【学校連携】子どもたちの探究心が、世界を変える:清泉インターナショナルのチャリティ活動 │ Children’s Curiosity Can Change the World: Charity Initiatives at Seisen International School

ルーム・トゥ・リードでは、全国の様々な学校との連携活動を推進しています。今回ご紹介する清泉インターナショナルスクールでは、幼少期から生徒たちが主体的に社会課題に向き合い行動することで、世界中の子どもの教育支援に協力しています。

Room to Read promotes collaboration with schools across Japan. At Seisen International School, which we are featuring in this article, students are encouraged from a young age to actively engage with social issues and take action, contributing to global efforts in supporting children’s education.


地域とつながる、持続可能な未来への一歩
ファーマーズマーケット開催
A Step Toward a Sustainable Future Through Community Engagement

企画から運営まで!手作りのマーケットを通してともに学ぶ │ From Planning to Operation – Learning Together through a Handmade Market

5月29日、小学2年生の子どもたちが企画・運営を手がけた「ファーマーズマーケット」が開催されました(公式レポートはこちら)。

会場では、生徒たちが栽培した野菜や、地域の生産者から仕入れた食品、ハンドメイド雑貨などが並び、来場者に向けて、環境やフェアトレードの大切さを自分たちの言葉で伝える姿が印象的でした。マーケットの準備から当日の運営までを通じて、子どもたちはチームワークや社会との関わりの大切さを学びました。販売収益はルーム・トゥ・リードの活動へ寄付されました。

On May 29, second-grade students organized and ran a “Farmers Market” (see official report [here]). The market featured vegetables grown by the students and handmade crafts. It was impressive to see the children speak directly to visitors about the importance of environmental awareness and fair trade. Through both the preparation and the event day, the students learned the value of teamwork and community involvement. Proceeds from the sales were donated to Room to Read.

生徒主体のWESC委員会によるチャリティ活動
Student-Led Charity Activities by the WESC Committee


WESC(Women’s Education Support Committee)では、中高生を中心に、世界の教育や環境問題に目を向けたチャリティ活動を展開しています。
今年度は、映像作品『少女達が未来を変えていく』(原題:She Creates Change)の上映会とベイクセール(焼き菓子販売)を実施し、販売による収益をご寄付いただきました。また、古本回収の呼びかけを通し、古本買取・寄付サービス「チャリボン」を通じて、ルーム・トゥ・リードの活動へ寄付されます。

WESC(Women’s Education Support Committee), mainly composed of middle and high school students, engages in charity initiatives focusing on global education and environmental issues.
This year, they hosted a screening of the film She Creates Change and held a bake sale, donating all proceeds. They also encouraged the school community to donate used books, which were collected and processed through the “Charibon” secondhand book donation service, with the resulting funds donated to Room to Read.

卒業プロジェクトでの学びの深化 ~ジェンダー平等への探究~
Graduation Projects Deepening Learning – Exploring Gender Equality

小学5年生による「 IB  PYP (Primary Years Program) Exhibition project」では、生徒たちが関心のある社会課題をテーマに探究を進め、その成果を発表します。
今年度は、「ジェンダーの平等」に焦点を当てたグループが活動しました。ルーム・トゥ・リードをはじめとする教育団体との対話や調査を通じて、生徒たちは「社会の一員として自分にできること」を考え、行動へとつなげています。

In the IB  PYP (Primary Years Program) Exhibition project, the fifth-grade  students explore a social issue of interest and present their findings.
This year, one group focused on gender equality. Through interviews and research involving educational organizations like Room to Read, students reflected on what they can do as members of society and turned their learning into action.

このたびの一連の活動を通じて、ジェンダー平等(女子)教育1,000日以上に相当するご支援をお寄せいただきました。ご支援に感謝いたします。
Through these initiatives, Seisen International has contributed support equivalent to over 1,000 days of girls’ education. We are sincerely grateful for this generosity.

ご寄付のご案内
清泉インターナショナルスクールの皆さんの素晴らしい取り組みを通して、どなたでもご寄付にご参加いただけます。ご支援は全額、ルーム・トゥ・リードのジェンダー平等(女子)教育プログラムに充てられ、世界中の少女たちの未来を切り拓く力となります。

▶︎ 寄付はこちらから

Support the Cause: 
Anyone can join in the efforts inspired by Seisen’s amazing initiatives. All donations go directly to Room to Read’s Girls’ Education Program, helping empower girls around the world to build a better future. Support.


