認定NPO法人の有効期間が更新されました!

このたび、ルーム・トゥ・リード・ジャパンは認定の「更新」を申請し、無事認定されましたので、ご報告をさせていただきます!

ルーム・トゥ・リード・ジャパンは2017年に千葉県より認定NPO法人資格を取得しました。認定の有効期間は5年であるため、昨年の11月に更新の申請をし、12月の千葉県からの実地調査などを経て、この度、2022年6月6 日付にて所轄庁の千葉県より認定の更新がされました。

認定の有効期間は以下になります。

認定の有効期間 2022年2月10日~2027年2月9日

認定NPO法人とは、運営組織・事業活動が適正で公益の増進に寄与する団体として、一定の基準を満たしていると所轄庁の認定をうけたNPO法人のことを指します。全国にNPO法人は50,742団体ありますが、そのうち認定NPO法人として認められているのは約2.4%、わずか1,241団体です(2022年度4月末現在)。無事に更新できることができて、ほっとしております。

認定NPO法人へのご寄付は税制上の優遇措置を受けることができます。

ルーム・トゥ・リード・ジャパンへのご寄付は確定申告をすることにより、寄付金控除の対象となります寄付金控除についての詳細はこちら

今後ともどうぞご指導のほど、よろしくお願いします。

認定NPO法人ルーム・トゥ・リード・ジャパン
事務局長 松丸佳穂

ルーム・トゥ・リード 2021 年活動報告 (Year in Review)―800万人の子ども達を支援することができました!

2021年の活動報告とサポーターの皆様への感謝

2021年は、コロナ禍にも関わらず、革新的な活動に満ちた年であり、2021年だけで新たに800万人以上の子ども達に恩恵を与えることができたことをとても嬉しく思います。これは新記録です。

新型コロナウィルス感染症(以下:COVID-19)は、あらゆる世代の子ども達に教育の障害をもたらし続けているため、ルーム・トゥ・リードの活動はかつてないほど重要になっています。2021年の終わりに、ユネスコ、ユニセフ、世界銀行による共同報告書が発表され、世界の教育の現状が明らかにされ、教育の回復への道筋が示されました。この報告書では、証拠に基づく戦略、革新的な介入、社会情緒的サポートなど、回復プロセスに不可欠な一連の構成要素が強調されています。そして、これらはすべて、ルーム・トゥ・リードのアプローチの柱となっているものです。

私達は、このような取り組みをリードする十分な資質を備えており、子ども達が自ら学び、自らの未来を切り開くために必要なスキルを身につけられるよう、これまで以上に力を注いでいきたいと考えています。

皆様のような寛大で献身的な支援者のおかげで、私達はすでに、より多くの地域で、より多くの子ども達に、より革新的な方法で利益をもたらすための基礎を築いています。ルーム・トゥ・リードへの皆様の貢献は、希望が視界から消えてなくならないということ、そして、教育が持続することでレジリエンス(回復力)が高まることを証明するものです。

2021年の活動報告書(Year in Review)をお届けできることを嬉しく思います。いつもルーム・トゥ・リードの活動によりそってくださっている皆様のおかげで、世界中の何百万人もの子ども達に貢献できることに心より感謝いたします。 皆様との揺るぎないパートナーシップによって、 2022年も記録的な年にしていきたいと思っております。

2021年の活動報告(Year in Review)を読む

ジェンダー平等の実現は、少年とその育て方にかかっている

Ms.への掲載記事を翻訳しています。Ms.は、女性の権利に焦点を当てた、ジェンダー平等分野における主要なニュースサイトです。(原文はこちら

執筆:ギータ・ムラリ博士(ルーム・トゥ・リードCEO)、ゲイリー・バーカー博士(CEO and co-founder of Promundo-US)

真に公平な世界を築くためには、ジェンダー平等は少年や男性を含むすべての人のためのものであり、すべての人に必要であることを理解せねばならない

▲調査によると、少年が友達と複雑な感情を共有する際に最も恐れているのは、それが自分に対して利用されることだそうです。それでも、多くの少年は、関わり合い、尊重し合い、感情的に表現する方法を見つけたいと思っています。(Allison Shelley / The Verbatim Agency for EDUimages)

