【緊急支援のお願い】〜女子教育プログラムシニアディレクター Lucina Di Mecoより〜

Room to Read cover-19 urgent appeal
Social mobilizers in Bangladesh and Nepal mentor girls remotely so they can continue learning even while schools are closed.

[English]

「失われた進歩は取り戻すのに何年もかかり、10代の少女の不登校は二度と取り戻せないかもしれない」

これはアントニオ・グテーレス国連事務総長の最近の言葉であり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって明らかとなった女性と少女の不均衡な脆弱性に注意を払うよう世界に促しています。私からも皆さまの支援をお願いを申し上げます。

先週発表されたCOVID-19の女性への影響に関する国連の政策報告書によると「過去に疫病が蔓延した際の調査から、危機が去った後に思春期の少女が中退したり、学校に戻らなかったりするリスクが非常に高いこと示している」と書かれています。

私たちの女子教育プログラムの参加者の多くは、低所得で孤立した農村地域に住んでいます。つまり、この危機の結果、永久に教育をあきらめざるを得ない可能性が特に高いのです。

しかし、皆さまのご支援があれば、私たちは世界中の少女たちが自分たちの未来を守るように支援することができます。

私たちのチームは現在、少女たちが強い決意をもって学び続け、新たな挑戦を乗り越えるために必要な支援を受けられるように、ライフスキル活動やメンタリングをビデオや電話で提供するための対策を講じています。

また、新たな方法として、通信教育を通じて、少女たちが学び続けることの重要性を見失わないように支援し、共感力、批判的思考、忍耐力などの重要なライフスキルを発展、応用できるようプログラムの設計に着手しています。

少女たちは今まで以上にこれらのスキルを必要としています。なぜなら、若くして結婚し、学校を中退しなければならないという社会的圧力に抵抗するため、家族や地域社会を支え、より良い世界を再構築するため、そしてこのような困難な時代に対処していくためです。

私たちがこれまでに磨き上げてきた女子教育プログラムを、この状況に適応させるため、そして弱い立場の少女たちを今こそ応援していただけませんでしょうか。寛大な支援者からの申し出により、あなたの寄付と同額がマッチングされるので、寄付は2倍の効果を発揮します。

グテーレス国連事務総長が言うように、「男女平等と女性の権利は、このパンデミックを共に乗り切り、より早く回復し、すべての人にとってより良い未来を築くために不可欠」なのです。

いつも温かいご支援を賜り、本当にありがとうございます。ルーム・トゥ・リードがこの人類にとって重要な活動を行うことができるのは、皆さまのおかげです。

感謝を込めて

ルチーナ ディ ミコ

ルーム・トゥ・リード女子教育プログラム
シニアディレクター

追伸: 1人の少女の教育支援に必要な資金は、1日あたり約100円です。ご寄付は、金額に関わらず、この世界に変化をもたらします。マッチング寄付によって、1000円は2000円の、5000円は1万円のインパクトを生み出します。(マッチング寄付は、上限に達し次第、終了となります)

世界中の子どもたちの未来を守るため、緊急支援にご協力ください。
▼ご寄付は、こちらから
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 緊急支援

Room to Read Covid-19 Urgent Appeal


Dear Friends,

“Progress lost takes years to regain. Teenage girls out of school may never return.”

Those are the recent words of UN Secretary-General António Guterres, urging the world to pay attention to the disproportionate vulnerability of women and girls resulting from the COVID-19 pandemic. Like Guterres, I am asking for your attention, and for your help.

A UN policy brief published last week on the impact of COVID-19 on women says, “Evidence from past epidemics shows that adolescent girls are at particular risk of drop out and not returning to school even after the crisis is over.”

Participants in our Girls’ Education Program often live in low-income, isolated rural areas, making them especially likely to be forced to give up their educations permanently as a result of this crisis.

But with you behind us, we can help girls around the world protect their futures.

Our team is currently taking measures to deliver our life skills activities and mentoring via video or telephone so girls have the critical support they need to stand strong, continue learning and navigate new challenges.

We’re designing new ways to support girls with distance learning, helping them to not lose sight of the importance of continuing school, and to further develop and apply key life skills like empathy, critical thinking and perseverance.

Girls will need these skills now more than ever before to cope with these challenging times, resist the societal pressures to marry young and drop out of school, and support their families and communities to rebuild a better world.

Will you help us adapt our program and support vulnerable girls by making a matched gift today? Our match has been extended thanks to generous supporters who care deeply about gender equality. Your help is urgently needed and your gift will go twice as far.

As Secretary-General Guterres says, “Gender equality and women’s rights are essential to getting through this pandemic together, to recovering faster, and to building a better future for everyone.”

