12/17(土)午前11:30~12:15 Action for Educationオンラインキックオフイベント開催!ラオスから来日中の女子教育プログラム卒業生もライブ出演!


一人ひとりが自分にできるアクションを起こし、子ども達に教育というクリスマスプレゼントを贈る年末寄付キャンペーンAction for Education2022を今年も開催致します。今年こそは皆様とリアルでお会いしたい!とイベント場所を決めて準備を重ねていたのですが、「第8波」報道もあり、迷った末にオンラインにてキックオフイベントを開催することに致しました。

2022年のテーマはエデュケーション・イコール

ここ数年のコロナ禍に加えて、今年はウクライナをはじめとする戦争、スリランカでの経済危機、パキスタンの洪水に例を見る自然災害の増加など、子ども達に深刻な学習損失が発生しています。今年も、クリスマスまでに2000名の子ども達へ教育を贈ることを目標にアクションをおこします。

イベントでは、皆様とともに達成できた数々の成果とともに、現状についてもご報告いたします。また、今回はスペシャルゲストが登壇予定です! 過去のオンラインイベントにご参加くださった方はご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんが、ラオスからビデオメッセージを送ってくれた女子教育プログラム卒業生ルンニー・スリチャンが、なんと東京のスタジオから生出演予定です!
参考:ルンニ―からのメッセージ(日本語)

そうです! ルンニーは、コロナ禍で一度は中断されてしまった来日するという夢をついに叶えたのです。

ウドムサイ県の少数民族出身のルンニーは、小学校5年生からルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムに参加し、高校卒業後、見事、ラオス国立大学に入学しました。私が彼女に初めて会ったのは2018年2月。ルンニーが大学1年生で、日本語を学び始めたばかりの頃でした。支援企業の社員の皆さんとともにラオスのビエンチャンに訪問したのですが、日本人が来ると聞いて、覚えたての日本語で一生懸命スピーチをしてくれました。

それ以降もルンニーとは定期的にオンラインで話す機会がありました。難関を突破し、自分の手で勝ち取った日本への留学がコロナの影響で閉ざされ、卒業論文を執筆中には最愛の家族を亡くすなど、ルンニーには常に多くの試練がありました。でも、彼女はいつも前向きでした。いつか日本に行ける日を信じ、大学卒業後も勉強を続けていたのです。

ルンニーのひたむきさと落ち着いた姿に、私は多くを学び励まされました。自分自身が何のためにこの仕事をしているのか―。教育がもたらす希望を、彼女はまさに体現していたのです。

ぜひ、ルンニーの生の言葉から、皆さまの毎年のご支援が実際にどのようなインパクトをもたらしているのか。また、改めて皆さまにとっての教育とは何か、など、一緒に考える機会にしていただければと思います!

Action for Education 2022 – エデュケーション・イコール
 オンラインイベント参加登録はこちらから

◆Action for Education 2022「エデュケーション・イコール」オンラインキックオフイベント
12月17日(土)11:30~12:15
参加方法:Zoomウェビナー
参加費:無料
参加登録:登録フォーム
備考:画面には登壇者のみ投影されます。ぜひ、お気軽にご参加ください。

登壇者:
ギータ・ムラリ(ルーム・トゥ・リード CEO)
正直知哉(ルーム・トゥ・リード リージョナルボード チェア)
正直ゆり(ルーム・トゥ・リード・リージョナルボード、ルーム・トゥ・リード・ジャパン共同理事長)
ルンニー・スルチャン(ラオス女子教育プログラム卒業生)

ぜひお友達をお誘い合わせのうえご参加ください。
オンラインではありますが、皆さまとお会いできることを楽しみにしています!!

感謝をこめて。

ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長
松丸佳穂

クリスマスまでに2000名の子ども達へ教育を届けたい。 Action for Education 2022~エデュケーション イコール~スタート!

あっという間に11月に入り、2022年も残すところ2か月となりました。そして、Action for Education 2022 ~みんなのアクションで子ども達に教育を~の季節がやってきました。今年も、クリスマスまでに皆様とともに2000名の子ども達に教育の贈り物を届けたいと思っています!