国際女性デーは、世界がジェンダー平等の達成をお祝いする特別な機会です。少女や女性にとって大きな進歩が見られる一方で、まだまだ道のりは長いです。

真に公平な世界を築くためには、ジェンダーの平等は少年や男性を含むすべての人のためのものであり、すべての人に必要であることを理解する必要があります。有害なジェンダー規範に対抗することは、他者のためだけではなく、自分自身の利益のためでもあるという理解を持って育てば、少年達は自分らしさを発揮できるように成長することでしょう。そして、少年や男性が平等のために立ち上がるために必要な役割を理解できれば、すべての人が自由に自分の可能性を追求できる世界を作るために貢献できるでしょう。

ジェンダー平等は少年期から

ジェンダー規範とは、ある社会で女性や男性が準拠することを期待される基準のことで、服装から行動まであらゆることが規定されています。調査によると、少年は少女よりもこの規範に厳格に従うことが分かっています。家族、学校、スポーツ、テレビ、社会からの影響を受け、少年は幼稚園に入る前から「男の子らしく」あるようプレッシャーをかけられています。

米国プロムンド社の最新調査によると、少年が複雑な感情を友人と共有する際に最も恐れていることは、それが自分に対して利用されることです。10代の少年の5人に2人は、 社会は彼らが怒ると暴力的になることを期待していると言い、5人に3人は、強くなければならないというプレッシャーを感じていると言っています。世界的に見ても、思春期の少年の殺人率は思春期の少女の4倍、有害なアルコール摂取の可能性は3倍と、少年の健康はこうした要因によって危険にさらされています。

ステレオタイプで有害なジェンダー規範を順守することは、少年少女の両方に害を及ぼします。6歳の少年は、仲間に勧められると教室で少女を困らせることが見られました。年長のグループでは、62%の少年が、他の少年が少なくとも週に一度、少女について性的なコメントやジョークを言うのを聞いたと報告しています。

少年期は、破壊的で自滅的な行動を防ぐための重要な時期です。少年が固定観念から抜け出し、文化的期待を制限することができれば、自分の社会的、感情的、精神的健康に投資し、より強い自己意識を育み、今度は他人を思いやる可能性が高くなるのです。

多くの少年達がこうした有害な規範に抵抗し、積極的に関わり、尊重し、感情的に表現する方法を見つけたいと思っています。実際、少年達に「男であることの意味」を尋ねると、ほとんどの場合、思いやりがある、尊敬できる、他人のために立ち上がる、といった肯定的な答えが返ってきます。このことから、健全な男らしさという社会の共通の目標に少年達を参加させるための私達の活動は、少年達が自分達の望む本物の人間、つながりを持った人間になれるよう支援することであるということを示しています。

成功のためのスキル

今こそ、子ども達が成功し、充実した人生を送るために必要なスキルを提供する時です。少年に関しては、男らしさのポジティブな特徴を受け入れ、有害なものを分解する勇気を持つためのツールと自信を持たせることが重要なのです。変化を見るために、変化を起こさなければなりません。それは、すべての子ども達が幼い頃からこの問題に関わることから始まります。

ルーム・トゥ・リードと米国プロムンド社は、このほど共同で、少年のためのライフスキルを中心としたカリキュラムをデザインしました。このプログラムは、公立学校の生徒に提供され、教師の支援を受けながら、少年達が男らしさについての有害な考えについて話し合い、理解し、疑問を持つ機会を促進し、その代わりに前向きな習慣を身につけることを目的としています。

このプログラムでは、「ジェンダーと社会的期待」、「自分の感情の理解」、「暴力の種類」、「権力」などについて毎週セッションを行い、学校現場でも新しいカリキュラムが組まれています。生徒達は、家事の責任を公平に果たすための実行可能な解決策を考え、怒った時のポジティブな反応方法を説明し、困った時に相談できる人を特定し、性差別やジェンダー不平等を助長する規範や行動に挑戦するよう求められています。

