【イベントレポート】 ハーバード大学アカペラグループとともに届けた、教育への想い│チャリティコンサート@芝パークホテル / An Evening of Music and Purpose: The Harvard Krokodiloes Charity Mini Concert at Shiba Park Hotel

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2026年6月21日、東京・芝公園にある芝パークホテルにて、ハーバード大学の名門アカペラグループ「The Harvard Krokodiloes(ハーバード・クロコディローズ)」によるチャリティミニコンサートが開催されました。

約2,000冊の蔵書を誇る「Library Hotel」の落ち着いた空間に、タキシード姿の学生たちが奏でる美しいハーモニーが響き渡り、多くの来場者を魅了しました。

当日は、ルーム・トゥ・リード日本リージョナル・ボードメンバーであり、ハーバード大学およびハーバード・ロースクール卒業生でもある国際写真家のジョエル・プリアムさん、そして特別ゲストとして、お笑いタレント・コメンテーターでハーバード大学卒業生のパックン(パトリック・ハーランさん)にご登壇いただきました。


「教育は、私たちが行うことのできる最も効果的な投資」

コンサートに先立ち、ルーム・トゥ・リード日本リージョナル・ボードメンバーのジョエル・プリアムさんが、ルーム・トゥ・リードの活動について紹介しました。

30年前にハーバード大学へ通っていた当時を振り返り、「当時から多くのことが変わりましたが、一つだけ変わらないものがあります。それは、ハーバード・クロコディローズの素晴らしい音楽です」とユーモアを交えて語り、会場を和ませながらスピーチを始めました。

続いて、「子どもの教育が世界を変える」というルーム・トゥ・リードの理念を紹介。現在はアジアやアフリカをはじめ29か国で活動し、2025年だけでも1,700万人以上の子どもたちへ教育プログラムを届けていること、さらに教師研修や現地語による児童書・教材の開発などを通じて、教育システムそのものを強化する持続可能なアプローチを進めていることを説明しました。

最後に、「教育は、私たちが行うことのできる最も効果的な投資の一つです」と語り、来場者へルーム・トゥ・リードへの支援を呼びかけました。


パックンが語った「教育が人生を変える力」

続いて登壇した特別ゲストのパックン(パトリック・ハーランさん)は、自身が母子家庭で育ち、幼少期には新聞配達をしながら家計を支えていた経験を紹介しました。

経済的に厳しい環境の中でも、本や読み書きに支えられ、ハーバード大学へ進学した自身の歩みを振り返りながら、教育が人生を大きく変える力を持つことを、自身の体験を交えて語りました。

「世界中の子どもたちが教育を受けられる環境を整えることの大切さ」を来場者へ伝え、そのメッセージはルーム・トゥ・リードの活動への理解をより深める機会となりました。


ハーバード・クロコディローズが届けた特別な一夜

1946年の創設以来、世界60か国以上で公演を続けてきたハーバード・クロコディローズ。

この日はジャズやファンク、ロックンロール、バラードなど幅広いレパートリーに加え、「Sukiyaki」をはじめとする日本語の楽曲も披露し、会場は大きな拍手と笑顔に包まれました。コンサートの様子はこちら

“Library Hotel”ならではの知的で落ち着いた空間と、学生たちの洗練されたハーモニーが見事に調和し、来場者にとって忘れられないひとときとなりました。


芝パークホテル総支配人 田中紀良様からのメッセージ


昨年に続き、The Harvard Krokodiloesの皆さんを芝パークホテルにお迎えできることを、大変光栄に思います。

芝パークホテルは1948年創業、この芝の地で時を重ねながら「人をもてなす」というホテルの原点を大切にしてまいりました。

近年のリニューアルを経て、私たちはLibrary Hotelとして、館内各所に約2,000冊の書籍を揃えました。本は、知を広げ、心を整え、ときに人生の景色を変えてくれる存在です。中央大階段を囲む大書棚やライブラリーラウンジの落ち着いた空気感のなかで、ページをめくる時間そのものが、旅の記憶になる――そんな滞在を目指しています。

今回のミニコンサートでは、タキシード姿の学生たちが紡ぐアカペラのハーモニーが、静かな知的空間にやわらかく響き渡ります。どうぞ肩の力を抜いて、心ゆくまで耳を傾け、ゆったりとおくつろぎください。