今年のテーマはエデュケーションイコール

あなたにとって、教育とは何を意味しますか?

子ども達は教育を通して生まれ育った環境を超え、自分自身の人生や地域社会はもちろん、貧困や気候変動、差別など、世界のさまざまな問題への解決策を見出す力を養います。すべての子ども達にとって、教育は好奇心や共感、そして夢への挑戦の機会となります。

しかし、この数年の学校閉鎖や教育指導の低下により、ユニセフは世界中の子ども達が2600万年分の学習を失ったと推定しています。更に、今年はウクライナをはじめとする戦争、スリランカでの経済危機、パキスタンの洪水に例を見る自然災害の増加など過酷な状況の中で、子ども達に深刻な学習損失が発生しました。

世界中で引き続き困難な状況が続く中、私達が望む未来― 平和な世界 ―を導くために、教育の平等がこれまで以上に求められています。

平等な教育が当たり前になる世界を目指して。2022年の締めくくりに、困難の中にいる子ども達2,000名に、教育というギフトを一緒に贈りませんか?

キャンペーンへのご参加方法を3つご紹介します!

1. 寄付をする
ご支援で、子ども達の可能性が大きく広がります。
<できること>
3,000円:教育に必要な物品を1年分
5,000円:子ども一人の識字教育プログラムを1年分
10,000円:少女一人のメンタリングを1年分
35,000円:少女一人へ女子教育プログラムを1年分
50,000円:図書室司書や教師の育成費用 1年分

クレジットカードでのご寄付はこちらから

銀行振込でのご寄付はこちらをご参照ください。
※ご寄付は税制控除の対象になります。詳しくはこちら。

2. みんなのアクションを応援する
たくさんのファンドレイザー(募金活動を行うサポーター)が、好きなこと、得意なことを活かして、年末キャンペーンに向けて寄付集めのプロジェクトを立ち上げています!楽しいイベントへの参加、子どもたちのチャレンジへの応援などが寄付につながります。さまざまな企画について、こちらのページでご紹介しています。

3. ファンドレイザーになる!
ファンドレイザーとしてチャレンジしてみませんか?ご自身のチャレンジをたくさんの方へ紹介することで自分だけでなく、子ども達の成長にもつながります。個人のキャンペーンはもちろん、グループでキャンペーンを立ち上げることもできます!チャレンジ開始はこちらから

ご寄付や活動については、「Action for Education 2022」キャンペーンサイトで随時更新してまいります。

Action for Education 2022~エデュケーション・イコール~概要
期間:2022年11月18日~12月25日
目標:子ども達2000名への教育1年分(約1,000万円)
寄付の使途:最も支援を必要とする場所と時期に使わせていただきます

スケジュール(予定)
11月18日(金):キャンペーンサイト寄付ページチャレンジページオープン
12月17日(土):バーチャルイベント開催(すばらしいゲストが参加予定!)
12月25日(金):キャンペーン終了
後日、結果についてご報告

皆様のご参加をを心からお待ちしております!

【企業連携】松屋銀座でチャリティーピンバッジ販売

あっという間に11月に入り、クリスマスシーズンが近づいてきました。
老舗百貨店の松屋銀座が今年もチャリティーピンバッジをはじめとした販売を実施してくださいます。こちらは収益の全額がルーム・トゥ・リードに寄付されます。ぜひ松屋銀座に足をお運びください!