カンボジアのルーム・トゥ・リードのファシリテーターは、指導を始めてわずか数週間で、10代の少年がよりオープンで積極的なコミュニケーションをとり、クラスメートにより敬意を払い、少女とより頻繁に共有するようになったことを観察しました。

スリランカでは、思春期、セクシュアリティ、健康についてのグループセッションで、6年生の少年がクラスメートの少女に言葉や性的な嫌がらせをしていることを告白しました。ルーム・トゥ・リードのファシリテーターとの会話やメンタリングを通じて、その少年は、性的な表現を頻繁に目にし、それが他人に対する感情や行動に悪影響を及ぼしていることを認めました。この認識を得てから、この少年は有害なコンテンツの消費を控え、教育に投資し、周囲の人々を尊重することを約束するようになりました。

ジェンダー平等とライフスキルは学ぶことができます。ルーム・トゥ・リードは、過去22年間で320万人以上の思春期の少女を支援する中で、それを身をもって体験してきました。調査によると、ルーム・トゥ・リードのライフスキルとジェンダー平等のカリキュラムによって、インドの10代の少女達は、わずか2年の間に、誰といつ結婚するかを決める能力が40%、目標を明確にする能力が20%、親と効果的にコミュニケーションする能力が35%向上したことが分かっています。すべての若者が同じ機会を得られるようにしたいと考えています。

未来への希望

パンデミックは、ジェンダー平等に向けて進んできた数十年の進歩を覆す恐れがあり、特に女性や少女が早婚、人身売買、男性からの暴力、日常的な差別といった新たなリスクに直面し、その生活に影響を及ぼしています。彼女達は一人でこれらの課題に直面するべきではありません。

今年の国際女性デーでは、両親、保護者、教育者、学校制度に対し、子ども達への教え方や接し方を見直すことで、ジェンダー平等を優先させるよう呼びかけたいと思います。これからの世代が自分達の未来を切り開き、男らしさ、女らしさを含む制限された社会規範を破ることを恐れないようにすることは、私達の共通の責任です。彼らにふさわしいスキルと機会が提供されれば、若者達は世界を変えていくことでしょう。

(翻訳ボランティア:YUTA)

 

バングラデシュから現地報告:ニシタ(女子教育プログラム参加者)

(原文はこちら

NPO法人コミック・リリーフUSのキャンペーン「レッド・ノーズ・デイ」で集められた資金による女子教育プログラムを受講している少女からのお話です。

ニシタは、バングラデシュのコックスバザール市の中心部から約16キロ離れた地域に住んでいます。彼女は2020年からルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムに参加しています。COVID-19による学校閉鎖の間、ニシタは、ソーシャルモビライザーや教師、両親の助けを借りて、自宅で教育を続けるためにあらゆる努力をしてきました。ルーム・トゥ・リードは、パンデミックの期間中、バングラデシュの地方政府および国家政府と協力し、国営テレビ局を通じて教育番組やライフスキルのレッスンを提供しました。この活動は、「レッド・ノーズ・デイ」の支援なしには実現しなかったでしょう。さらに、ニシタはソーシャルモビライザーとリモートで個別もしくはグループでの通話を通じてライフスキルのレッスンを継続するよう努力をしました。 

2021年9月、ニシタは約1年半ぶりに、休校を経て教室に戻れることに感激していました。彼女は、友達を作り、実際に教室で学習することが久々にできたことを興奮気味に話してくれました。しかし、通学途中にセクハラ行為を受け、家から出るのが怖くなってしまったことから、教育を受けることに疑問符がつくようになってしまいました。

ある日、自宅から10分ほど歩いた通学路で、ニシタは若い男性の集団が自分の後をついてくるのに気づきました。人里離れた場所を通って教室に通う少女にとって、これは特に心配なことです。 