さらに、音楽の余韻とともに募金という形でご参加いただくことが、世界の子どもたちの学びを支える力になります。皆さまと一緒に、あたたかな夜をつくれれば幸いです。


現地語の児童書180冊分に相当するご支援をいただきました

当日は、現金およびQRコードを通じてルーム・トゥ・リードへのご寄付を募りました。さまざまな国籍の皆さまから、現地語の児童書約180冊分に相当するご寄付をお寄せいただきました。

ハーバード・クロコディローズの皆さま、芝パークホテルの皆さま、そしてご来場いただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
ご寄付はこちらからお寄せいただけます。


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ENGLISH

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On June 21, 2026, The Harvard Krokodiloes, Harvard University’s renowned a cappella group, performed a charity mini concert at Shiba Park Hotel in Tokyo.

Held in the hotel’s tranquil “Library Hotel” setting, home to approximately 2,000 books, the evening featured beautiful harmonies performed by the students in tuxedos, captivating guests from around the world.

Special guests included Joel Pulliam, an internationally recognized photographer, Harvard University and Harvard Law School graduate, and Regional Board Member of Room to Read Japan, as well as Patrick Harlan (Pakkun), comedian, TV commentator, and Harvard University graduate.


“Education Is One of the Most Effective Investments We Can Make”

Before the performance, Joel introduced Room to Read and its mission.

Reflecting on his own days at Harvard over 30 years ago, he opened his remarks with humor:

“Many things have changed since I was a student at Harvard, but one thing has remained exactly the same—the wonderful music of The Harvard Krokodiloes.”

He then shared Room to Read’s belief that children’s education has the power to transform the world. Today, the organization works across 29 countries in Asia, Africa, and beyond. In 2025 alone, Room to Read reached more than 17 million children through its education programs.

Joel also highlighted the organization’s long-term, systems-focused approach, which includes teacher professional development, the creation of children’s books and learning materials in local languages, and close collaboration with governments to strengthen education systems.

He concluded with a powerful message:

“Education is one of the most effective investments we can make.”

and invited guests to support Room to Read’s work around the world.


Pakkun on the Life-Changing Power of Education

Patrick Harlan (Pakkun), the evening’s special guest, shared his own inspiring story.

Raised by a single mother, Patrick spoke about delivering newspapers as a child to help support his family. Despite financial hardship, books, literacy, and education opened doors that eventually led him to Harvard University.

Drawing from his personal experience, he spoke passionately about how education can change the course of a person’s life and emphasized the importance of ensuring that children everywhere have access to quality education.

His heartfelt message deepened guests’ understanding of Room to Read’s mission and the transformative impact of educational opportunity.


An Unforgettable Performance by The Harvard Krokodiloes

Founded in 1946, The Harvard Krokodiloes have performed in more than 60 countries around the world.

Their performance featured an energetic mix of jazz, funk, rock and roll, ballads, and several Japanese songs, including the beloved classic Sukiyaki. The audience responded with enthusiastic applause and warm smiles throughout the evening.

Set against the elegant and intellectual atmosphere of Shiba Park Hotel’s Library Hotel, the students’ sophisticated harmonies created a truly memorable experience for everyone in attendance.


A Message from Noriyoshi Tanaka, General Manager of Shiba Park Hotel


We are truly honored to welcome The Harvard Krokodiloes back to Shiba Park Hotel for the second consecutive year.Since opening in 1948, our hotel has remained committed to the spirit of genuine hospitality while continuing to evolve alongside the Shiba community.

Following our recent renovation, we have embraced our identity as a Library Hotel, housing approximately 2,000 books throughout the property. Books broaden our perspectives, enrich our hearts, and sometimes even change the course of our lives. We hope that guests will enjoy moments of quiet reflection surrounded by our grand bookshelves and library lounge, making reading itself part of their travel memories.

This evening, the beautiful a cappella harmonies performed by these talented students will gently fill this calm and intellectual space. We invite you to relax, listen, and fully enjoy this special performance.We also hope you will consider supporting Room to Read through a donation. Together, we can help create brighter educational opportunities for children around the world while sharing a warm and meaningful evening with one another.


Donations Equivalent to 180 Local-Language Children’s Books

During the event, guests were invited to support Room to Read through cash and QR-code donations.

