『平等のためのライフ・スキル・プロジェクト』


報告者:フェルナンダ・ガンダーラ
(ルーム・トゥ・リード女子教育プログラムの調査・監視・報告ディレクター)

 

2022年に初めて実施されたルーム・トゥ・リードの「平等のためのライフ・スキル・プロジェクト(LSEP)」は、カンボジアにおける2年間のパイロット・プログラムです。このプログラムでは、少年たちが学校や生活で成功し、男女平等のために共に戦ってくれるよう、気持ちの強さや協調性といったライフ・スキルやジェンダー教育を提供しています。有害なジェンダー規範はすべての人に影響を及ぼし、こうした規範を解消し再定義するには、あらゆる性別の人々の関与が必要であるため、少年たちとの協力は極めて重要です。
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ルーム・トゥ・リードにおける『寄付の旅』


ルーム・トゥ・リードのような非営利団体に寄付するときに、あなたの知りたいことは、「自分の寄付が責任を持って使われ、最も重要な支援に振り向けられるか」ということではないでしょうか。

そう、あなたの抱く疑問は、「私のお金はどこに行くのか?」ですね。

この疑問に答えるために、ちょっとした『寄付の旅』に出かけましょう。
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一冊の絵本から、学びの場を作る


一冊の絵本から、学びの場を作る

ルーム・トゥ・リード・タンザニア
ムクランガ郡に新しい学級文庫を開設

タンザニアの識字率向上プログラム・チームは、ここ数カ月でムクランガ郡全域に35の教室に学級文庫を新設し、57,300冊以上の絵本を配布するとともに、300人以上の教師や政府職員に対し図書館の管理方法とプログラムの実施方法を教えました。

これらの学級文庫は、ルーム・トゥ・リードの図書館モデルを応用し、個々の教室内に収まるように設計されました。73,900人以上の子どもたちが、質の高い、発達段階に応じた絵本、トレーニングを受けた教師、居心地の良い、子どもに優しい学習空間を利用できるようになりました。

左上の写真:ムクランガ地区事務局長の代理として、タンザニアのムクランガ地区にあるルーム・トゥ・リード識字プログラムの学校を訪れ、小学校の教師たちと新しい学級文庫の立ち上げをしている成人教育担当官のレジーナ・マショレ氏

右上の写真:ルーム・トゥ・リードの本のレベル分けシステム(文章の難易度に基づいて本を分類するガイド)を紹介し、読み書きのスキルをしっかり身につけることの重要性を、地元政府関係者に説明している小学校の教師

上の写真:ムクランガ地区で開催されたルーム・トゥ・リード・タンザニアの国際識字デーのセレモニーで、教室での図書ケアのガイドラインを自治体職員とルーム・トゥ・リード・スタッフに示しているズフラ・ムワンジャシ教諭

上の写真:タンザニアのルーム・トゥ・リードの学級文庫で、先生と一緒に読み聞かせを楽しむ小学生達

上の写真:タンザニアのルーム・トゥ・リードの学級文庫で、自分で選んだ本で読書を楽しむ小学生達

原文URL:https://www.roomtoread.org/the-latest/making-room-for-learning-in-tanzania/

翻訳:竹内 裕人

もっと多くの子どもたちに、もっと多くの本を届けるために


もっと多くの子どもたちに、もっと多くの本を届けるために

ルーム・トゥ・リード・バングラデシュ
公立小学校に学級文庫を開設

ルーム・トゥ・リード・バングラデシュは、より多くの子どもたちに多くの本を届けるための継続的な活動の一環として、ルーム・トゥ・リードの図書館モデルを拡大し、初等教育総局と提携し、ダッカとランプールにある10の公立小学校に59の学級文庫を開設しました。

これらの学級文庫には、ルーム・トゥ・リードの図書館モデルの基本的な要素がすべて組み込まれています。つまり、現地の言語で書かれた多様で質の高い本で満たされた子どもに優しい空間、読み聞かせ、ペア・リーディング、自主的な読書といった学級文庫での読書活動の実施、継続的な教師研修などです。

試験的プログラムであるこれらの学級文庫は、バングラデシュのルーム・トゥ・リードの政府パートナーが、ルーム・トゥ・リードの教室ベースの図書館モデルの実現可能性をテストする助けになります。やがて、この試験的プログラムを通じて、バングラデシュ政府は全国の教室に学級文庫を開設する方法を知ることになるでしょう。

以下は、ダッカにあるいくつかの小学校の学級文庫の開館式の写真です。

左: ランプールで行われた小学校の学級文庫の開館式でスピーチを行った、バングラデシュ初等教育局長のシャー・レズワン氏。ルーム・トゥ・リード・バングラデシュ代表のラキー・サルカル氏(左から3人目)、バングラデシュ初等教育局副局長のファルハドゥル・アラム氏(右端)、地元の初等教育関係者が同席しています。

右: ダッカで新しい小学校の学級文庫のお披露目をするシャー・レズワン氏とラキー・サルカール氏

上:バングラデシュのクルナで行われた新しい小学校の学級文庫の開館式でスピーチするルーム・トゥ・リード・バングラデシュのプログラム運営ディレクターのバドルザマン・カーン氏。バドルザマン・カーン氏は、ルーム・トゥ・リード・バングラデシュのカントリー・ディレクター、ラキー・サルカール氏(左から3人目)、バングラデシュ初等教育局長のディリップ・クマール・バニク氏、その他地方自治体の代表者数名とともに壇上にいます。

左: 開館式で新しい学級文庫から生徒に本を貸し出す、バングラデシュの初等教育局長のシャー・レズワン氏

右: ダッカでの開館式で、生徒と一緒に絵本を探すシャー・レズワン氏。

原文URL:https://www.roomtoread.org/the-latest/making-room-to-bring-more-books-to-more-children-in-bangladesh/

翻訳:竹内 裕人