ここ数週間の間に、COVID-19の制限のために教室を離れていた子どもたちが長期的に学校に戻り始めています。 しかし、いまだに約5億人の子ども達が教育へのアクセスを制限されており、これらの学校閉鎖が低所得層のコミュニティに与える影響は大きな結果をもたらしています。
学校閉鎖中のマヘーシャの挑戦は、世界中の少女達にも反映されています。マヘーシャはスリランカのアヌラーダプラに住む14歳の少女で、ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムに参加しています。
このコミュニティは主に農業を収入源とする地域で、低賃金です。彼女の父親も水田農家で、パンデミックが始まった時には収入の大半を失いました。低所得者層の家族にとって、日々の賃金低下は生活水準に大きな影響を与え、マヘーシャの家族は食料がほとんど手に入らなくなってしまいました。
マヘーシャはクレディ・スイスの「少女のための金融教育カリキュラム」で身につけた金融スキルを活用しました。 マヘーシャはまず、家族の予算と支出を把握し、電気代や水道代だけでなく、必需品以外も節約するようにしました。ロックダウン期間、家族の時間を有効に使うために、庭に野菜を植えて食費をさらに節約するようにしました。
「これらのことは授業で学びました。そうでなければ、節約するために出費を減らす方法は考えられませんでした」と、マヘーシャはルーム・トゥ・リードのソーシャルモビライザー(メンター)に話しました。
マヘーシャは、特に危機的な時期に金融教育がいかに少女に力を与えるかを証明しています。 彼女は、未曾有の瞬間を乗り越えて家族を支え、彼女のスキルによって家族がより良い生活を送れるようにしました。 マヘーシャが学校に戻った後は、プログラムに参加している若い女の子同士でメンタリングを開始し、自分の経験から学んだことを伝えていきます。
少女のための金融教育プログラムは、クレディ・スイス、プラン・インターナショナル、アルフラトゥーン・インターナショナルとのパートナーシップにより実施されています。このプログラムは、2014年以来、金融スキルを身につけるための学校として、1,500校の学校で12万5,000人以上の少女達を支援してきました。
ルーム・トゥ・リードでは、世界中の少女達が中等教育を修了し、人生の重要な決断を自分で下すスキルを身につけることができるよう、多くの少女達を支援し続けます。女子教育プログラムについての詳細はこちらをクリックしてください。