Thanks to the generosity of attendees from many different countries, we raised funds equivalent to approximately 180 locally authored children’s books, helping more children discover the joy of reading in their own languages.

We extend our heartfelt thanks to The Harvard Krokodiloes, Shiba Park Hotel, and everyone who joined us for making this special evening possible.
To make a donation, please visit here.


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世界難民の日 │ 色鉛筆が描く未来ーレバノンの避難所から届いた物語

避難所で読み聞かせの時間を待つ子どもたち(レバノン)

紛争や迫害により、故郷を追われ、強制的に移動を余儀なくされた人々は世界で約1億2,000万人。そのうち約半数は子どもたちです(2025年 UNHCR発表)。

世界難民の日に寄せて、ルーム・トゥ・リードの難民地域の活動をお届けします。

色鉛筆が描く未来

レバノンのある避難所で、一人の男の子がルーム・トゥ・リードが届けた支援パックに入っていた色鉛筆の箱を取り出しました。

その子は静かに紙に向かい、絵を描き始めました。
故郷にある、住み慣れた自分の家を。
安心して暮らせる未来を。

懐かしい記憶を辿り、絵を描く男の子(レバノン)

避難生活の中で、絵を描くことは単なる遊びではありません。希望を表現する手段であり、自分の未来を思い描く時間でもあります。

学ぶ場所をつなぎつづける

2025年には、ルーム・トゥ・リードはレバノンにおいて30の図書室を開設し、約7,000人の子どもたちに本と出会う機会を届けました。また、70名以上の教師への研修を通じて、子どもたちが安心して読書を楽しめる環境づくりを進めています。

子どもたちは週に2回、本の読み聞かせや物語を通じた活動に参加し、想像力を働かせながら安心できる時間を過ごしています。

週2回の読み聞かせは子どもたちにとってかけがえのない時間

本には、子どもたちが未来を描く力がある

「家を離れたときはとても怖かったけれど、ここで友達ができました。本を読んでいると、みんなが安全な場所で笑っている姿を思い描くことができます。」

そう話してくれたのは、避難所で暮らす子どもの一人です。

ルーム・トゥ・リードはレバノン、ヨルダン、ガザ地区等の中東地域をはじめ、ロヒンギャ難民キャンプやアフガニスタン難民等、世界中の難民コミュニティで、子どもたちに本と学びの機会を届けています。

どのような状況にあっても、子どもたちには学ぶ権利があります。
そして本には、子どもたちが未来を描く力があります。
世界難民の日にあたり、教育がもたらす希望について、改めて思いを寄せていただければ幸いです。

避難所で生活する子どもたちへ教育を届けませんか?

160円のご寄付で、現地語の児童書1冊、またはジェンダー平等を支えるライフスキル教育1日分を子どもたちに届けることができます。
1万円で、子ども1人が1年間、読み書きの教育を受けることができます。

アラビア語の児童書を点検、発送する現地職員

【難民支援関連の活動】

少数派および難民コミュニティでの取り組み
喪失から「読む力」へ: レバノンで広がる「読書コーナー」

【ご案内】
▶東京マラソン2027 チャリティ応募が始まります!(6月24日~7月8日)
▶本・CD・DVD 買取金額20%UPキャンペーンを実施しています(6月30日まで)

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ノンフィクションの児童書がもたらす教育と学びの広がり(ラオス識字教育プログラム)


低学年の学習者のためにラオスのクリエイターたちが特別に制作した、新しいノンフィクションの児童書集の登場は、この国の識字教育の状況における、静かではあるものの重要な変化を示しています。北部のシエンクワーン県から南部のチャンパサック県の平野部まで、これらの本は低学年向けコンテンツの決定的な空白を埋めつつあります。

フィクションは長きにわたり想像力を刺激し、楽しい読書体験を提供してきましたが、これまでラオスの子どもたちには、ラオス語で書かれた高品質なノンフィクション図書を通じて現実世界を探求する機会がほとんどありませんでした。

長年、教師たちは事実を伝えるためにほぼ標準的な教科書にのみ頼っていました。そのため、子どもたちの好奇心を惹きつけるように特別にデザインされた本を通じて、情報に触れる機会が限られていたのです。

