母のレシピが導いた未来への一歩(トランの物語)│未来の母親へ教育を届けませんか?


「母の日」に未来の母親へ教育を届けませんか?


ゴールデンウィークが終わり、新緑が美しい季節になりました。5月11日は「母の日」です。皆さんは、お母さんの手料理の思い出はありますか?

今日は、母のレシピを通して地域で初のYouTuberになり、経済的自立を果たした、ベトナムの小さな村で暮らす少女のトランを紹介します。

トランの家族は、母の手作りのお菓子を水上マーケットで販売して生計を立てていました。


しかしある日、ボートが転覆し、すべての商品が川に流されてしまいました。この出来事をきっかけに、トランは古い携帯電話で日常を撮影し、母の伝統レシピを紹介するチャンネル「Mother’s Hometown」(お母さんの故郷)を立ち上げました。

登録者数は10万人を超え、YouTubeのシルバー・クリエイター・アワードを受賞!地域で初のYouTuberとして、家族を支える安定した収入を得ることに成功しました。

💛母の日を記念し、トランの映像を特別にお届けします!

「幼い頃から内気でしたが、ライフスキルの授業を通じて、仕事と勉強の両立やお金の賢い使い方を学び、自信が持てました。
これからも、女の子も男の子と同じように夢を追い、自分の人生を自分で選ぶ権利があることを伝えていきます。」(トラン)


未来の母親へ学ぶ力を:

(写真プラカード:「教育は、光へとつづく第一歩。」)
低所得地域では、女子の中等教育修了率は男子の3分の2以下。この教育格差は年間1,500億円超の経済的損失につながります。ルーム・トゥ・リードは、これまで370万人以上の少女を支援してきました。

寄付でできること:
📚750円:ジェンダー平等を推進する児童書1冊
👧 7,500円:ジェンダー平等を推進する児童書10冊で本棚をいっぱいに
🌱 37,000円:少女にライフスキル教育を1年間提供/教員1人を1年間トレーニング


※ルーム・トゥ・リード・ジャパンへのご寄付は税制控除の対象となります。

教室から世界とつながる:アメリカン・スクール・イン・ジャパンで上映会を開催 │Connecting Classrooms to the World: Film Screening Held at ASIJ


(English follows after Japanese)
2025年3月31日、アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)にて、映像作品『少女たちが未来を変えていく(She Creates Change)』の上映会を開催しました。

ASIJの皆さんには、長年にわたり保護者をはじめ学校全体でルーム・トゥ・リードの活動をご支援いただいています。グローバルな環境で学ぶ子どもたちの中に、「世界の課題に向き合い、行動する力」が日々育まれていることを感じています。

今回のイベントは、2024年に行われた初回に続く2回目の上映会として実施されました。対象はGrade 3(小学3年生)の子どもたち。ASIJの探究型学習プログラム「チェンジメーカー」の一環として企画され、創造性や社会課題への関心を育む貴重な学びの場となりました。

冒頭では、ルーム・トゥ・リードのスタッフが登壇し、世界における教育格差の現状や、ルーム・トゥ・リードの識字教育・ジェンダー平等教育への取り組みについて紹介しました。その後、スリランカの少女・デュミニの物語が上映され、生徒たちは彼女の力強い歩みに心を寄せました。

上映後は、「なぜ彼女は変化を生み出せたのか」「自分には何ができるだろうか」といった問いかけをもとに、物語に対する理解を深めながら、自らの考えを広げるきっかけとなりました。

ASIJの皆さんの継続的なご支援と、「学びを行動につなげる教育」に心より感謝申し上げます。これからも世界中の子どもたちとともに、教育の力でよりよい未来を築いていけることを楽しみにしています。

🎬 上映会開催についてのお問い合わせ

japan@roomtoread.org まで、お気軽にご連絡ください。
ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムを経験し、ジェンダー平等を追求する6名の少女達の実話まとめた映像作品「少女達が未来を変えていく」。社内CSRの促進、子どもの国際支援およびジェンダー平等理解の一歩に最適な内容です。
■参考資料:上映会内容についてご参考ください。
SCC screening at school(英語)


 ENGLISH

On March 31, 2025, a screening of She Creates Change was held at the American School in Japan (ASIJ).

