《必要不可欠な教材を世に送り出す》 〜 ルーム・トゥ・リードがパキスタンでウルドゥー語の新刊書を出版


今、パキスタンでは、多くの子どもたちが、質の高い教育を受ける機会を逃しています。ユニセフによると、2022年にパンジャブ州で小学校を修了した子どもは、わずか66%に過ぎません。全国的な識字率は58%程度にとどまり、9年生まで学校に在籍している女子はわずか13%で、何世代にもわたって不公平な状況が続いています。

ルーム・トゥ・リードは、パキスタン特有の教育的課題を特定し、2020年にパキスタンで複数年にわたる識字率向上プロジェクトを立ち上げ、大成功を収めた識字率向上プログラムのコンポーネントを、現地の子どもたちのニーズに合わせて適応させました。  ルーム・トゥ・リードの識字支援では、小学校図書館の設立や現地語の児童図書の開発・配布を通じて、生徒の識字能力と基礎的な学習能力を高めるために不可欠な教材へのアクセスを増やしています。
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未来のお母さんに教育を届けませんか?ルーム・トゥ・リードCEO ギータ・ムラリの母 ルクミニの物語

ルーム・トゥ・リードCEOギータの母 ルクミニ

5月12日(日)は母の日です。
本日は、以前もご紹介させていただいたルーム・トゥ・リードのCEOギータ・ムラリの母、ルクミニの実話に先立ち、ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長の松丸佳穂よりギータとの出会いとともに、教育が持つ力をご紹介します。


親愛なる皆様

いつもあたたかい応援をいただき、本当にありがとうございます。
ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長の松丸佳穂です。

実は、ギータは私より少し前に、ほぼ同じタイミングでルーム・トゥ・リードに入社しました。当時から「すごい人が加わった!」、「10人分の仕事をこなす!」と、その優秀さは群を抜いていました。

ギータはルーム・トゥ・リードに入社する前は、大手製薬会社、アドビシステムズ、そしてアメリカ・インド財団等、民間企業等で20年以上のキャリアを積んできました。彼女であれば、企業で働き、高額な報酬を受けることもできたでしょう。それでも彼女は、「世界中の子ども達が読み書きができ、ジェンダー間の不平等のない世界にしたい」と、当時やっと10年目を迎えたルーム・トゥ・リードでのキャリアを選択しました。

南アフリカの小学校で読み聞かせをするギータ

2018年からCEOとなり、ルーム・トゥ・リードは今では、1600名の職員を擁し、世界24か国で活動する国際NGOに成長しました。皆さんとともに、 これまでサポートをさせていただいた子ども達の数は3900万人にのぼります。そして、ギータがルーム・トゥ・リードの活動に情熱を傾ける理由は、彼女の母、ルクミニの経験にも通じています。

ぜひ、教育がもたらす大きな変化をお読みください。そして、今年の母の日は、ルクミニのような将来を担う少女達の教育をサポートいただけたら嬉しく思います。

Happy Mother’s Day!
ルーム・トゥ・リード・ジャパン
事務局長 松丸佳穂

2023年10月開催のイベントにて(共催 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社)

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《すべての人のために、より持続可能な未来へ向けて》 〜 ルーム・トゥ・リード・ネパールが「公平な気候対策クラブ」を発足


2022年のユニセフの推計によると、世界中で1億2,900万人の女子が学校に通っていません。この10年間で、インフラの破壊や家族の離散に加え、気候変動による壊滅的な影響が急増し、何百万人もの女子が直面している質の高い教育を十分に受ける上での障害が、さらに深刻化しています。マララ基金の予測によると、2025年までに農業、教育システム、社会的安定が気候変動によって破壊され、回復した後でも、さらに1,250万人の女子が学校から完全に退学せざるを得なくなるとのことです。
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『平等のためのライフ・スキル・プロジェクト』


報告者:フェルナンダ・ガンダーラ
(ルーム・トゥ・リード女子教育プログラムの調査・監視・報告ディレクター)

 

2022年に初めて実施されたルーム・トゥ・リードの「平等のためのライフ・スキル・プロジェクト(LSEP)」は、カンボジアにおける2年間のパイロット・プログラムです。このプログラムでは、少年たちが学校や生活で成功し、男女平等のために共に戦ってくれるよう、気持ちの強さや協調性といったライフ・スキルやジェンダー教育を提供しています。有害なジェンダー規範はすべての人に影響を及ぼし、こうした規範を解消し再定義するには、あらゆる性別の人々の関与が必要であるため、少年たちとの協力は極めて重要です。
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ルーム・トゥ・リードにおける『寄付の旅』


ルーム・トゥ・リードのような非営利団体に寄付するときに、あなたの知りたいことは、「自分の寄付が責任を持って使われ、最も重要な支援に振り向けられるか」ということではないでしょうか。

そう、あなたの抱く疑問は、「私のお金はどこに行くのか?」ですね。

この疑問に答えるために、ちょっとした『寄付の旅』に出かけましょう。
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