チャンパサック県の学校では最近、ラオス人の作家やイラストレーターが制作し、ルーム・トゥ・リードが厳選したノンフィクションの児童書集を受け取りました。私たちは、これらの本が実際に活用されている様子を見に行きました。
読み聞かせや語彙力構築のためにデザインされたこれらの本は、単に読書コーナーを埋めるだけにとどまらず、子どもたちの事実との向き合い方を変え、新鮮で親しみやすい学習方法をもたらしています。
nonfiction children's books

ノンフィクションの児童書で、教えることがより簡単に、より魅力的になる

ラオスにおいて、ノンフィクションの児童書は珍しい存在です。ほとんどの教育者、そしてほとんどの生徒がフィクションにしか親しんでいません。歴史的に見て、現実世界の概念を教えることは課題とされてきました。魅力的で子どもに優しい教材がない中、教師たちは標準的な教科書だけで生徒の注意を引きつけることに苦労してきたのです。

ルーム・トゥ・リードのノンフィクション児童書コレクションの登場は、教育と学習に新たな体験をもたらします。このコレクションは、科学、テクノロジー、文化、環境学習、公民、歴史など、ラオスの小学1~3年生の国定カリキュラムのテーマに基づいて開発されました。遊び心のあるイラストと年齢に応じたストーリー展開でこれらのテーマを紹介することで、幼い読者はより簡単に現実世界を探求できるようになります。また、教師にとっては主要科目を教える前に生徒に基礎知識を身につけさせることができ、複雑なトピックへの移行がより効果的になります。

バンムアン完全小学校の複式学級の教師であるブンヤン先生は、この変化を目の当たりにしました。「これらの本のおかげで、複雑なテーマを説明するのがとても簡単になりました」と彼女は言います。
「例えば、『私たちの太陽系を知ろう』という本は、私たちと太陽との間にある重要なつながりに生徒たちを気づかせてくれます。」

nonfiction children's books

ノンブア完全小学校のブンタウィー先生にとっても、その影響は一目瞭然でした。彼は、「サケの旅」という本を読んだとき、生徒たちはただ聞いているだけではなかったと語りました。

生徒たちは、サケの見た目や生態について互いに議論し始めたのです。教師たちは、ノンフィクションの本を使用することで、生徒の関心、読み書きのスキル、語彙力の発達が向上していることも観察しました。

ブンヤン先生は、生徒たちが徐々に本に夢中になっていった様子について次のように説明しています。

「最初は、『私たちの太陽系を知ろう』のように、生徒たちが慣れないテーマのノンフィクション本を読んだ時は、ついていくのが少し難しいようでした。しかし、何度も読むうちに、生徒たちはストーリーを楽しむようになり、新しい概念やアイデアを理解できるようになりました。読み聞かせのたびに彼らの関心は高まり、何度も何度も聞きたいと言うようになりました。」

生徒が新しい言葉に出会ったとき、イラストが対象物を認識する助けとなり、この結びつきが語彙の急速な成長への道を開きました。子どもたちは授業で発言することに自信を持ち、進んで音読をするようになり、さらに多くの本を読みたいという意欲が高まりました。

身近なテーマも新しい世界も、どちらも学習意欲を刺激する

ノンフィクションの児童書の中には、生徒たちがすでにそのテーマに親しんでおり、さらに詳しく知りたいと思っていたために、すぐに生徒たちの心を掴んだものもありました。2年生のコッドくんはこう語りました。

「ハチミツが大好きだから、『ミツバチ』の本が好きです。おいしいからです!庭の花から甘い汁を集めて、巣に持ち帰るミツバチを見たことがあります。」

他の本は、好奇心を刺激する新しい知識を紹介してくれました。2年生のリアンさんはこう説明しています。

「おばあちゃんも家で『私たちの太陽系を知ろう』を読んでくれました。私が気になっているのは、地球が太陽の周りを回っていることです。他の惑星の中で、地球が一番好きです。私たちの家だからです。」
彼女は、「これは月、あれは火星」と言いながら、音読の練習まで始めたそうです。

子どもたちの目を通して世界を探求する

生徒たちは特に、物語やテーマが自分たちの日常生活と結びついている本が大好きです。竹がどのように成長し、おもちゃ、家具、家を作るためにどのように使われるかを詳しく説明した物語『どこもかしこも竹、竹』に刺激を受けたという2年生のドゥくんは、こう語ってくれました。「竹は、ブンポーみたいなおもちゃを作るのに使えます。友達と一緒にブンポーのおもちゃを作って、遊ぶつもりです。」