このようなことが何日も続いたので、ニシタは家族に相談することにしました。心配したニシタの兄は、男たちへ話をして問題を解決し、妹のために立ち上がろうと決めました。しかし、男たちはニシタの兄を殴って怪我をさせ、ニシタはさらに恐怖を感じるようになりました。彼女は恐怖のあまり、家から出られなくなってしまいました。学校に戻れる喜び、ルーム・トゥ・リードのライフスキルのレッスンを楽しめる喜びは、突然、彼女から完全に失われてしまいました。彼女の両親も心配し、ニシタに学校へ行くのをやめるように言いました。バングラデシュやその周辺国では、多くの少女が登下校時にセクハラや安全性の問題に直面し、このような事態に陥ります。彼女の家族の名誉にも関わる問題であり、「ニシタの教育を続ける価値があるのか?」という決断を迫られたのです。

やがてこの問題は公になり、幸いにも自治体のトップが介入する事態になりました。若者たちは叱責され、厳重に注意されました。しかし、ニシタは家から出ることを許されず、彼女自身も外出を望みませんでした。

ルーム・トゥ・リードのソーシャルモビライザーはすぐに行動しました。ニシタの両親と話をし、教育は譲歩できるものではないと説得しました。説得の結果、両親はニシタが教育を続けることのメリットを理解し、学校に戻ることに同意してくれました。しかし、ニシタが必要としたのは、両親の許可だけではありませんでした。彼女は深く傷つき、このままでは何が起こるかわからないと、心から恐れていたのです。

ソーシャルモビライザーは、彼女を励まし、自信をつけさせるために、彼女の夢や将来のための教育の重要性について話し続けました。約1ヶ月家に閉じこもっている間、励まし続けた結果、ニシタは恐怖心を克服し、学校に戻ることができました。また、ルーム・トゥ・リードのライフスキル・レッスンにも再び参加するようになりました。 

ニシタは、ライフスキルのトピックが自分の生活にとても関連があるものだと感じ、ルーム・トゥ・リードのライフスキルのマニュアルは自分のために書かれたものだと思ったと言っていました。

「ライフスキルのクラブでは、本当にたくさんのことを学びました。問題をいつ、どのように提起すればいいのか、誰に相談すればより簡単に、より早く解決できるのかがわかりました。また、児童婚が、いかに少女の人生や夢を危険にさらすかも知っています……。そんな生活に密着したテーマを意識したことはなかったのに、今、私はそれらの問題を意識しています。そして、姉のように私を励まし、支えてくれるメンターがいます。私は彼女に恩義を感じています。ルーム・トゥ・リードにも感謝しています。サポートがなければ、私の教育は今頃止まっていたかもしれません。でも、そうならなかった。だから、みんなに感謝します!」

バングラデシュの少女たちが典型的に目の当たりにする様々な課題に直面したらどうするかという質問に答えて、彼女はこう言いました。

「もし、私が学校に行くのを邪魔されて、私が学校に通うことを止めたら、彼らの勝ちです。でも、もし私が教育を続ければ、私が勝者となるのです。」

コミック・リリーフUS「レッド・ノーズ・デイ」の支援なしには、ニシタのような少女が教育を続けるために必要な支援を受けることはできないでしょう。バングラデシュのコックスバザールにおける女子教育とエンパワーメントのためにレッド・ノーズ・デイが行っている投資について、私たちは心から感謝致します。コミック・リリーフUSは、少女たちの人生、その家族の人生、そしてコミュニティ全体に大きな変化をもたらしています。

(翻訳:藤山普美江)

 

《今こそ教育関係者はジェンダー平等と気候変動対策に力を注ごう!》

《今こそ教育関係者はジェンダー平等と気候変動対策に力を注ごう!》
       クリスティーナ・クワック、ナタリー・ウィス 2021年10月26日

世界的な気候変動の影響は、少女たちの人生の成果を育もうとするプログラムや政策に大きな影響を与えます。サイクロンなどの気象災害から、干ばつなどの長期にわたる緊急事態まで、気候変動は、女子の学校教育を妨げ、未成年の結婚を増加させてしまう危険性があります。