Thank you so much for all your support so far. We are deeply grateful to have such committed advocates for girls’ education making this crucial work possible.

With gratitude,

Lucina Di Meco
Senior Director, Room to Read Girls’ Education Program

P.S. It costs less than a dollar a day to support a girl with her education. Any amount you can pitch in will make a difference. We don’t know how long this match will last, but right now a gift of $10 becomes $20, $50 becomes $100, $250 becomes $500, and on.

MATCH MY GIFT NOW

Room to Read Covid-19 urgent appeal

【看護師 として働く卒業生がいます - 緊急支援のお願い】

room to read

【看護師 として働く卒業生がいます - 緊急支援のお願い】

今、世界中の医療従事者たちが新型コロナウイルス感染症と不断の闘いを繰り広げていますが、そのひとりが、ルーム・トゥ・リード女子教育プログラムの卒業生であるサパナです。

もしパンデミックが起きていなければ、サパナは4月に来日をして、ネパールの先住民族に生まれた少女として経験を、皆さまにお話しているはずでした。
でも今、サパナは地域の病院で看護師として、日々、人々の健康を守るために働いています。
もし教育を受けていなかったら、サパナはこの重要な役割を果たすことはできなかったでしょう。
これが教育の力です。

ルーム・トゥ・リードでは、現在、将来のサパナである少女たちの支援を継続するため、遠隔からのメンタリングサポートを始めています。
世界中の子どもたちの未来を守るため、緊急支援にご協力ください。
◆新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 緊急支援
https://give.roomtoread.org/Together2020
Room to Read Urgent Appeal

《Message of HOPE》〜世界中のルーム・トゥ・リード・ファミリーより〜

[English]

日本の皆さまに
世界中のルーム・トゥ・リード・ファミリーより、Message of HOPEの動画をお届けいたします!

Room to Read

親愛なる支援者の皆さま

このような激動の時代にあって、日頃よりルーム・トゥ・リード・ジャパンの活動にご理解とご支援を賜り、心より感謝を申し上げます。
世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に、私たちも心を痛めています。 ルーム・トゥ・リードは世界中の職員やパートナーの安全を確保する対策を講じると同時に、ルーム・トゥ・リードの児童書や教材をデジタルで共有するプラットフォーム リテラシークラウド(https://literacycloud.org/)を提供するなど、子ども達のサポートを継続しています。私たちは、ルーム・トゥ・リードを支えてくださっている皆さまからのあたたかいメッセージや連帯感、前向きな姿勢にとても感銘を受けています。
ルーム・トゥ・リード ファミリーとして、私たちの温かい願いを皆さんと共有させていただくたく、動画メッセージをお届けさせていただきます。
厳しい状況を乗り越えていく中で、この動画が少しでも皆さまの心に届きますように。改めて、ルーム・トゥ・リード設立20周年のお祝いを皆さんと共にお祝いできる日が来ますことを、心より祈っております。

また、図書室や本屋はクローズしているかもしれませんが、だからといって子どもたちへの読み聞かせの時間が止まるわけではありません。ルーム・トゥ・リードは、リテラシークラウドに加えて、著名人による読み聞かせのビデオライブラリも初めて公開しました。リリースされた教材は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による学校閉鎖にもかかわらず、子どもたちが読む力や読書習慣を育み続けることに役立ちます。4月7日から始まった新しい読み聞かせは、4月は毎週、私たちのYouTubeチャンネル(https://bit.ly/2JLCOmm)で公開されています。日本語の字幕も今後追加する予定ですので、楽しみにしていてください。

Stay home. Stay safe.
どうかご自愛くださいませ。

ルーム・トゥ・リード・ジャパン リージョナルボード
ゴールデン エリック・綾子、正直知哉・ゆり、ファーガソン ベン・あさみ、セルツァー テオ・スーザン、トウファイ フレッド・りさ
ルーム・トゥ・リード・ジャパン
松丸佳穂(事務局長)、今尾礼子(副事務局長)


Dear Friends,

We would like to thank you for your understanding and support of Room to Read Japan’s activities.

The COVID 19 crisis occurring throughout the world and in Japan is heartbreaking and we hope that you are safe and surviving well. Room to Read and the Japan operations have been taking steps to keep its employees and partners safe while at the same time providing support to students at Room to Read facilities and elsewhere including sharing digital platform, Literacy Cloud, for books and other learning resources more broadly. We have been so inspired of the resilience, solidarity and positive attitude we see every day from Room to Read’s partners.

The Room to Read family would like to share our warmest wishes with you and hope that you know we’re all standing together.

Room to Read

We hope this video lightens up your day and will keep your spirits up as we overcome the challenging situation globally. Our team is thinking of you and I look forward to a time when we can celebrate our 20th Anniversary together.