📍クリスマスチャリティーピンバッジ販売

ⒸMoomin Characters TM       ルーム・トゥ・リードの活動を象徴するような読書中のムーミンなど4種類

フィンランドの人気キャラクター・ムーミンの「ムーミン」「スノークのおじょうさん」「ニョロニョロ」「ムーミンやしき」のピンバッジ。
毎年人気で、販売初日からたくさんのお客様がお買い物にいらっしゃいます。
1個500円(税込み)
期間:11月9日(水)-12月25日(日) 会場:1階正面口、京橋口案内所ほか

📍残布でつくったクリスマスツリー


残布や装飾パーツでつくったクリスマスツリーをチャリティー販売。障がいのある方の就労継続支援の一環で制作された、温もり溢れるツリーをぜひご堪能ください。
期間:11月9日(水) から
会場:3階リタズダイアリー、5階アトリエメイド、7階プリスティン

📍クリスマスチャリティー蜜蝋キャンドル


蜜ろうそくの第一人者・安藤竜二氏の協力のもと、「ギンザミツバチプロジェクト」内で採れた希少な蜜蝋を使用。
期間:12月1日(木)から
会場:1階正面口案内所、7階デザインコレクション


贈ったひとも贈られたひとも、そしてルーム・トゥ・リードが支援する子ども達も笑顔になる、クリスマスにぴったりのアイテムです。家族や大切なお友達へのプレゼントにいかがですか?

詳しくは松屋銀座ウェブサイト
をご覧ください。

ピンバッジを着用した株式会社松屋顧客戦略部の皆様:顧客戦略部長 服部様(右)、販売促進課 河野様(中央)、販売促進課長 紀野様(左)

東京レガシハーフマラソン2022が終了!全国からチャリティーランナが駆け付けました

22名のチャリティーランナーがルーム・トゥ・リードのために走行!
※English posting in the bottom.

ルーム・トゥ・リード・ジャパンが寄付先団体に選ばれている、東京レガシーハーフマラソンが10月16日(日)に開催されました!

東京レガシーハーフマラソン2022チャリティは、“ランニングを通して、チャリティやスポーツ振興・環境保全・世界の難民支援・難病の子供たちへのサポート、動物愛護といった社会貢献について考えるきっかけを届け、ひとりひとりのハートと社会を繋げていきたい。”という願いを込めて運営されています。

当日は約15,000名の方が走行、内22名の方がルーム・トゥ・リードの活動に共感してくださり、ルーム・トゥ・リードを寄付先としてチャリティランナーとして走行してくださいました。快晴の中、国立競技場をスタート地点に朝8時の号砲から順次ランニングがスタート。21.975kmをランナーそれぞれの思いをこめながら一歩一歩を走り抜けてくださいました。

今回のチャリティーランによるご寄付で低所得コミュニティに住む少女達100名を1年間サポートすることができます。皆様のご支援に心から感謝いたします!

チャリティーブースにあふれる笑顔
色紙に寄せられたあたたかいメッセージ

当日はプロボノでルーム・トゥ・リードをご支援いただいているアビームコンサルティング株式会社から7名のボランティアが駆け付け、チャリティブースを運営してくださいました。ランニングを終えたチャリティーランナーは爽快な笑顔とともにブースに立ち寄り、あたたかいメッセージを残してくださいました。
2023年3月5日には東京マラソンが開催され、世界中からチャリティーランナーが集まります!より高いホスピタリティとともに、ランナーの皆様をお迎えしたいと思います!

ボランティアの皆様、ボードメンバーのベン・ファーガソン氏(左側中央)、職員と共に
爽やかな笑顔とともにチャリティブースに来てくださったチャリティランナー
同僚や友人と共に、女子教育のために完走!ボードメンバーのファーガソン氏(右端)と共に
長年のご支援者の後ろ姿。ランニング大変お疲れ様でした!
ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長の松丸(左)、職員徳松(右)。ご支援に心から感謝いたします

■参考記事、画像引用元
https://bit.ly/3MaOiiU

◆English◆
22 Charity Runners Run for Room to Read at the Tokyo Legacy Half Marathon

The Tokyo Legacy Half Marathon was held on Sunday, October 16! Room to Read Japan is one of the charity organizations that runners choose to donate and run for cause.

The Tokyo Legacy Half Marathon 2022 Charity is a charity event that “brings together the hearts of individuals and society by providing an opportunity to think about social contribution through running, such as charity, sports promotion, environmental conservation, support for refugees around the world, support for children with incurable diseases, and animal welfare. We hope to connect the hearts of individuals with society.” The event is operated with this wish in mind.