For many years, ASIJ has supported Room to Read’s work as a school community—including the active involvement of parents. We continue to be inspired by how students, learning in a globally-minded environment, are developing the ability to recognize global challenges and take meaningful action.

This was the second screening of She Creates Change at ASIJ, following the initial session in 2024. This year, the event was designed for Grade 3 students as part of the school’s inquiry-based learning program, Changemakers. It offered a valuable opportunity for students to explore creativity, empathy, and social issues through storytelling.

The session began with a brief presentation by Room to Read staff, introducing the global disparities in education and the organization’s efforts in literacy and gender equality education. Following the introduction, students watched the powerful story of Dewmini, a young girl from Sri Lanka who overcomes challenges to create change in her community.

After the screening, students reflected on key questions such as, “What helped her create change?” and “What can I do to make a difference?” These conversations allowed them to deepen their understanding of the story and consider their own potential to contribute to a better world.

We are truly grateful for ASIJ’s ongoing support and commitment to education that empowers action. We look forward to continuing to work together toward a more equitable future for children around the world through the power of education.

🎬 Interested in Hosting a Film Screening? Let’s Inspire Change Together!


She Creates Change
is a powerful film series that brings to life the real stories of six incredible girls who have taken part in Room to Read’s Girls’ Education Program. Each story is a moving journey of courage, determination, and the pursuit of gender equality.

Whether you’re looking to spark meaningful conversations around CSR, introduce global education issues, or inspire action on gender equality, this film is a perfect starting point—for schools, companies, and communities alike.

We’d love to help you bring this experience to your team, students, or event.
📩 Reach out to us anytime at japan@roomtoread.org

✨ Curious to know more? Take a look at what a screening can look like:
SCC screening at school

クレジットカード決済会社変更のご案内


(English follows after Japanese)

いつもルーム・トゥ・リードへの温かいご支援を誠にありがとうございます。

このたび、2025年4月1日より、クレジットカード決済の利便性向上を目的として、寄付の決済システムを現行のものから「コングラント株式会社」に変更いたしました。新しいご寄付ページはこちらからご利用いただけます。
これにより、以下の決済方法をご利用いただけるようになります:
VISA, Master, AMEX, JCB, Diners, DISCOVER, Apple Pay*, Google Pay*
*Apple PayおよびGoogle Payは、該当のサービスにご登録済みの方にのみ表示されます。

また、銀行振込も「決済方法」からお選びいただけるようになりました。さらに、寄付ページの英語表示も可能となり、言語にかかわらずより多くの方々からのご支援をお受けできるようになります。

マンスリーサポーター(継続寄付者)の皆さまへ

現在、マンスリーサポーターとしてご登録いただいている皆さまのご寄付は、これまで通り旧システムにて毎月お預かりいたします。
今後、ご登録のクレジットカードの有効期限の更新時または2025年12月のご寄付をもって、新システムへの切り替えをご案内させていただく予定です。
なお、それ以前に新システムへの切り替えをご希望の場合や、その他ご質問について下記までお気軽にご連絡ください:

📩 ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局
japan@roomtoread.org

どうぞ引き続きの温かいご支援をよろしくお願いいたします。


As of April 1, 2025, we have transitioned our donation payment system to Congrant Inc. in order to improve the convenience of credit card donations.
You can access our new donation page here.

With this change, the following payment methods are now available:
VISA, Master, AMEX, JCB, Diners, DISCOVER, Apple Pay, Google Pay**
*Apple Pay and Google Pay are only available to users registered with these services.

In addition, bank transfer is now selectable as a payment method. The donation page also supports English, allowing us to welcome support from an even broader global community regardless of language.

For Monthly Supporters
If you are already registered as a Monthly Supporter, your monthly donations will continue to be processed through our previous system.

Moving forward, we will provide instructions for switching to the new system either when your registered credit card reaches its expiration date, or by your December 2025 donation at the latest.

