルーム・トゥ・リード・ジャパン
事務局長 松丸佳穂

世界中の先生に研修を届けたい。6月30日まで寄付の効果が2倍になります!

「ルーム・トゥ・リードが提供する教師向けのトレーニングは、私のキャリアで受けた中で最も素晴らしく強力な機会でした。」 – サラマ、タンザニアの小学校教師(1年生の担任)

教員不足に悩む多くの国々では、教員採用の基準を引き下げ、新任教師にはほとんど、あるいは全く訓練が提供されていない事態が起こっています。
子ども達への教育提供が急務な今、全世界で、2030年までに初等および中等教育を子ども達へ提供するために、4,400万人の教師が不足しています(UNESCO)。
組織的な取り組みがなければ、教員資格を持った教師の慢性的な不足が続き、数百万の子供たちが今後数十年にわたって教育を受ける基本的な権利を否定され続けるのです。

タンザニア。ルーム・トゥ・リードから研修を受けた先生が教壇に立ち、子ども達に読み書きを教える。

この緊急課題に対処するために、ルーム・トゥ・リードは子ども達へ教育を届ける一貫として、教師の研修やトレーニングに注力しています。
世界中で教師や司書に識字能力と図書スペースの運用のベストプラクティスについて研修を行い、識字教育の専門家からの継続的なサポートを受けながら、効果的な識字教育と図書館管理に関するスキルと知識を開発する手助けをしています。

ルーム・トゥ・リードの識字ファシリテーターが、教師に継続的なトレーニングと指導を提供する。読みの発達を支援する「親指を立てる・下げるゲーム」を行う小一年生のクラスをサポートする様子。

教師に重要なのは、何を教えるかだけでなく、どのように教えるかです。子ども達に尊厳と感受性はもちろん、協力しあいながら教えることで、教育の成果が向上し、子ども達の自尊心が高まり、最終的には生涯を通じて学びつづける力が強まります。


6月のご寄付が二倍の効果になります!
ルーム・トゥ・リードはVarkey Foundation(グローバル・ティーチャー賞を創設)と提携し、より多くのい教師を育成することを目指します。
6月30日までにお預かりしたご寄付は、Varkey Foundationのご協力で2倍の効果になります。
例えば、ひとりの子どもの支援するために必要な7,500円寄付していただくと、同額がマッチングされ、2名の子どものサポートにつながります。
ぜひ、ご支援ください。

銀行振込
および クレジットカードでのお支払いからお選びいただけます。


■銀行振り込み

三菱UFJ銀行  虎ノ門支店 普通  0425102
トクヒ)ル-ム トウ リ-ド ジヤパン
※お振込の際には、ご入金者を特定できるよう必ずこちらのフォームかjapan@roomtoread.orgまでお知らせください。

ルーム・トゥ・リード・ジャパンは認定NPO法人です。ご寄付は税制控除対象となります。詳しくはこちら

ルーム・トゥ・リードのリージョナルボードに高岡美緒氏が就任

2024年1月、ルーム・トゥ・リードのリージョナルボードミーティングにて、高岡美緒氏が新たにリージョナルボードに任命されました。


ルーム・トゥ・リード リージョナルボード 新メンバー

■高岡美緒氏

<略歴>
大阪生まれ、米国・英国で育ち、ケンブリッジ大学自然科学部物理学科卒業。ゴールドマン・サックス証券に新卒で入社し、その後、モルガン・スタンレー証券、マネックスグループ執行役員新事業企画室長およびマネックスベンチャーズ取締役にて戦略的M&A、新規事業開発、CVC立ち上げ・運営を担当。さらに、アジア最大のフィンテックVC(当時)のArbor Ventures社のパートナーに就任、ヘルステックスタートアップの取締役CFOを経て、B2Bスタートアップへ投資を行うベンチャーキャピタル「DNX Ventures」パートナーを務める一方、複数の上場企業の社外取締役も兼任。
日本の女子中高生にSTEAM教育の公平性を促進する組織「SKYLABO」のアドバイザー、トロント大学 グローバル・ジャパン研究センターの教育政策諮問委員会の一員としても活躍。プライベートでは3人の子どもの母親。
2016年・2017年 Fintech Asia 100 Leaders及びフォーブスジャパン「世界で活躍する日本女性55人」に選出。著作:世界トップ投資家の共通言語