🌱 ルーム・トゥ・リードとの連携で、学びをもっと深く。

ルーム・トゥ・リードは、世界中の教育機関と連携し、出前授業やプロジェクト協働を通じ、生徒たちの学びをより豊かなものにする取り組みを行っています。教室の学びを広げたい、社会課題をテーマに探究したい――
そんな想いをお持ちの数多くの教育機関や先生方とコラボレーションを実現しています。子どもたちの探究が、世界中の子どもたちの未来につながる。その一歩を、ともに歩めることを楽しみにしております。
お問合せ:japan@roomtoread.org

🌱 Partner with Room to Read – Deepen Learning Together
Room to Read partners with schools worldwide to enrich students’ education through guest lectures and collaborative projects.

If you are an educator or school interested in expanding classroom learning or exploring social issues, feel free to contact us.

Children’s curiosity can lead to a brighter future for children everywhere.
We look forward to walking that path with you.

Contact: japan@roomtoread.org

最新のインパクトレポートを公開しました!累計5,000万人の教育支援と今後の挑戦


ルーム・トゥ・リードは2025年、設立25周年を迎えました。2000年、ネパールの村に数冊の本を届けたことから始まった私たちの活動は、今や28カ国・累計5,000万人以上の子どもたちに広がり、識字教育と女子(ジェンダー平等)教育を通じて、世界の未来を形作っています。

🔗 インパクトレポートはこちらからお読みいただけます

📌 2024年の主な成果と2025年の展望

2024年の主な成果と2025年の展望

  • 識字・ライフスキル教育の成果: 4,500万人もの子どもたちへ識字・ライフスキル教育を提供(当初目標4,000万人を超過達成)。
  • 支援対象国の拡大: マラウイ、パレスチナを含む12カ国で新たに活動を開始。
  • 児童書の多言語化: 新たに18言語を追加し、合計57言語で児童書を提供。
  • 教育支援への投資: 10億米ドル(約1,500億円)を教育支援に投資。

各地域でのインパクトハイライト

  • 中東: レバノン・パレスチナでは緊急教育支援を展開。ガザには10,000個の学習セットを配布する予定です。
  • アフリカ: 出版・教育業界との連携を強化中。ルワンダでは書籍出版エコシステムの改革を支援しています。
  • バングラデシュ: 洪水や政治不安といった困難な状況下でも教育を継続。全国の小学校に自主読書の時間を設け、教材を導入しました。
今後の挑戦:向こう3年間の目標

  • 🎬 『少女達が未来を変えていく』更なる展開
    世界中の少女の実体験を描いた映像作品『少女達が未来を変えていく』(英語)が、国際ガールズ・デーに合わせてYouTubeで公開。日本語字幕付きの映像はこちらからダウンロードいただけます。

皆様のあたたかいご支援とご協力に、心より感謝いたします。
🔗
インパクトレポート全文はこちら


本件に関するお問合せ:japan@roomtoread.org
150円で現地語の児童書が、7,500円で1年分の識字教育が届きます。
ご支援はこちらから

【登壇レポート】名古屋で広がる支援の輪。ロータリークラブ例会にて卓話を実施しました!


名古屋栄ロータリークラブ(5月25日)および宮の杜ロータリークラブ(6月5日)の例会にて、ルーム・トゥ・リード・ジャパン職員の徳松愛が、国際団体「ルーム・トゥ・リード」の支援活動とファンドレイザーの仕事をテーマに、登壇しました。社会貢献に熱心なロータリアンの皆さまに向けて、支援事例や、企業と国際支援のコラボレーションについてご紹介しました。

■ 世界5,000万人以上に学びを届けてきたルーム・トゥ・リード
世界人口の約7分の1にあたる7億人以上が、いまだ読み書きができません。そのうちの3分の2が女性と少女です。識字教育と女子教育を二本柱とし、当たり前の教育をすべての子どもに届けるべく、今では世界28か国で活動を展開し、これまでに5,000万人以上の子どもたちに教育の機会を提供してきました。