ドゥくんはさらに、この本を日常生活と結びつけて、「家では、竹はもち米を入れるカゴや、フェンス、鶏の小屋にも使われているんだ!」と付け加えました。
同じく2年生のアリンさんは、「両親に竹でおもちゃを作ってもらうように頼んでみます。友達と一緒にそれで遊びたいです」と言いました。
nonfiction children's books

生徒たちはまた、自分たちがすでに知っている場所を本の中で見つけることも楽しみました。ボくんは、『4,000の島』という本に感激した様子を話してくれました。この本は、カンボジア国境近くのラオス南部、メコン川に浮かぶ川の群島である4,000の島(シーパンドン)の自然と生態系の驚異を描いたものです。

「島の景色が綺麗なので、4,000の島の本が好きです。お父さんとお母さんと一緒に一度そこへ行ったことがあります。行く前にこの本を読みました。綺麗で、読んでいて楽しいです。」

他の本、例えばラオスに残された不発弾について書かれた『地中のモンスター』などは、生徒たちが安全や、地域社会が直面している現実の課題を理解するのに役立っています。プンくんは『地中のモンスター』を指差し、手を大きく広げて自分が見た爆弾の大きさを示しました。彼は次のように話しました。

「山の畑で爆弾を見たんだ。これくらいの大きさだった。ドクロの警告標識も見たよ。お父さんに近づかないように言われて、気をつけないといけないんだって学んだよ。」

プペイさんは、以前スターフルーツの木を植えるために土を掘ったことがあると話してくれました。ちなみに、その木はこれまでに2回実をつけたことを彼女は強調していました。先生が読み聞かせてくれた『地中のモンスター』を聞いた後、彼女は地面の下には爆弾があるかもしれず、庭ではもっと注意しなければならないことに気づきました。

持続的な変化を見つめて

バチェン完全小学校の校長であるブアパン先生は、学校生活の中でこれらの本がどのように使われているかを説明し、次のように述べています。

「教える側にも学ぶ側にも、多くのメリットがあります。教師たちはノンフィクションの本を読書の時間に取り入れているため、生徒たちはキャラクターや身近なテーマを楽しむだけでなく、物語を通して新しいテーマを探求し、学んだことを日常生活に応用することができます。」

彼はまた、「ノンフィクションの本は、上級生がペア読書のセッションで下級生にもっと読み聞かせをするように促すため、学年を超えて強力な識字スキルをサポートしてくれます」と付け加えました。

ノンフィクションの児童書の導入は、適切な読書教材にアクセスすることがいかに学習体験を変化させうるかを示しています。生徒にノンフィクションを読み聞かせながら質問を投げかけることで、主要科目を教え始めるずっと前から、その内容が知識の基盤を構築するのに役立つことに教師たちは気づきました。教師たちの観察によると、物語を通じてそのテーマに触れた後の方が、子どもたちは主要科目に対してより強い好奇心を抱くとのことです。

地元で制作されたノンフィクションの児童書をラオス全土の教室に届けることで、ルーム・トゥ・リードは、子どもたちが読者として、思考者として、そして自信に満ちた学習者として成長し、自らの可能性を最大限に発揮できるよう支援しています。


執筆:ルーム・トゥ・リード・ラオス
シリポーン・シリポンパン(コミュニケーション&開発担当シニア・オフィサー)
アーティット・マスワン(識字ポートフォリオ、優良読書教材プログラム・マネージャー)
原文URL:Nonfiction children’s books – Room to Read
翻訳:Tokuko Masago


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母の視点から見る女子教育│ベトナム訪問レポート : Girls’ Education Through a Mother’s Eyes | Vietnam Field Visit Report

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母の視点から見る、ルーム・トゥ・リードの女子教育

5月10日は母の日。 お母さんへの感謝を伝えるとともに、「子どもたちにどんな未来を歩んでほしいか」を改めて考える日でもあります。その想いは、国や環境が違っても変わりません。

このたび、ルーム・トゥ・リードを18年間にわたって支えてくださっているリージョナルボードメンバー、ゴールデン エリック・綾子ご家族が、ベトナム・ハノイ郊外の中学校を訪問し、女子教育プログラムを視察されました。