About 15,000 people ran for the event and 22 charity runners run for Room to Read. The runners started at the National Stadium at 8:00 a.m. under clear skies, and they ran 21.975 km, each step with their hearts in mind.

The donations with charity run will support 66 girls who live in low-income communities for one year. Thank you from the bottom of our hearts for your support.

Seven volunteers from ABeam Consulting, a pro bono supporter of Room to Read, came to run the charity booth. After finishing their run, charity runners stopped by the booth with exhilarating smiles and left warm messages.
On March 5, 2023, the Tokyo Marathon will be held, attracting charity runners from all over the world! We look forward to welcoming all runners with even greater hospitality!

電子書籍「She Creates Change(少女達が未来を変えていく)」(英語版)を発行しました

ルーム・トゥ・リードはRebel Girls社(※)とのパートナーシップを通し、力強く生きる少女達のストーリーをまとめた書籍「She Creates Change(少女達が未来を変えていく):25人の勇気ある少女と、女性リーダーの物語」(英タイトル:She Creates Change: 25 Stories of Courageous Young Women and their Heroes)を発行しました。たくさんの『Rebel Girls(反骨心をもった、勇敢な女の子たち)』の物語が詰まった一冊です。
英語版ダウンロードはこちらから
日本語版は準備ができ次第、お知らせいたします。
※Rebel Girls:「Good Night Stories for Rebel Girls」(世界を変えた100人の女の子の物語)シリーズを発行する児童書出版社。世界中で活躍する少女や歴史上の女性たちの伝記に焦点を当てたコンテンツを制作し、ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラーでも取り上げられました。

■ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムを通して躍進する少女達
COVID-19、気候変動、人道的危機などの経済的影響により、世界中の多くの少女たちが教育から遠ざけられている今、私たちは、退学を迫られる少女たちと取り組み、若い女性たちが潜在能力を引き出すために必要なスキルとメンタリングを提供しています。電子書籍でも紹介されている、二人の少女のお話をご紹介します。

■アプリ開発で受賞:メングホーンの物語(カンボジア)
カンボジアで女子教育プログラムを受けている少女、メングホーンの物語を紹介します。メングホーンは15歳にして、「コミュニティの気候変動の理解」と「女子向けのSTEMスキル向上」をサポートするアプリを立ち上げ、賞を受けました。男子学生の教育が女子よりも優先される地域で、パソコンにさえ触れたことがなかった少女が失敗と学びを重ね、わずか数年間で達成した成果です。

メングホーンの物語と挿絵

■学校へ行くために始めた空手でメダル受賞:ヤシカの物語(インド)
インドで女子教育プログラムを受けた少女、ヤシカも大きな飛躍を遂げた少女のひとりです。ヤシカの住む地域は学校までの道のりに街灯や歩道、スクールバスがなく、常に危険がともないました。
両親は心配し、ヤシカに「学校にいかないでほしい」と望みました。それでもヤシカは教育を諦めることはありませんでした。ある日受講した護身術(空手)のクラスで、ヤシカはとてもパワフルで力強い女性教師に出会います。
「先生にできるのだから、私にもできるはず」そう思い、ヤシカは空手の授業を受け続けることを決意。練習を重ね、なんと数年後には全国大会でメダルを獲得するまでになりました。
今では、少女達の良き理解者として「空手ガール」の愛称で親しまれ、「ひたむきさ、集中力、努力は夢をかなえる源です。空手は恐怖心を吹き飛ばす!」と、勇気を与えています。

ヤシカの物語挿絵「自分の状況や環境に関わらず、大きな夢を持つこと」

今後、各国の言語に翻訳され、世界中の女子教育プログラムに参加している少女達に配布される予定です。また、ストーリーの一部はアニメ化される予定です。来年、視聴会やプレミア・イベントに地域の皆さまをお招きできることを楽しみにしています。

私たちは、多くの少女達が次世代のチェンジメーカーになることをサポートし、より良い世界を作る旅を皆さんと共にできることをとても嬉しく思います。世界中の少女にとって、素晴らしい「国際ガールズ・デー」になりますように。