【国際遺贈寄付の日】教育という永遠の贈り物。遺贈寄付者の声をご紹介します


「遺贈」とは、遺言で財産を無償で譲ることです。遺言による寄付に加え、相続財産や信託による寄付も含めて「遺贈寄付」と呼びます。
国際遺贈寄付の今日、実際に、ルーム・トゥ・リードへの遺贈寄付を決断されたご寄付者をご紹介します。

遺贈寄付者:Dr. ラジ・アムビカイラジャーさん

あなたは10年以上ルーム・トゥ・リードを支援されていますが、この組織をずっと支援されているきっかけは何ですか?

ルーム・トゥ・リードのことを初めて聞いたとき、その指標や大胆な目標、またビジネスモデルの詳細に惹かれました。エンジニアである私は論理的に考えました。これは、非識字の撲滅に真剣に取り組み、それを実現する方法を知っている組織でした。私は、野心的で粘り強く、すべての子どもに平等で質の高い教育を提供するために、真摯に取り組む世界的な運動に参加したいと思いました。

ルーム・トゥ・リードを遺言に含めようと思った理由は何ですか?また、この活動に熱心な人たちに、寄付を検討することを勧める理由は何ですか?

私が初めてルーム・トゥ・リードに関わったのは、20代半ばでした。私は自分のキャリアを始めたばかりで、自分が大切にしている活動に貢献できるほどの収入はありませんでした。でも、自分の人生とキャリアを社会にとってインパクトのあることのために使うことは、私にとって重要なことでした。当時私が持っていた唯一の手段は、私自身の将来への約束でした。私はファイナンシャル・プランナーを探し、遺言をまとめ、ルーム・トゥ・リードを含めました。私が生きている間に寄付をする能力が持てるかどうかはわかりませんでしたが、私が人生で創り出したものによって、すべての子ども達へ、教育という永遠の贈り物を届けるという事実に、勇気づけられました。

将来への約束を通じて、あなたは教育におけるジェンダー平等と、一世代で非識字を撲滅できる世界を作る手助けをしています。それはあなたにとってどのような意味を持つのでしょうか?

私たちの誰もが一生の間に与えることのできる最良の影響は、自身の時代を超えるものであると信じています。私たちが人類の歴史のどの時代にいようと、質の高い教育は人々を平等にし、世界で起きている課題を解決に導き、未来の変革者を生み出すための最も効果的なツールです。私が少しでもその役割を果たせれば、それは私にとって大変重要なことです。


「ルーム・トゥ・リードに遺贈をするには?」まずはご相談ください

  • 金額の大小に関係なく、遺贈寄付を受け付けております。遺贈寄付については、しばしば大きな金額を想像されることがありますが、実際には金額に制限はございません。数万円のご寄付や、金融資産の一部等の範囲で遺贈されるご寄付者もたくさんいらっしゃいます。非識字やジェンダー間の不公平のない未来を目指して、できる範囲でご支援をご検討ください。
  • 多くのご遺贈者が、使途を限定しないご支援を選ばれています。支援内容、支援先のご希望がありましたら、ぜひお聞かせください。

  • 遺言書の作成にあたり、遺贈先として「特定非営利活動法人ルーム・トゥ・リード・ジャパン」と明記してください。

  • 金額の大小に関わらず大切なご遺産をお預かりすることに加え、証券や不動産等、現金に限らない遺贈のご相談も随時お受けします。

その他、ご寄付者の声などご遺贈・遺産の寄付についてのページにてご覧ください。

遺贈ハンドブック(無料)のご送付、専門家によるお電話での無料相談も承ります。まずはメールにてお気軽にお問合せください。
japan@roomtoread.org


累計4,500万人の子ども達への教育支援を達成しました!1分に3名の子どもをサポート

親愛なる皆様

いつもあたたかいサポートをいただき、誠にありがとうございます。ルーム・トゥ・リードにとって大切な「国際識字デー」(9月8日)に際し、ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長の松丸佳穂より、ご報告をお届けします!


