ナイファトの物語〜才能を開花させる(少女達が未来を変えていく)

ナイファトの物語〜才能を開花させる
少女達が未来を変えていく(She Creates Change)

教育は人生を変え、新たな機会への扉を開く強力なツールである。両親が別居している家庭で育つという困難に直面しているタンザニアの少女ナイファトにとって、自己発見とエンパワーメントの旅は、ルーム・トゥ・リードのソーシャルモビライザーであるタファティアと出会ったことから始まりました。ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムの支援を受け、ナイファトは自分自身の価値を認め、隠れた才能を発見することを学びました。

タンザニアの教育事情
タンザニアでは、初等教育へのアクセス、修了、公平性のすべてが改善され、初等教育において大きな進歩を見せています。これは、15歳までの義務教育を定めた「基礎教育無償化政策」による影響が大きく、世界銀行によると、2015年から2018年にかけて、初等学校への就学率は17%上昇し、中等学校への就学率は23%上昇しました。また、初等学校までの生徒の定着率は39%増加しました。

このような進歩にもかかわらず、初等学校に比べ、中等学校での出席率と進級率は依然として低くとどまっています。ユニセフのデータによると、出席率が初等教育の81%から中等教育では28%に低下しており、高等教育ではわずか3%でしかありません。これは教育が義務教育でなくなったためでもありますが、生徒たちは労働力になるために学校を中退したり、早期の結婚に対するプレッシャーにも直面しています。

男女間の格差は縮小しているものの、高等学校の生徒のうち女子は38%にすぎません。女性や女児に対する差別は根強く、とりわけ住宅環境、ジェンダーに基づく暴力、雇用、資産の所有、清潔な飲料水や衛生設備へのアクセスに見られます。
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より多くの子ども達を、ひとつ屋根の下へ:ルーム・トゥ・リードのロゴが新しくなりました!

この数年は特にルーム・トゥ・リードにとって、新たな挑戦をし、活気に満ちたものでした。これまでに、私たちは23カ国で3900万人以上の子ども達に恩恵をもたらしてきました。設立以来20年余りで達成した成長をもとに、今後進むべき活動の広さ・深さについて考え、ルーム・トゥ・リードのロゴをはじめとするブランドに反映するため、検討を進めてまいりました。

▼画像クリックでブランドリフレッシュに関する動画をご覧ください(英語)
9月12日に展開したルーム・トゥ・リードのブランドリフレッシュは、その努力の結果であり、ルーム・トゥ・リードの使命、ビジョン、価値に対する今後数年間の認識を高めるための最新のブランド言語と視覚的アイデンティティを含んでいます。

今回のブランド変更にともない、アマゾン、ナイキ、レゴを含むグローバルブランドのブランディング活動を行ってきた世界的に有名なクリエイティブエージェンシーであるテザー社から、プロ・ボノにてご支援をいただきました。彼らのガイダンスにより、ルーム・トゥ・リードがこれまで構築してきた根本的なブランドの印象は維持しつつ、視覚的レパートリーを増やすことになりました。以下が、今回のブランドリフレッシュに伴う特徴です。


屋根を含む新しいロゴは、子ども達が元気に成長するさまざまな空間を象徴しています。新しいロゴには、ブランドの認知度を高めるためにルーム・トゥ・リードの団体名を掲載。そして、手描きの屋根は、子どものようなエネルギーをあらわしています。

*中核的な機能分野を代表するマーク:識字、ジェンダー平等、リーダーシップ

*明るくエネルギッシュなブランドカラーを追加

*ルーム・トゥ・リードの目的と原則を明確にする新しい信念および使命とビジョンについての声明を刷新

なぜ今、変化なのか?

私たちのロゴ(視覚的アイデンティティ)は、以前は「図書室」を思わせるもので、識字教育を中心としていました。今回の刷新により、私たちは愛する本を識字教育プログラムの象徴として維持しつつ、女子教育プログラムとジェンダー平等の支援プログラム、およびデータ分析を象徴するマークを追加します。

このブランドリフレッシュは、10月の国際ガールズ・デーにて映像で展開する「少女達が未来を変えていく(She Creates Change)」の立ち上げのタイミングにあわせて行われました。この活動を通じて、私たちは、コミュニティに変化を生み出すことを支援するコンテンツと教育カリキュラムを、世界中の4億3200万人の思春期の少女全員に提供することを目指しています。