ルーム・トゥ・リードのリージョナルボードの全リストは、下記リンクからご覧いただけます(英語)
Committees/Regional Boards – Room to Read

ルーム・トゥ・リードのリージョナルボードに堀井摩耶・ジョエル プリアム夫妻が就任

2024年1月、ルーム・トゥ・リードのリージョナルボードミーティングにて、堀井摩耶・ジョエル プリアム夫妻が新たにリージョナルボードに任命されました。


ルーム・トゥ・リード リージョナルボード 新メンバー

■堀井 摩耶・ジョエル プリアム夫妻

堀井 摩耶氏の略歴

マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパンのシニアパートナーとして、政府系機関に対し、経済成長、デジタルおよびサステナビリティ改革に関し助言を提供し、国内企業との協業を通じて組織変革、グローバル化、ダイバシティとインクルージョンの取り組みを支援。また、マッキンゼーにおいて未来の働き方(Future of Work)、アジャイルな組織、女性のリーダーシップに関する社内における数多くの取り組みを主導してきた実績を有する。Hands on Tokyoアドバイザリー・ボードおよびAsian University for Women日本サポートチームを務め、国際交流や教育分野で活躍。
ハーバード・ケネディ・スクールにて行政学修士課程修了(国際開発)、ハーバード大学でソーシャルスタディーズ学部の学士号を取得。

ジョエル・プリアム氏の略歴
ハーバード大学で歴史および文学の学士号を、ハーバード・ロー・スクールで法学博士号を取得。アメリカ合衆国財務省 副総合法務顧問を経て東京に拠点を移し、現在は写真家として活動。モノクロで撮影された東京のストリート写真は高い評価をうけ、作品は世界中の美術館やギャラリーに展示されている。


 ルーム・トゥ・リードのリージョナルボードの全リストは、下記リンクからご覧いただけます(英語)
Committees/Regional Boards – Room to Read

大塚倉庫株式会社様がラオスの小学校を訪問。「教育を通じ世界で活躍できる人材を」

ラオス コックニュウ完全小学校の子ども達、先生方、コミュニティの方々とともに

2024年3月、長年ご支援をいただいている大塚倉庫株式会社(以下、大塚倉庫)の常務取締役 西牟田 克之様をはじめ社員7名がラオス(ルアンパバーン)の小学校を訪問しました。
大塚倉庫からは、2015年にカンボジアの小学校へ識字教育プログラムの導入と図書館建設を行って以来、ベトナムやラオスなどアジア圏の識字および女子教育プログラムをご支援いただいています。これらの取り組みは、大塚倉庫の社会貢献活動と社員教育の一環として行われており、毎回、幹部候補生数名が実際の教育現場を視察するとともに、社員自らも現地で交流活動を行うことで、グローバルかつ幅広い視点を養い、培った知恵を会社の成長へと繋げる人材育成プログラムにご活用いただいています。
パンデミックを経て、実に4年ぶりとなった現地訪問についてレポ―トします。

■ラオスについて
ラオスは「世界で一番行きたい国」にランクインするほど人気の国です。一方、小学校2年生の3割が1単語も読めない状況が今もあります。また、50もの少数民族が共存する多民族国家であり、ラオ語を母語としない少数民族は特に教育から取り残されるリスクがあります。ルーム・トゥ・リードは2005年から識字および女子教育プログラムを展開しています。今回は、首都ビエンチャンから鉄道で2時間のルアンパパーンにある、コックニュウ完全小学校を訪問しました。周辺の家庭の子供たちが100人ほど在籍しています。