■ 事例紹介:カンボジア──内戦が奪った教育をもう一度、子どもたちに

カンボジアでは、1970年代の内戦で200万人が犠牲になりました。多くの教育者が命を落とし、教育の空白が今も続いています。
ルーム・トゥ・リードは政府と連携し、遠隔地の学校にも支援を届けています。ある村では、初めて本に触れた子どもが、たった3ヶ月で100冊近くを読み、家族に読み聞かせをするようになったというエピソードも共有されました。

■ 事例紹介:ラオスと日本の架け橋に。女子教育を通して夢を切り拓く

女子が1年多く教育を受けると、将来の収入が20%増え、子どもの死亡率が半減するというデータもあります。
たとえば、ラオスのルンニーさんは、困難な家庭環境にありながら、ルーム・トゥ・リードの支援を受け、日本語教師を目指して勉強を続けました。日本語学科を首席で卒業し、現在は日本で通訳として活躍しています。このように、教育支援は子どもたちの人生だけでなく、国と国との架け橋にもなることが紹介されました。

■ 今からできる!事業を通して社会貢献!

「社会貢献に関心はあるけれど、どう取り組めばいいか分からない」
そんなご相談を多くいただきます。実際に、以下のような形でご支援が広がっています。

  • 商品の売上の一部を継続的に寄付
  • 会報誌や社内報で活動を紹介し、チャリティグッズの販売収益を寄付
  • 文房具や絵本の制作企業による教育活動の支援
  • 結婚式や宿泊プランに寄付を組み込む取り組み
  • 学生団体によるクラウドファンディングや学園祭での寄付企画
  • ゴルフコンペなどネットワーキングイベントと連動したチャリティ企画
  • 社員参加型の寄付キャンペーンやボランティア活動の実施

こうした事例は、CSRやプロボノ、従業員参加型施策としても効果的です。参加者からも大きな関心が寄せられました。


参加者の声

名古屋栄ロータリークラブ 丹羽健様

このたびは名古屋栄ロータリークラブにゲストスピーカーとしてお越しいただき、まことにありがとうございました。
世界中で文字の読み書きができない方が7億7,300万人もいらっしゃるという事実と、その3分の2が女性と少女であることに衝撃を受けるとともに、そうした子どもたちを中心に女子教育プログラムを展開されているルーム・トゥ・リード様のご支援に深く感銘を受けました。

厳しい環境下を想像しておりましたが、実際に学校を訪れると、教室で学ぶ子どもたちの表情は生き生きとしていて、目を輝かせながら一冊の教科書を二人で大切に読み合い、夢中で勉強をする姿がある、というお話を聞き、私たちの国ではすでに忘れてしまった何かがあることに気づかされ、感動いたしました。

会場では誰もが真剣に徳松様の話に聞き入り、最後まで静かに耳を傾けておりました。今回ロータリークラブのメンバーがルーム・トゥ・リード様の活動を知ることができたことは、今後につながる大きな一歩になると感じております。
貴重なお話を本当にありがとうございました。

ご参考:卓話レポートは、下記からお読みいただけます:
第205回例会 – 名古屋宮の杜ロータリークラブ


📍ラジオ放送のお知らせ
東海ラジオ「Weekend Step」(番組「丹羽健のモーニングジャーニー」)に、徳松愛が出演し、ルーム・トゥ・リードの活動をご紹介しました!

📅 放送日:6月21日・28日(2週連続)
🕘 時間:8:55〜9:00
📻東海ラジオ:「Weekend Step」

名古屋は、様々な企業や個人のご支援をいただいてきた地域でもあります。
この度のご縁に心より御礼を申し上げます。


■ 特別講義・講演のご依頼について

ルーム・トゥ・リード・ジャパンでは、全国の大学・高校などの教育機関向けに、非営利活動や国際教育支援、ファンドレイジングに関する特別講義や授業内セッションを行っています。また、企業や団体の研修・セミナー、CSRプログラムの一環としての講演依頼も承っております。
ご依頼の内容・規模に応じて、交通費および講演費としてご支援のご協力をお願いしておりますが、まずはご相談ください。

📩 お問い合わせ先
ルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局
📧 japan@roomtoread.org

【イベントレポート】ハーバード大学アカペラグループ×芝パークホテル for ルーム・トゥ・リード │Event Report: Harvard Krokodiloes × Shiba Park Hotel for Room to Read

harvardkrokodiloes2024
*English follows after Japanese

2025年6月6日、芝パークホテル(東京)にて、ハーバード大学最古のアカペラグループ「Harvard Krokodiloes(ハーバード・クロコダイロス)」によるチャリティコンサートが開催されました。