In addition, Libraries and bookstores may be closed, but that doesn’t mean Storytime your children has to stop. We have released a library of celebrity read-aloud videos alongside LiteracyCloud, available for the first time publicly. The released materials will help children continue to develop the skill and habit of reading, despite COVID-19 related school closures. Started on April 7th, new read-alouds is released each week of April on our YouTube channel.

Stay home. Stay safe.

Warmest regards,

Eric & Ayako Golden, Tomoya & Yuri Masanao, Ben & Asami Ferguson, Theo & Susan Seltzer and Fred & Risa Towfigh – Room to Read Japan Board

Kaho Matsumaru & Reiko Imao – Room to Read Japan team

《ルーム・トゥ・リードCEO ギータ・ムラリより支援者の皆さまへ》

Room to Read
[English]

「ルーム・トゥ・リードが目指すのは、健康と安全を優先し、その上で私たちがサポートする子ども達が継続して教育を受けられるよう全力を尽くすことです」
ルーム・トゥ・リード最高経営責任者 ギータ・ムラリより支援者の皆さまへ、この前例のないCOVID-19による世界的な健康危機に際して、私たちがどのように対応しているかをお伝えいたします。
(英語: https://www.roomtoread.org/the-latest/how-room-to-read-is-responding-to-covid-19/

以下に、日本語訳全文を掲載します。

◆◆◆◆◆

ルーム・トゥ・リードの大切な支援者の皆さまへ

いつも温かいご支援を賜り、ありがとうございます。この度の新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が広がる中、皆さまのご健康と日々の生活の安全を案じております。そして、どうすれば学校が閉鎖となってしまった何百万人もの子ども達が学び続けられるか、その方法を模索しています。今日は、この前例のないCOVID-19による世界的な健康危機に際して、ルーム・トゥ・リードがどのように対応しているかを支援者の皆さまにお伝えしたいと思います。

ルーム・トゥ・リードが目指すのは、健康と安全を優先し、その上で私たちがサポートする子ども達が継続して教育を受けられるよう全力を尽くすことです。同時に、支援者の皆さまからのご寄付が最大限の効果をもたらし、透明性と財務の信頼性を保ちながら、責任をもって運営することに引き続き注力していきます。

ユネスコが2020年3月18日 に発表した最新のデータによると、世界102カ国において、国内の小学校および中等学校を閉鎖しています。これは、8億4,940万人以上の小中学生、高校生が通う学校が閉鎖されたことを意味しています。さらに、11 カ国が一部地域で学校を閉鎖しています。私たちの活動国に関しては、そのほぼすべての国で、部分的あるいは全部の公立学校が閉鎖されました。

ルーム・トゥ・リードでは、出張や通勤を停止し、在宅勤務を可能にするなど、職員や協働するコミュニティの安全をはかっています。また、私たちのプログラムや教材といったリソースを提供できるように、次の措置を講じています:

識字教育プログラムにおける教師へのトレーニングと、女子教育プログラムにおけるメンタリングを、遠隔学習が可能な形にできるかの検討を進めています。
ルーム・トゥ・リードの児童書や教材をデジタルで共有するプラットフォーム リテラシークラウド(Literacy Cloud)をより広い範囲で共有します。皆さまのお子様たちもご利用いただければと考えています。
図書室の来られない子ども達に本を届けられるようにするため、流通ルートや政府や地域のパートナーとの協力関係を拡大します。
ルーム・トゥ・リードが活動する全ての国や地域において急速に変化する状況を注視し、公衆衛生に関する公式ガイドラインを遵守しながら、必要不可欠な事業を継続できるよう適応させていきます。

上記の対応に加え、長く学校閉鎖が続いた後に授業が再開すると、学習の遅れをとり戻すためのサポートが必要になります。この失われた時間を補っていくために、速習型の学習プログラムの採用や、カリキュラムや授業スケジュールを変更といった形がとられるでしょう。私たちは、これまでに培った知識を共有し、学校が再開した暁には、子ども達と学校が再び軌道に乗せるための支援の方法を見つけてまいります。

ここまで、ルーム・トゥ・リードが行っていることをお話してきましたが、私たちが絶対に行わないことがひとつあります。それは、子ども達を見放すことです。

かつてないほど多くの子ども達が学校に通えなくなり、これまで以上に学習環境の整備の必要性が増しています。ルーム・トゥ・リードは、この危機により基本的な読書スキルを欠く世代が生まれることはないと約束します。このパンデミックによって、私たちは内省し、教育の重要性とコミュニティ支援の必要性を思い出すこととなりました。教育を通じてのみ、人々はグローバルコミュニティの一員として、今、直面しているような危機に、最も適切に対応するスキルとリソースを構築することができます。