■ラオスの小学校を訪問。100名の子ども達が言葉の基礎を学ぶ
登校の時間にあわせ訪問した大塚倉庫の皆さんを、花飾りと子ども達の踊りで歓迎してくれました。また、校長先生はもちろん、村長さんや教育委員など、たくさんの方の歓迎であふれました。
識字教育の授業では、小学校1年生が文字の組み合わせを学び、単語を大きな声で読み上げていました。この小学校では、ルーム・トゥ・リードのプログラム実施以来、本の貸し出し数が飛躍的に上がりました。コミュニティを巻き込んでプログラムの持続可能性も探っています。

(左)読み聞かせの授業。読み書きはもちろん、主人公の気持ちになって考える子ども達。 (右)本の貸し出しリスト。何冊ものノートに貸し出し履歴が。ルーム・トゥ・リードの識字プログラム導入以来、月数冊だった本の貸し出しが月100冊以上に伸びた。
「自分たちの協力がこんな形で教育につながるのですね」。勉強にあたる子ども達の姿を目の当たりにする大塚倉庫の皆さん。
小学校では歯磨きや体操など、衛生や健康面の教育もぬかりない。両親が働きに出るなど、子どもの成長に関われないなか、学校が果たす役割は教育以上だ。

■「阿波踊り」をプレゼント
ラオスの子ども達へ大塚倉庫の皆さんがプレゼントしたのは、同社の創業の地でもある徳島の阿波踊り!「子ども達に喜んでもらいたい。日本の文化を知ってもらえれば」と、踊りはもちろん、ラオ語のプレゼンテーションも準備してくださいました。

当日は35度の炎天下のなか、ラオスの空の下に太鼓と笛の音が鳴り響き、日本の真夏を思わせる雰囲気に。赤いハッピと団扇をかかげ、力強くもしなやかな踊りに、子ども達は満面の笑みで、ともに阿波踊りを踊り、一体となりました。
お別れの際には、コミュニティの皆さんがラオス伝統のお祈りの儀式をプレゼントしてくれました。

ラオス伝統の儀式。ラオ語やサンスクリット語で唱えられるお祈りに、「おもてなしを受け、とても感動しました」と、大塚倉庫の皆さんも感激。

■参加者からのメッセージ
ラオスという国の環境を考慮すると、教育を通じ世界で活躍できる人材を生み出していくことが、将来の国の発展へつながるのでは、と思います。これは人だけでなく、企業も同様です。教育の重要性を改めて感じる経験になりました。サステナブルの担当もしている立場として、より良い環境を整え、より多くの教育や人材育成支援はもちろん、継続できる仕組みを取り入れる施策を創るようにしたいと思います。
(大塚倉庫株式会社 常務取締役 西牟田克之様)


大塚倉庫では、”仕事も遊びも一生懸命”という指針のもと、仕事以外のインプットを増やすことで、いまの常識に捉われない、新しい仕組みづくりを常に取り入れています。

■大塚倉庫株式会社様とルーム・トゥ・リードのパートナーシップ
「Otsuka-people creating new products for better health worldwide(世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する)」をグループおよび同社の理念に掲げ、人々のより豊かで健康な暮らしに貢献するメーカー物流会社として社会課題の解決に取り組む大塚倉庫様からは2015年より累計5,129名の子ども達の教育に相当するご支援を頂いています。詳しくはこちら


■世界中の子ども達へ、一緒に教育という生涯の贈り物を届けませんか?
企業がルーム・トゥ・リードとパートナーシップを通して、組織目標とプログラム目標を融合させ、企業の価値観と社会的責任をステークホルダーに示すことができます。CSR活動に取り組む企業は、社員のモラルや社会的イメージが向上し、顧客の忠誠心も高まることが証明されています。世界中のパートナーがビジネス目標を達成すると同時に、ルーム・トゥ・リードのミッションをサポートしています。詳しくはこちら
企業CSR、ご支援、活動に関するお問合せ:japan@rooomtoread.org