『ジェンダー平等を前進させよう!』キャンペーン スタートしました!

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『ジェンダー平等を前進させよう!』キャンペーン スタートしました!

ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長の松丸佳穂です。

5/1からの1か月間、世界中のルーム・トゥ・リードが
『ジェンダー平等を前進させよう!』キャンペーンを一斉に展開します!
Action for Education - Step UP for Gender Equality –

パンデミックの影響で、世界中の多くの少女達が結婚に追いやられ、教育を受けられず、自身の将来を創り出す機会を失う危機に陥っています。
この危機に立ち向かうため、世界中のルーム・トゥ・リードのサポーターが、アクションを起こします。
この活動により集まった資金は、100%女子教育プログラムに使わせていただきます。

日本の皆さんも、ぜひ、参加をお願いします!!
あなたの参加が、少女達の未来を、輝くものに変えます!

日本国内のキャンペーンでは、年末のAction for Educationでお馴染みの「バーチャルチャレンジ」など実施します♪
*「チャリティラッフル」は次回実施となりました。

▼詳しくは、こちらのキャンペーンサイトをご覧ください。
https://give.roomtoread.org/stepupjp2021
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ルーム・トゥ・リード 2020 年の振り返り (Year in Review)

ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局長の松丸佳穂です。

ルーム・トゥ・リードは、創設から20年間、常に学習をしながら成長をしてきました。
特に2020年、コロナ禍において私達が経験したことは、大きなチャレンジではありましたが、とても意味のあることでした。

昨年のルーム・トゥ・リードの活動についてご報告をさせていただきたく、『2020年活動報告書』を作成いたしました。皆様からのご支援をどのように活用させていただいたのかを、お伝えしています。ぜひご覧ください。
『ルーム・トゥ・リード 2020年活動報告書』(全8ページ
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Meet Kabita from Nepal ネパールのカビタ「模範を示す」

[English]

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カビタ : ソーシャルモビライザー(女子教育プログラムの卒業生)

カビタもかつて、女子教育プログラムの参加者でした。ネパールの多くの女の子と同じように、カビタは、両親が教育費を出す余裕がなかったので、幼い頃から結婚を迫られ、学校を中退しそうになりました。

彼女はどのようにして、ルーム・トゥ・リードのメンターとなるソーシャルモビライザーになったのでしょう。ソーシャルモビライザーとは、彼女自身が、何年も前に自分が教育を続けるのに役立った、まさにその仕事です。娘が教育のためにどのように戦ってきたか、カビタの母親から直接話を聞くことができました。また、カビタが現在サポートを行っている少女達から、ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムで学んだことをお話してもらいました。
*こちらの動画を、字幕設定を日本語にしてご覧ください。

「ライフスキルの授業のおかげで強くなりました」
カビタ
ソーシャルモビライザー(女子教育プログラムの卒業生)

 コロナ禍でもコミットし続ける
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現地報告:金融スキルを生かして、ロックダウン中に家族をどのように支えたか

ここ数週間の間に、COVID-19の制限のために教室を離れていた子どもたちが長期的に学校に戻り始めています。 しかし、いまだに約5億人の子ども達が教育へのアクセスを制限されており、これらの学校閉鎖が低所得層のコミュニティに与える影響は大きな結果をもたらしています。

学校閉鎖中のマヘーシャの挑戦は、世界中の少女達にも反映されています。マヘーシャはスリランカのアヌラーダプラに住む14歳の少女で、ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムに参加しています。

このコミュニティは主に農業を収入源とする地域で、低賃金です。彼女の父親も水田農家で、パンデミックが始まった時には収入の大半を失いました。低所得者層の家族にとって、日々の賃金低下は生活水準に大きな影響を与え、マヘーシャの家族は食料がほとんど手に入らなくなってしまいました。

マヘーシャはクレディ・スイスの「少女のための金融教育カリキュラム」で身につけた金融スキルを活用しました。 マヘーシャはまず、家族の予算と支出を把握し、電気代や水道代だけでなく、必需品以外も節約するようにしました。ロックダウン期間、家族の時間を有効に使うために、庭に野菜を植えて食費をさらに節約するようにしました。


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現地報告:スリランカのニメシカのストーリー

Copy with Calloutポロンナルワの新しく開発された町や道路の向こうには、30年間続いた残忍な内戦の痕跡が残る村があります。この地域は極度の貧困に加えて、スリランカで最も乾燥した気候に悩まされています。村に入ると、過酷な生活環境が目の前に広がります。

ルーム・トゥ・リード女子教育プログラムの参加者である13歳のニメシカは、ここを「家」と呼んでいます。乾燥した気候のため、ニメシカの家族は近所の人にお金を払って毎日水をもらい、お風呂に入るためだけに歩いて近くの貯水槽まで行かなければなりません。頻繁に野生の象が暴れまわるこの状況では、裏庭で作物を栽培できません。

貧困がニメシカの教育を妨げていましたが、もうひとつの理由がありました。ニメシカの家族はスリランカの北東部にある先住民族の出身で、方言や生活スタイルは他の地域とは異なります。差別や経済的な問題から、ニメシカは社会やクラスメートから遠ざかっていました。

「誰も話しかけてくれないので、学校に行くのが嫌でした」
ニメシカ(スリランカ女子教育プログラム参加者)
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