ベトナムは急速な経済成長を遂げる一方で、地方や少数民族の地域では教育水準や識字率に大きな格差が残っています。中でも、取り残されやすいのが少女たちです。現地では、教育はどのように少女の未来を切り拓いているのでしょうか。双子の子どもたちのお母さまでもある、綾子さんに伺いました。



▲タイムマネジメントの授業の様子

■ 今回の訪問で最も心に残った瞬間はなんですか?
綾子さん:女子教育プログラムの「ライフスキル」の授業では、タイムマネジメントを学び、生徒たちが自分の一日のスケジュールを発表しました。少女たちは積極的に手を挙げ、目を輝かせながら自分の一日について話してくれました。


▲少女たちと対話する綾子さん

特に印象的だったのは、多くの生徒が朝5時に起き、登校前に家事を手伝っていること。学業と家事を両立しながら、自分だけでなく家族も大切にしている姿に、深く胸を打たれました。私の子どもたちと同世代ということもあり、すぐに打ち解けて、たくさんの質問を投げかけてくれました。その様子から、学ぶことへの強い意欲と喜びをひしひしと感じました。

■ 綾子さんは双子のお子さんのお母さまでもあります。母として、今回の訪問から感じたことを教えてください。
綾子さん:同じ年頃の子どもを持つ母として、当たり前に教育を受けられる環境の尊さを改めて実感しました。少女たちは毎朝早起きをして家事を終え、宿題をし、「楽しみで待ち遠しい」学校に通うために長い時間をかけて登校します。


生まれた国がどこであれ、子どもは本来、みんな同じように夢を描き、学ぶ権利を持っているはずです。目の前にいるこの子たちが教育を諦めることなく、将来の選択肢を大きく広げられる世界にしたいと、改めて思いました。

■ご支援者の皆さまへ、メッセージをお願いします!
綾子さん:訪問を通じて、ルーム・トゥ・リードの活動が確実に子どもたち一人ひとりの可能性を広げていることを実感しました。教室で見た少女の自信に満ちた表情や、「勉強が好き」、「学校に行くのが待ち遠しい」と話してくれた言葉の背景には、多くの方々のご支援があります。

どんなに小さくても、積み重なることで子どもの未来を大きく変える力になると信じています。ぜひ多くの方に関心を持っていただき、少女たちが安心して学び続けられる環境づくりにご参加いただければ幸いです。


母の日、未来を贈るという選択

低所得地域では、女子の中等教育修了率は男子の3分の2以下にとどまっています。この教育格差は、早すぎる結婚や限られた選択肢につながり、年間1,600億円を超える経済的損失をもたらします。
ルーム・トゥ・リードはこれまで、世界中で410万人の少女が教育を受け続けられるよう支援してきました。

「学校に行くのが待ち遠しい。」

そう語る少女たちが、学びを続け、自分の未来を切り拓けるよう、母の日に教育というプレゼントを届けませんか

・1,000円で、思春期の少女の勇気を後押しする書籍が1冊届きます。
・10,000円で、ライフスキル教育を3カ月提供できます。
・35,000円で、少女1人が女子教育プログラムに1年間参加できます。


◆関連情報
ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラム: ライフスキルでリードする
ジョバの物語〜ライフスキル教育セッションを通じて夢を追いかける
「教育で、人生は変わる」日本で働くルンニーの今(ラオス女子教育プログラム卒業生)


▲リージョナルボードメンバーのエリックさん(左から二番目)。満面の笑みの少女たちと共に。

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Girls’ Education Through a Mother’s Eyes | Vietnam Field Visit Report

May 10 is Mother’s Day.
It is a day to express gratitude to mothers, and also a moment to reflect on the kind of future we hope our children will live in. This wish is universal, regardless of country or circumstance.

Recently, Eric and Ayako Golden, a Regional Board member who has supported Room to Read for 18 years, visited a lower secondary school on the outskirts of Hanoi, Vietnam, to observe our Girls’ Education Program.

While Vietnam continues to experience rapid economic growth, significant disparities in educational access and literacy remain in rural and ethnic minority communities. Girls are often the most affected. In this context, how is education helping to shape their futures? We asked Ms. Ayako, who is also a mother of twins, to share her reflections.



▲ Life skills class on time management

■ What was the most memorable moment of your visit?