このような状況下で、少女たちを支援し、コミュニティの回復力を高める教育プログラムが緊急に必要とされています。社会から取り残された少女やそのコミュニティは、気候変動の影響に晒されています。気候変動の影響に適応するためだけでなく、ジェンダーの問題を克服し、変革するためにも重要なのです。

そのため、ルーム・トゥ・リードでは、気候変動対策を含めたジェンダー平等のプログラムを拡大しています。ルーム・トゥ・リードの女子向けライフスキル教育プログラムを活用して、女子の適応能力と集団的な行動力を高めることにより、気候変動対策に取り組むことに焦点を当てています。その際、女子のリーダーシップ開発の相関性や体系面を重視し、個人的・集団的行動のジェンダー変革の可能性を強化しています。私たちは、革新的なジェンダー変革と気候変動対策のカリキュラムを開発しています。これは、世界的な運動を推進する若いフェミニストリーダーを育成することを目的としています。今こそ教育関係者は少女と気候変動に力を注ぐべきであり、私たちはその先頭に立っています。

ルーム・トゥ・リードは、ジェンダー変革や気候変動対策を教育するための、実施主体や既存プログラム、一般に公開されているカリキュラム教材の現状を調査しました。その結果、次のようなことがわかりました。

プログラム活動はほとんど実体がなく、女子教育と気候変動教育の活動における重大な欠点を示している。最近、女子教育団体が気候変動対策のためにジェンダーを変革する教育を求めて支援運動を強化しているが、そのような教育プログラムは以下の点が不十分である。

1. 気候変動の影響を受けやすく、ジェンダー不平等にある少女たちに配慮し、奉仕する
2. 女子のために、ジェンダー、教育、リーダーシップ、気候変動問題に同時に焦点を当てる。
3. 思春期の女子のための、気候変動リーダーシップ・プログラムのニーズに対応する。

このような欠陥は、ジェンダーの不平等と気候変動の脆弱性が特に顕著な状況下で暮らす、社会に取り残された少女たちに悪影響を及ぼします。また、学校や家庭、コミュニティでの気候変動対策を強化するために、少女たちが様々なアプローチを活用することを妨げています。

しかし、実施主体がジェンダーと気候の横断的な問題に戦略的に焦点を当てるためには、重要な入口があります。例えば、気候に関する意思決定においてリーダーシップを育成するための、成人女性向けの取り組みは数多くありますが、これを女子の教育や女子のリーダーシップ開発に焦点を当てた取り組みと結びつけることができます。このようなコラボレーションにより、少女が大人になるまでの間に、気候変動問題へのリーダーシップを育むことができます。

現在の教材は、ジェンダー変革と気候変動を同時に教育したいというニーズを満たしていません。

ジェンダー変革教育と社会正義を重視した気候変動教育を同時に行っているような、公開されているカリキュラム教材はありませんでした。また、気候変動対策とジェンダー変革に焦点を当てたカリキュラムは、それぞれ別のプログラムとして開発されたものでした。しかし、分析してみると、この2つのタイプの教材には、下の図にあるような、共通の目的があることがわかりました。

このように共通する部分があるからこそ、教育プログラムは、ジェンダー問題を変革し、気候問題にも対応できるようなカリキュラム教材を作ることができると考えられます。女子教育と気候変動対策の関係者が共有する目標は、エンゲージメント、エンパワーメント、コミュニティの回復力の育成、システムの変革などであり、テーマ別に連携する重要な機会となります。

気候変動が進行する中、教育プログラムはジェンダー不平等と気候変動の問題を同時に解決する必要があります。さもなければ、少女たちの人生にプラスの結果をもたらすことができなくなる危険性があります。気候変動は女子教育を脅かし、それは世界中の女子と女性の進展を脅かすのです。

原文URL:Why It’s Time for Education to Invest in Both Gender Equality and Climate Justice – Room to Read
翻訳:竹内 裕人