私たちはまた、出版物、政府とのパートナーシップ、フォーラムを通じて国際的な教育セクターに知識と研究を提供し続ける中で、活動に対するデータ分析に関連するシンボルを加えました。これまでの経験で培った、結果に裏付けされた活動を多くの政府機関やパートナーと連携し、より大きなインパクトを示すことを楽しみにしています。

変わらないもの

ルーム・トゥ・リードのタグライン「World Change Starts with Educated Children (子どもの教育が世界を変える)」は、ルーム・トゥ・リードの一貫した特徴であり、今後も維持されます。これは、子どもたちを教育することで、充実した生活を送り、家族、コミュニティ、世界のために創造的で前向きな変化をもたらすために必要な基本的なスキルを身につけることができるという、私たちの統一された信念をとらえています。

今回の大きな展開は、ルーム・トゥ・リードにとって重要な節目となります。新しいアイデンティティのもと、世界中の何百万人もの子どもたちの生活を変え続けるものです。そして、皆様の継続的な支援とパートナーシップがあり、私たちの継続的な活動が成り立っています。
ひとつ屋根の下、皆様と共にさらに多くの子ども達へ教育を届けることを楽しみにしています。

※新しいロゴ使用についてのお問い合わせは、japan@rooomtoread.orgまでお願いいたします。

原文
https://www.roomtoread.org/the-latest/bringing-more-children-under-our-iconic-roof-room-to-read-s-brand-refresh/ 

翻訳:北山公一

【予告・東京マラソン2024】2024年3月3日、世界25か国から150名のチャリティランナーが集結します!/ March 3, 2024 – 150 Charity Runners Will Gather from 25 Countries!

東京マラソン2023の様子。 写真左=トップでゴールをきったチャリティランナー ;写真右=沿道応援の様子 / Photos from Tokyo Marathon 2023

ルーム・トゥ・リード・ジャパンは、2024年3月3日(日)開催の東京マラソン2024チャリティに引き続き寄付先団体として参加します!

Room to Read Japan will again participate as a recipient organization in the Tokyo Marathon 2024 Charity, which will be held on Sunday, March 3, 2024!

世界中のランナーを魅了してやまない「東京マラソン」。2024年の東京マラソンの走行権を確保すべく、東京マラソン2024チャリティランナー応募期間(6月後半~7月初旬)には世界中のランナーから応募や問い合わせが殺到しました。厳選なる抽選の結果、ルーム・トゥ・リードでは当初予定していたスロット数に加え追加スロットを確保し、世界25か国から150名のチャリティランナーを迎えます!

The Tokyo Marathon, which never fails to captivate runners from all over the world, has attracted a surge of applications and inquiries from runners around the globe during the Tokyo Marathon 2024 Charity Runner application period (late June to early July) as they strive to secure running slots for the 2024 event. As a result of a rigorous selection process, Room to Read was granted extra slots and will welcome 150 charity runners from 25 different countries, exceeding our initial plan!

“【予告・東京マラソン2024】2024年3月3日、世界25か国から150名のチャリティランナーが集結します!/ March 3, 2024 – 150 Charity Runners Will Gather from 25 Countries!” の続きを読む

ヤシカの物語〜自己防衛から自己信頼へ(少女達が未来を変えていく)


ヤシカの物語〜自己防衛から自己信頼へ
少女達が未来を変えていく(She Creates Change)

毎朝まだ暗いうちに学校へ歩いて通うことを想像してみてください。道案内のための街灯もありません。歩道やスクールバスもなく、砂利道を歩くことが唯一の手段です。時々人が通りますが、あまり安全とは言えません。両親は通学を心配しすぎて、学校に通うのをやめてほしいと懇願することもあります。これは、インドのルーム・トゥ・リード女子教育プログラム卒業生で、自己を主張し教育へのアクセスを求めるために戦うことを学んだヤシカの物語です。 “ヤシカの物語〜自己防衛から自己信頼へ(少女達が未来を変えていく)” の続きを読む

📗勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界にしたい📗

教科書 販売イベント_STUDY FOR TWOお茶の水女子大学支部

【STUDY FOR TWO様からあたたかい寄付をいただきました】

ルーム・トゥ・リードの活動を継続的にサポートして頂いているSTUDY FOR TWO様のご紹介です。
まずは、STUDY FOR TWO 学生代表の土井爽詩(どい そうた)さんからのメッセージです。 “📗勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界にしたい📗” の続きを読む