If you would like to switch to the new system sooner or have any questions, please feel free to contact us at the address below:

📩 Room to Read Japan Office
japan@roomtoread.org

3月は国際女性月間✨寄付の効果が2倍!

教育は基本的人権
しかし、その権利が不平等に侵害され、特に少女たちは多くの障壁に直面しています。

  • 世界の7人に1人が読み書きができず、その3分の2が女性や少女です。
  • 1億2200万人以上の少女が学校に通えていません。
  • 多くの少女が、文化的偏見、差別、貧困、暴力と闘いながら、学び続けています。

ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムは、これまでに370万人以上の少女を支援し、低所得コミュニティでジェンダー平等の実現を目指してきました。

3月の国際女性月間を記念して、3月末まで寄付の効果が2倍になるキャンペーンを実施中です!
例えば1万円をご寄付いただくと、支援企業のマッチングにより計2万円分が支援地域に届けられます。同じ金額で、少女たちへ2倍のサポートが届きます。

少女がどこで生まれても夢を実現できる公正な世界は、私たちの一歩から始まります。ご支援をお待ちしています!


※ルーム・トゥ・リード・ジャパンへのご寄付は税制控除の対象となります。

🎉ルーム・トゥ・リード設立25周年!


25周年に寄せて…

25年前、ルーム・トゥ・リードの創設者3名と最初の支援者たちは、すべての子どもが教育を通じて可能性を最大限に発揮できる世界を思い描きました。

私自身がルーム・トゥ・リードに加わり、日本法人を設立したのが15年前、ルーム・トゥ・リード設立10周年のタイミングでした。当時、支援を受けた子どもの数が500万人に達しようとしていて、「500万人なんてすごい!」と思ったのを、今でも鮮明に覚えています。

あれから15年―以来、世界中の支援者の皆さまとともに、新たな「章」(チャプター)を積み重ね、これまでに28の国と地域で10倍にあたる5,000万人以上の子どもたちに変化をもたらしてきました。ルーム・トゥ・リードは、世界の学習危機を解決できることを証明してきたのです。そして、この物語はまだ続きます。

これは、ルーム・トゥ・リードという組織が、決して立ち止まることなく学び続け、走りながら進化し続けてきた証です。そして私たち自身も、成功体験に甘んじることなく、新たな挑戦を受け入れながら、変化と成長に必死についていくことを求められた日々だったように思います。

今年一年を通じて、25周年という大きな節目に至るまでの歩みを振り返る中で、皆さまとともに築いてきた道のりの尊さを改めて感じています。皆さまの温かいご支援と変わらぬご信頼があったからこそ、ここまで歩んでこられました。心より感謝申し上げます。 

先日、支援企業の方々とともに、ルーム・トゥ・リードが最初に活動を開始したネパールを訪れる機会がありました。訪れたのは、首都カトマンズから山を越えつつ車で2時間ちょっとに位置するヌワコットにある小学校で、2015年の大地震で甚大な被害を受けた地域です。

今回訪れた小学校では、現地政府と協働し、3年間の識字教育プログラムが実施されています。偶然にも、日本の寄付者の方が贈ってくださった絵本を、小学校2年生の子どもたちに読み聞かせる場面に立ち会うことができました。大地震やパンデミックという大きな困難を乗り越え、先生が懸命に授業をする姿、そしてそれを受けて目を輝かせながら手を挙げる子どもたちの姿を目の当たりにし、「5,000万人」という数字は、こうした一人ひとりの積み重ねなのだと、その重みを改めて実感しました。

そして今年、ルーム・トゥ・リードは25周年、日本法人も設立15周年を迎えました。この節目を迎えることができたのは、支援者の皆さま一人ひとりの変わらぬご支援と、教育への強い信念があったからこそです。心からの感謝を込めて—本当にありがとうございます。

3月は「国際女性月間」。非識字やジェンダーによる格差のない世界を実現するために活動を行っているルーム・トゥ・リードにとって、とても大切な月となります。世界中の女性と少女の権利が守られ、ジェンダー平等が実現される世界を目指し、さらに歩みを加速させます。


ルーム・トゥ・リード・ジャパン
事務局長 松丸佳穂


国際女性月間キャンぺーンのご案内