Ayako:
In a life skills class on time management, students presented their daily schedules. The girls actively raised their hands, speaking confidently and with bright expressions as they shared their routines.


▲ Ayako in conversation with students

What struck me most was that many of them wake up at 5 a.m. to help with household chores before school. Balancing both study and family responsibilities, they showed a deep sense of care for not only themselves but also their families. As they were the same age as my own children, they quickly opened up and asked many questions. I could strongly feel their curiosity and joy in learning.

■ As a mother of twins, what did you feel during this visit?

Ayako:
As a mother of children the same age, I was reminded of how precious it is to have access to education as a given.

These girls wake up early each morning, complete household chores, do their homework, and then travel long distances to attend school they say they “look forward to with excitement.”

Regardless of where a child is born, every child should have the same right to dream and to learn. Seeing these girls in front of me, I felt even more strongly that we must build a world where they do not have to give up on education, and where their future choices can be greatly expanded.


■ A message to our supporters

Ayako:
Through this visit, I deeply felt that Room to Read’s work is steadily expanding each child’s potential.

Behind the confident expressions of the girls I met, and their words—“I like studying” and “I look forward to going to school”—there are many people whose support makes this possible.

I believe that even the smallest contributions, when accumulated, can profoundly change a child’s future. I hope many more people will take interest and join us in creating an environment where girls can continue learning with confidence and safety.


Mother’s Day: A Choice to Give the Gift of the Future

In low-income communities, the rate of girls completing secondary education remains less than two-thirds that of boys. This education gap contributes to early marriage and limited life choices, resulting in an estimated annual economic loss exceeding 16 billion yen.

To date, Room to Read has supported over 4.1 million girls around the world in continuing their education.

“I look forward to going to school.”

To help more girls continue learning and shape their own futures, why not give the gift of education this Mother’s Day?

  • ¥1,000 provides one book that supports a girl’s confidence during adolescence
  • ¥10,000 provides three months of life skills education
  • ¥35,000 supports one girl in the Girls’ Education Program for one year▲ Regional Board member, Eric Golden (second from left), together with smiling students.

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「なぜ?」から世界を考える。アオバジャパン・インターナショナルスクール6年生とのセッション │ Exploring the World Through “Why?” A Session with 6th Grade Students at Aoba-Japan International School

English follows after Japanese

アオバジャパン・インターナショナルスクールの6年生(12歳)の生徒の皆さんを対象に、ルーム・トゥ・リードのオンラインセッションを実施しました。

今回のセッションは、「世界に前向きな変化をもたらすグローバルリーダーを育成すること」を学校理念に掲げる同校にて、国際バカロレア(International Baccalaureate:IB)の初等教育プログラム(Primary Years Programme:PYP)における最終プロジェクトの一環として実現しました。

生徒の皆さんからは、「教育格差」をテーマに探究を進める中で、世界の教育課題や、識字教育やジェンダー平等の実現に取り組むルーム・トゥ・リードの活動に向けて高い関心が寄せられました。

 「なぜ女子が教育を受けられない状況が生まれる?」
「どうして十分な教育資源を持たない学校が存在するのだろうか?」
「そのような課題に対して、政府にはどのような役割がある?」

こうした問いを起点に、世界各国で子どもたちが直面している教育課題や、教育の機会を広げるためにどのような支援が行われているのかについて、対話を通じて理解を深めました。

今後も、「問いから学び、行動につなげる」コラボレーションが生まれていくことを楽しみにしています。

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We conducted an online session with Grade 6 (12-year-old) students from Aoba Japan International School.

This session was organized as part of the school’s commitment to nurturing global leaders who create positive change in the world. It was held in connection with the International Baccalaureate (IB) Primary Years Programme (PYP) Exhibition, the culminating project of the PYP.

As part of their inquiry into “education inequality,” the students expressed strong interest in global education challenges, as well as Room to Read’s work in advancing literacy and girls’ education.

During the session, students raised a wide range of thoughtful questions, including:

  • “Why are some girls unable to access education?”
  • “Why do some schools lack sufficient educational resources?”
  • “What role should governments play in addressing these challenges?”

Using these questions as a starting point, we engaged in a dialogue to deepen understanding of the educational challenges faced by children around the world and explored how different forms of support can help expand access to education.

We look forward to continued collaboration that reflects the PYP philosophy of learning through inquiry and taking action.

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