■4,500万人の子ども達への教育支援を達成!

ルーム・トゥ・リードは長期計画『ビジョン2025』において、「2025年までに4,000万人の子どもたちに教育を提供する」という目標を掲げました。それは、私たちの限界に挑戦し、可能性を再定義するという壮大な試みでした。この度、その大きな目標を上回り、累計4,500万人以上の子ども達に教育という贈り物を届けることができました!


特に2023年は、単年で1,000万人以上の子どもたちに教育の機会を提供することができました。
2023年度アニュアルレポート英語版ダイジェスト。日本語版リリースは10月初旬を予定しています。

これもひとえに、地域社会や政府との連携を深め、さまざまな手法でプログラムを展開した結果です。そして何より、長年にわたる皆さまのご理解とご支援、さらにコロナ禍という困難な時期にも寄り添い続けてくださった温かいご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。

引き続き、ルーム・トゥ・リードの活動を通じて子どもたちを応援していただければ幸いです。

ルーム・トゥ・リード・ジャパン
事務局長 松丸佳穂

マンスリーサポーター募集中!10月末までの新規登録で、寄付の効果が2倍に


9月8日の国際識字デーを記念し、9月~10月のマンスリーサポーター新規登録で寄付の効果が2倍になります!いっしょに、世界中の本棚を絵本でいっぱいにしませんか?


低・中所得国の10歳児の約7割が、簡単な物語を読めません(ユニセフ報告)。この現状を変えるため、ルーム・トゥ・リードは50以上の言語で4,700タイトル以上の絵本を出版し、19,200地域で活動を展開しています。
月1,500円のご寄付を6か月つづけると、低所得コミュニティに住む子ども1人が1年間、読み書きを学べます。
毎月のご寄付を通じて、未来の読書家を育てませんか?


✅マンスリーサポーターになると寄付の効果が2倍に!
2024年9月~10月末にマンスリーサポーターにご登録いただくと1年間、同額がルーム・トゥ・リードのグローバル・ボードメンバーから寄付されます!
例えば、今月10,000円のマンスリーサポーターになると、2025年8月までの12か月間、毎月同額がマッチングされ、寄付の効果が2倍になります。

▼マンスリーサポーターのお申込みは、こちらの寄付ページからお願いします!

▼銀行振込でのご登録はこちら
銀行名:三菱UFJ銀行
支店名 :虎ノ門支店
口座番号:普通 0425102
口座名:トクヒ)ルーム トウ リード ジヤパン
※お振込み者を特定するため、ご支援の際にはフォームでご連絡ください

ルーム・トゥ・リード・ジャパンへのご寄付は確定申告をすることにより寄付金控除の対象となります。詳しくはこちらをご覧ください。


マンスリーサポーターになって、世界中の子ども達へ読書の秋を届けましょう!
今、サポーターになると…

✓寄付の効果が2倍に

ルーム・トゥ・リードのグローバル・ボードメンバーが最初の12か月間、寄付額をマッチングし、持続的な支援によって、子ども達に届くインパクトを最大化します。

✓情熱的で情報に精通したコミュニティに参加
ニュースレターやアップデートを通して、世界中の子ども達の成長を実感できます。(メール配信はご希望のみ対象)

✓日々、誇りをもって過ごせます
全ての子どもが、高品質な本と教育にアクセスできるべきだという信念に基づいて行動し、その結果、子どもたちの未来を変える力を持っていることを実感できます。

※ご支援金額の変更やキャンセルをご希望の場合は、ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局が迅速にお手続きいたします。

ぜひ、マンスリーサポーターとして活動にご参加ください!
こちらからご登録ください

本キャンペーンに関するお問合せ:
japan@roomtoread.org

カンボジアでルーム・トゥ・リードが設立した図書室で列に並んで本の貸し出しを待つ子供達

メールマガジン登録
ルーム・トゥ・リードは、教育を通じて世界中の低所得コミュニティに住む子ども達へ、識字教育と女子教育を届けています。メルマガで、活動状況やイベント情報をお送りします。こちらからご登録ください。

