《すべての人のために、より持続可能な未来へ向けて》 〜 ルーム・トゥ・リード・ネパールが「公平な気候対策クラブ」を発足


2022年のユニセフの推計によると、世界中で1億2,900万人の女子が学校に通っていません。この10年間で、インフラの破壊や家族の離散に加え、気候変動による壊滅的な影響が急増し、何百万人もの女子が直面している質の高い教育を十分に受ける上での障害が、さらに深刻化しています。マララ基金の予測によると、2025年までに農業、教育システム、社会的安定が気候変動によって破壊され、回復した後でも、さらに1,250万人の女子が学校から完全に退学せざるを得なくなるとのことです。
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『平等のためのライフ・スキル・プロジェクト』


報告者:フェルナンダ・ガンダーラ
(ルーム・トゥ・リード女子教育プログラムの調査・監視・報告ディレクター)

 

2022年に初めて実施されたルーム・トゥ・リードの「平等のためのライフ・スキル・プロジェクト(LSEP)」は、カンボジアにおける2年間のパイロット・プログラムです。このプログラムでは、少年たちが学校や生活で成功し、男女平等のために共に戦ってくれるよう、気持ちの強さや協調性といったライフ・スキルやジェンダー教育を提供しています。有害なジェンダー規範はすべての人に影響を及ぼし、こうした規範を解消し再定義するには、あらゆる性別の人々の関与が必要であるため、少年たちとの協力は極めて重要です。
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ルーム・トゥ・リードにおける『寄付の旅』


ルーム・トゥ・リードのような非営利団体に寄付するときに、あなたの知りたいことは、「自分の寄付が責任を持って使われ、最も重要な支援に振り向けられるか」ということではないでしょうか。

そう、あなたの抱く疑問は、「私のお金はどこに行くのか?」ですね。

この疑問に答えるために、ちょっとした『寄付の旅』に出かけましょう。
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一冊の絵本から、学びの場を作る


一冊の絵本から、学びの場を作る

ルーム・トゥ・リード・タンザニア
ムクランガ郡に新しい学級文庫を開設

タンザニアの識字率向上プログラム・チームは、ここ数カ月でムクランガ郡全域に35の教室に学級文庫を新設し、57,300冊以上の絵本を配布するとともに、300人以上の教師や政府職員に対し図書館の管理方法とプログラムの実施方法を教えました。

これらの学級文庫は、ルーム・トゥ・リードの図書館モデルを応用し、個々の教室内に収まるように設計されました。73,900人以上の子どもたちが、質の高い、発達段階に応じた絵本、トレーニングを受けた教師、居心地の良い、子どもに優しい学習空間を利用できるようになりました。

左上の写真:ムクランガ地区事務局長の代理として、タンザニアのムクランガ地区にあるルーム・トゥ・リード識字プログラムの学校を訪れ、小学校の教師たちと新しい学級文庫の立ち上げをしている成人教育担当官のレジーナ・マショレ氏

右上の写真:ルーム・トゥ・リードの本のレベル分けシステム(文章の難易度に基づいて本を分類するガイド)を紹介し、読み書きのスキルをしっかり身につけることの重要性を、地元政府関係者に説明している小学校の教師

上の写真:ムクランガ地区で開催されたルーム・トゥ・リード・タンザニアの国際識字デーのセレモニーで、教室での図書ケアのガイドラインを自治体職員とルーム・トゥ・リード・スタッフに示しているズフラ・ムワンジャシ教諭

上の写真:タンザニアのルーム・トゥ・リードの学級文庫で、先生と一緒に読み聞かせを楽しむ小学生達

上の写真:タンザニアのルーム・トゥ・リードの学級文庫で、自分で選んだ本で読書を楽しむ小学生達

原文URL:https://www.roomtoread.org/the-latest/making-room-for-learning-in-tanzania/

翻訳:竹内 裕人