芝パークホテルは館内に約1,500冊の蔵書を持ち、“本と文化のある空間”をコンセプトに掲げるライブラリーホテル。2022年より、ルーム・トゥ・リードの活動に共感し、継続的なご支援をいただいています。

同ホテルへのHarvard Krokodiloesの来日は今年で2回目。「この素晴らしい機会をぜひ子どもの教育支援につなげたい」と、チャリティコンサートとして企画してくださいました。

ホテルロビーはハーバードの学生たちによる美しいハーモニーに包まれ、宿泊者の旅の疲れを癒す忘れられない特別な時間になりました。また、チャリティーラッフルチケットの取り組みやご寄付を通し、およそ166冊分の現地語の児童書に相当するご支援をいただきました。

ハーバード・クロコディローズからのメッセージ

ハーバード・クロコディローズは、ハーバード大学最古のアカペラグループとして、名門組織「ヘイスティ・ プディング・クラブ」から誕生しました。ケンブリッジからケープタウンまで、アメリカ大統領、国王など、世 界の要人を魅了しながら、毎年 5 大陸 20 か国以上を巡るツアーを行っています。昨年の芝パーク ホテルでの公演が大成功を収めたことを受け、今年もこの素晴らしいホテルとのパートナーシップを継 続し、再び東京を訪れることができることを心から嬉しく思います。 そして今回は、ルーム・トゥ・リードの活動を支援できることを誇りに思います。世界中の子どもと少女 たちへ教育の機会を届けるための一助となれることを願っています。
(Mr. Cyril Leahy The Harvard Krokodiloes of 2025)

芝パークホテル様からのメッセージ

ハーバード・クロコディローズを再び芝パークホテルにお迎えできることを、大変嬉しく思います。ホテルの 宿泊者の皆さまに、音楽と優雅なひとときをお届けできることは、私たちにとって大きな喜びです。 さらに今年は、イベントに特別な意義を加えました。ルーム・トゥ・リード・ジャパンを通じて、子どもたちの 識字教育を支援できる機会を提供できることを誇りに思います。ご来場の皆さまには、クロコディローズ の美しいハーモニーを楽しみながら、子どもたちに本を届ける活動にご協力いただけますと幸いです。心 温まる音楽とともに、子どもたちに読書の喜びを広げるこの機会を、ぜひ一緒に創り上げましょう。
(芝パークホテル総支配人 田中 紀良様)

ご参考:イベント関連ページはこちら


様々な支援プログラムを展開!
芝パークホテルは2022年より様々な方法でご支援をいただいています。

宿泊プラン【泊まって寄付】子ども達へ絵本を送ろう!SDGsプラン
ご宿泊プランの一部が寄付されるプランです。ぜひご利用ください。

読み終わった本を通したご支援
クリスマスに向けて開催。お客様や従業員から寄贈された本で作られた「ブックツリー」を展示し、展示後は本の売却金額をご寄付へ

✅ホテルフロントに募金箱を設置
様々な国のお客様がご寄付くださいます。

寄付を通したご支援
芝パークホテル様のご寄付ページを通してお預かりしたご支援は、すべてルーム・トゥ・リードの教育活動へ寄付されます。寄付は税控除の対象になります。
ご寄付はこちらから


事業を通して、教育支援に参加しませんか?
ルーム・トゥ・リードでは、企業の皆さまと共に、世界の子どもたちに「教育という一生の贈り物」を届けるパートナーシップを広げています。
CSR活動や社会貢献をお考えの企業の皆さま、ぜひお気軽にご相談ください。

🔗企業の寄付・活動参加の方法
📩 お問い合わせ:japan@roomtoread.org


On June 6, 2025, the Harvard Krokodiloes—Harvard University’s oldest a cappella group—held a special charity concert at Shiba Park Hotel in Tokyo. Shiba Park Hotel, known as a “Library Hotel” with over 1,500 curated books on-site, embraces the concept of offering a space where books and culture come together. Since 2022, the hotel has been a dedicated supporter of Room to Read, resonating with our mission to bring education to children worldwide. This marked the Krokodiloes’ second visit to the hotel, and this time, their performance was planned as a charity concert with the intention of turning this special occasion into support for children’s education. Through the sale of charity raffle tickets and generous donations from attendees, the event raised enough funds to provide approximately 166 local language children’s books—books that will inspire and empower young readers around the world. The hotel’s Library Lounge was filled with the rich harmonies of the Harvard students, creating a memorable and heartwarming evening that soothed the souls of guests from near and far.

