今日は「世界難民の日」です。 現在、紛争や迫害により故郷から避難を余儀なくされている人々は1億人を超えています。ルーム・トゥ・リードは、「すべての子どもは基本的人権として教育を受ける権利がある」という信念のもと、どのような環境にいても、安全で質の高い教育へのアクセスを最も必要としている人々のために支援を展開しています。
バングラデシュ
2017年以降、100万人以上のロヒンギャ難民がコックスバザールに集まりました。私達はユニセフとのパートナーシップのもと、読書評価の設計を支援し、ロヒンギャの子どもたちのために、補助教材やミャンマー語と英語による絵本を開発し、18万人以上の子どもたち、2,900人の教師、難民キャンプの300の学習センターに届けました。

アフガニスタン
2021年にタリバンがアフガニスタンを占領した結果、アフガニスタンの多くの人々が避難民になりました。ルーム・トゥ・リードは、アフガニスタンのコミュニティが話す2つの多数言語であるダリ語とパシュトゥ語の本のコレクションを開発、翻訳しました。
パキスタンに定住するアフガニスタンの子どもたちのために、28タイトルの児童書を作成し、子どもたちが母国語で読めるように、17万冊以上の本をパキスタンで配布しました。

“ルーム・トゥ・リードの少数派および難民コミュニティでの取り組み” の続きを読む




ラオスは「世界で一番行きたい国」にランクインするほど人気の国です。一方、小学校2年生の3割が1単語も読めない状況が今もあります。また、50もの少数民族が共存する多民族国家であり、ラオ語を母語としない少数民族は特に教育から取り残されるリスクがあります。ルーム・トゥ・リードは2005年から識字および女子教育プログラムを展開しています。今回は、首都ビエンチャンから鉄道で2時間のルアンパパーンにある、コックニュウ完全小学校を訪問しました。周辺の家庭の子供たちが100人ほど在籍しています。
登校の時間にあわせ訪問した大塚倉庫の皆さんを、花飾りと子ども達の踊りで歓迎してくれました。また、校長先生はもちろん、村長さんや教育委員など、たくさんの方の歓迎であふれました。





ラオスという国の環境を考慮すると、教育を通じ世界で活躍できる人材を生み出していくことが、将来の国の発展へつながるのでは、と思います。これは人だけでなく、企業も同様です。教育の重要性を改めて感じる経験になりました。サステナブルの担当もしている立場として、より良い環境を整え、より多くの教育や人材育成支援はもちろん、継続できる仕組みを取り入れる施策を創るようにしたいと思います。