私たちは、すべての子ども達が質の高い教育を受ける未来を築くことを、これまで以上に強くお約束いたします。皆さまのご支援に心より感謝申し上げます。この困難な時期に、皆さまと皆さまの大切な方々が、安全に、前向きな心をもって、日々を過ごせますよう願っています。

ギータ・ムラリ
ルーム・トゥ・リード 最高経営責任者

◆◆◆◆◆
この困難な時期にも子ども達が継続して教育を受けられるよう、ご支援をお願いいたします。
寄付はこちらから:
https://give.roomtoread.org/give/176130/


Dear Room to Read Family in Japan,

We are thinking of you as we all adapt to new circumstances, and millions of families look for ways to help their children continue to learn while out of school. Without question, we are in unprecedented times, and I wanted to take a moment to let you know how Room to Read is responding to the COVID-19 global health crisis.

Our goal is to prioritize health and safety, and do everything we can to ensure that the children we work with can continue their education. At the same time, we will continue our focus on maximizing every contribution to our organization by investors and operating with the same transparency and fiscal accountability we are known for.

According to the most recent data published today by UNESCO, 102 countries have closed primary through secondary schools nationwide. This represents more than 849.4 million primary and secondary students enrolled in those closed schools. Additionally, 11 countries have localized school closures. In nearly all countries where we have operations, there are partial or full public school closures.

Along with taking steps to keep our staff and communities safe, such as halting travel and implementing remote work options, we are taking the following steps to keep our programs and resources accessible:
Identifying opportunities to adapt our literacy and gender equality programming for distance learning, including professional development for teachers and mentoring for girls
Sharing our digital platform, Literacy Cloud, for books and other learning resources more broadly; we welcome you to use it and share these resources with your own children
Expanding our book supply chains, government partners and other local relationships to find ways to get books to children who cannot visit libraries
Monitoring the rapidly changing circumstances in every country and community in which we operate, following official public health guidelines and adapting mission-critical activities accordingly
Additionally, we know that when schools reopen after prolonged closures, there is often the need to help students catch up on lost learning. Sometimes this is in the form of accelerated learning programs or modifying curriculum and school year calendars to make up for lost time. We are working to find ways to share our knowledge and help children and their schools get back on track once schools reopen.

I’ve told you what we’re doing, but there’s one thing we’re not doing, and that is giving up on our students.

With so many children out of school, there has never been a more urgent need to facilitate learning. We are committed to ensuring that this crisis doesn’t result in a generation of children who lack basic reading skills. This pandemic is a sobering reminder that education is critical, and vulnerable communities need support. Only through education can people build the skills and resources they need to best respond to crises like the one we’re facing now, as a global community.

We are more committed than ever to building a future in which every child has access to quality education, and we’re deeply grateful for your support. Wishing you and your loved ones safety and fortitude during this challenging time.

Geetha Murali
CEO, Room to Read

To help children continue to access the stabilizing force of education during this turbulent time, click here to make a donation.

Action for Education 2019 【ありがとうございます!おかげさまで目標を達成しました】

Room to Read Action for Education
Action for Education 2019
【ありがとうございます!おかげさまで目標を達成しました】

子ども達に教育のクリスマスプレゼントを届けるAction for Educationキャンペーン、今年掲げた目標は1500万円の寄付をお預かりすることでした。これは、識字教育サポートだけで換算をすると、3000名もの子ども達が読み書きを学ぶ機会を得ることができます。

キャンペーン最終日12/25 23:59PM時点で、目標を大きく上回り、識字教育3003名もの子ども達をサポートできる寄付をお預かりさせていただきました。(現時点でも、さらに寄付していただいております。)
今回のご寄付は、ラオス、ネパール、カンボジアの3つの小学校に識字教育プログラムを導入し、100名の少女を女子教育プログラムでサポートすることに活用をさせていただきます。
たくさんのご支援に心より感謝を申し上げます。

11月にAction for Educationキャンペーンをスタートしてから、ファンドレイジング企画を立ち上げてくださるサポーターの方、信頼してご寄付をくださる支援者の方がいて、大変な数のご寄付をお預かりさせていただきました。
まさにサンタクロースが来てくれて、子ども達に教育の機会という一生のギフトを届けてくださったことを感じています。
ご支援いただいた皆さまからのあたたかいメッセージに、一同感動しながら過ごしたクリスマスでした。

教育がもたらすインパクトはその子ひとりに留まりません。その子の家族、コミュニティ、そして社会、世界へと、無限に広がっていきます。

すべての子どもが学べる世界は、きっと私達にとっても幸せな世界です。
そんな世界をつくる種をまいてくださって、本当にありがとうございます。

▼Action for Educationキャンペーン サイトは、こちらです。
https://give.roomtoread.org/Action2019