「さあ、読もう」ーパレスチナに届いた希望のリュック

6月20日は「世界難民の日(World Refugee Day)」。
紛争や迫害により、故郷を追われ、強制的に移動を余儀なくされた人々は世界で約1億2,000万人。そのうち約半数は子どもたちです(2025年 UNHCR発表)。

どのような状況や場所においても、子どもたちの学ぶ権利を守るために、ルーム・トゥ・リードは世界各地で教育支援を続けています。
本日は、パレスチナをはじめとする難民地域の活動をご紹介します。


「さあ、読もう」—ガザの子どもたちに届ける学びと希望

発送を待つ緊急支援パック

激化する紛争により、パレスチナ・ガザ地区では学校や図書館をはじめ、多くの教育機関が被害を受け、数十万人の子どもたちが教育の機会を失っています

ルーム・トゥ・リードは、現地パートナーのANERAと連携し、当初の2倍となる1万個の緊急支援パックの準備を進めています。
パックには、アラビア語の児童書5冊、文房具セット、鉛筆削り、スケッチブック、そして頑丈なリュックを詰め込みました。

リュックには、「هيا نقرأ(さあ、読もう)」というメッセージが記されています。どんな状況でも読書と学びを届けるという、ルーム・トゥ・リードの強い意志の表れです。

緊急支援として供給されたリュックサック。アラビア語で「さあ、読もう」の文字。

さらに、パレスチナの作家・イラストレーターによる新しいアラビア語児童書10冊の制作も進行中です。完成後は、パレスチナ教育省と連携し、5万冊を地元の学校へ届ける予定です。


食料キット、職員へのケアも:レバノンでの支援状況

政治・経済の混乱が続くレバノンでは、公立学校の多くが避難所として使われ、教育の場が失われつつあります。150万人以上の難民の存在も、教育インフラに大きな負担を与えています。

レバノンの少女。書きなれない文字を綴る。

こうした厳しい環境の中でも、ルーム・トゥ・リードは、子どもたちが安心して学べる場所と教材を届けています。2024年には、避難してきた子どもたちを、母語のアラビア語の本と学習教材で迎えました。さらに、食糧キットの配布や、職員向けのメンタルケア研修も行い、子どもたちの「身体」と「心」の両面から支える活動を展開しています。

🌍 少数派・難民コミュニティへの継続支援

ルーム・トゥ・リードは、パレスチナやレバノンだけでなく、バングラデシュ、アフガニスタン、インド、ベトナムなど、さまざまな国や地域で少数派や難民の子どもたちへの支援を続けています。
ルーム・トゥ・リードの少数派および難民コミュニティでの取り組み

ルーム・トゥ・リードの支援活動は、支援者のご協力なくしては実現しません。
世界難民の日というこの特別な日に、今一度、教育を待つ子どもたちへあたたかいご寄付をお待ちしております。
▶ご支援はこちら

【25周年記念】マンスリー寄付の効果が2倍になります!
ルーム・トゥ・リードは今年、設立25周年を迎えました。
この特別な年に、新たにマンスリーサポーターに参加いただいた方のご寄付は、ルーム・トゥ・リードのボードメンバーにより2倍にマッチングされます。
継続的なご寄付は、長期的かつ効率的な教育支援を可能にします。

💡 月々のご寄付でできること

📚 1日100円(月3,000円)
20冊の現地語絵本を、毎月子どもたちに届けられます。

🎒 1日150円(月4,500円)
1人の少女が1か月、学校に通い続けることができます。

✏️ 1日250円(月7,500円)
6人の子どもたちが、1か月間 識字教育を受けられます。

🌱 1日330円(月10,000円)
2人の少女がライフスキルを学び、コミュニティや社会を変える力になります。

ご支援は、いつでも寄付金額の変更や停止が可能です。
ぜひ、ご参加ください。

ご寄付に関するご質問や、活動内容についてのお問い合わせは、お気軽にお寄せください。
お問合せ:japan@roomtoread.org

アフガニスタンの少女