スポーツを愛しているから、私は全身全霊をこめて取り組むのです(ネパールの活動より

カバディの練習を終えた後、スロチャナ(右)と彼女のお母さんが家の前で。

ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムの参加者は生活スキルを身につけながら努力を積み上げます。(2024年7月29日)

ネパールの中学生でスポーツ愛好家、ルーム・トゥ・リード女子教育プログラム参加者のスロチャナを紹介します。スロチャナは、女子はスポーツをすることができないというジェンダー規範に挑戦し、コミュニティでカバディの選手として活躍し有名になりました。彼女自身による力強い言葉で彼女のストーリーをお読みください。

毎日学校に通う途中、子供達がクリケットやサッカーで遊んでいる公園があります。歓声と笑い声が聞こえる美しい光景ですが、少女達の姿はありません。
公園で遊んでいる女の子をみたことがありません。かわりに水を汲んだり、近くの畑で働いたり、台所にいたりするのです。

私は昔からスポーツが大好きでした。興奮と競争に引き込まれます。でも、私のコミュニティでは、スポーツは男の子だけのものと思われています。グラウンドでプレーすることは不可能な夢のように思えました。友人たちとグラウンドの近くを歩いていると、男の子たちはからかいのやじを浴びせました。私たちは歓迎されていないと感じていました。

友人たちとスポーツグループを作りたかったのですが、日々の暮らしに追われていました。家事や農作業の手伝いなど、家での仕事が多すぎてスポーツをする時間などありませんでした。

絶望的な気分になっていたとき、ルーム・トゥ・リードのソーシャル・モビライザーが私たちの村にやって来ました。彼女は私がスポーツ好きなのを見て、カバディのトレーニングを紹介してくれました。伝統的な役割を担うという周囲の期待はありましたが、自分の夢を追うチャンスでした。家事や学業をこなしながら、毎日夜明け前からトレーニングに励みました。カバディが上達するにつれて、私はもっと力が湧いてくるのを感じました。スポーツは私のためのものでもあるのだと実感しました!

ルーム・トゥ・リードのソーシャル・モビライザーと一緒にカバディ・チームの応援をうけて。

スロチャナ(右から3人目)とクラスメートたち。

“スポーツを愛しているから、私は全身全霊をこめて取り組むのです(ネパールの活動より” の続きを読む

ルーム・トゥ・リードの少数派および難民コミュニティでの取り組み

今日は「世界難民の日」です。 現在、紛争や迫害により故郷から避難を余儀なくされている人々は1億人を超えています。ルーム・トゥ・リードは、「すべての子どもは基本的人権として教育を受ける権利がある」という信念のもと、どのような環境にいても、安全で質の高い教育へのアクセスを最も必要としている人々のために支援を展開しています。

バングラデシュ
2017年以降、100万人以上のロヒンギャ難民がコックスバザールに集まりました。私達はユニセフとのパートナーシップのもと、読書評価の設計を支援し、ロヒンギャの子どもたちのために、補助教材やミャンマー語と英語による絵本を開発し、18万人以上の子どもたち、2,900人の教師、難民キャンプの300の学習センターに届けました。

アフガニスタン
2021年にタリバンがアフガニスタンを占領した結果、アフガニスタンの多くの人々が避難民になりました。ルーム・トゥ・リードは、アフガニスタンのコミュニティが話す2つの多数言語であるダリ語とパシュトゥ語の本のコレクションを開発、翻訳しました。
パキスタンに定住するアフガニスタンの子どもたちのために、28タイトルの児童書を作成し、子どもたちが母国語で読めるように、17万冊以上の本をパキスタンで配布しました。

“ルーム・トゥ・リードの少数派および難民コミュニティでの取り組み” の続きを読む