ルーム・トゥ・リード アニュアルレポート2020「レジリエンスの高まり」リリースされました!

2020年年次報告書「レジリエンスの高まり(レジリエンス・ライジング)」がリリースされました!

2020年の成果を振り返ってみると、ルーム・トゥ・リードの歴史の中でも最もユニークな年であったと認識しています。組織として20周年を迎え、インパクトのあるプログラムを通じて、20カ国で2,380万人以上の子ども達に恩恵を与えてきたことを誇りに思っています。

一方で、昨年は新型コロナウィルス感染症の大流行により、世界中の学校が閉鎖されるという大きな課題にも直面しました。ルーム・トゥ・リードが支援している子どもたちは、突如として、学習損失による学業の遅れや、中退のリスクにさらされる事態になりました。ルーム・トゥ・リードの教育専門家たちは、こうした子どもたちのために尽力し、自宅でも勉強が続けられるよう、プログラムを迅速に調整して参りました。

本報告書では、コロナ禍でのデジタルライブラリー、ラジオ・テレビ番組、女子生徒への遠隔メンタリング、電話による保護者へのサポートなどを通じての支援方法を詳しく紹介しています。また、団体設立20周年の振り返りも行っております。皆様のご支援がもたらしている素晴らしいインパクトをご理解いただければ幸いです。(英語版はこちらをご覧ください。)

ただ、現在も依然としてコロナ禍であり、ルーム・トゥ・リードが支援を行っている子ども達やコミュニティにとっては、このパンデミックからの回復への道のりはまだまだ長いものと思われます。本報告書は2020年の活動に焦点を当てていますが、2021年も同様のアプローチで調整を続けており、人と人とのつながりを強化しながら、子どもや保護者がアクセス可能なチャネルを特定し、プログラムを実施しております。また、学校再開を見据えてのサポートにも入っております。現在必要としているご支援の詳細については、こちらもあわせてご覧ください。

感謝をこめて。

(事務局長:松丸佳穂)

松屋銀座:クリスマス チャリティー開催中です!

今年は、街のイルミネーションも華やかになりました。老舗百貨店・松屋さんが、なんと今年もチャリティーピンバッジやキャンドルの発売、そして、サイレントオークションを実施してくださっています。こちらは収益の全額がルーム・トゥ・リードに寄付されます。ぜひ松屋銀座に足をお運びください!

クリスマスチャリティーピンバッジ

フィンランドの人気キャラクター・ムーミンの「ムーミン」「ムーミンとスノークのおじょうさん」「リトルミイ」「スナフキン」の4種類のピンバッジ。
1個500円(税込み)
11月10日(水)-12月25日(土)
松屋銀座1階正面口、京橋口ほか他

 

残布でつくるクリスマスツリー チャリティーサイレントオークション


11月10日(水)-30日(火)
松屋銀座3・4・5階中央特設スペース
株式会社アバンティとともに、松屋とゆかりのある各ブランドの残布や装飾パーツでつくったクリスマスツリーをチャリティーサイレントオークションとして販売。

 

 

 

クリスマスチャリティー蜜蝋キャンドル


12月1日(水)-25日(土)
松屋銀座1階正面口・地下1階銘家逸品
1本1,000円(税込) 100個

贈ったひとも贈られたひとも、そして子どもたちも笑顔になる、クリスマスにぴったりのアイテムです。家族や大切なお友達へのプレゼントにいかがですか?

詳しくはこちらをご覧ください。

 

インドから現地報告:小学校3年生のキルマ

(原文はこちら

インドでは、2020年3月以降、学校の教室を見ていない生徒がいます。今でも一部の学校しか再開していません。ユネスコの最新の報告書によると、インドの生徒たちは、73週間にわたって学校の一部または全部が閉鎖された状態を経験したことになります。

しかし、一冊の本を届けるという単純なことが、生徒たちの学習意欲を維持する一つの手段になることがあります。

インドのマディヤ・プラデーシュ州に住む8歳のキルマは、最近、フィナンシャルタイムス紙のフォトエッセイで紹介されました。通常であれば、小学3年生のキルマは学校に通うはずなのですが、COVID-19パンデミックの影響で学校が閉鎖されたため、学校に通うことができませんでした。

学校が閉鎖された最初の数日間、キルマは両親の仕事を手伝う日々を送っていました。一日中忙しくしていましたが、学校が恋しくなりました。授業、ゲーム、そして何よりも鮮やかな本。教室に行くのが楽しくなるようなものばかりでしたから。

キルマが家でも勉強できるよう、担任のサプナ先生が彼女の家を訪れるようになりました。サプナ先生は、本や教材を届けたり、ワークブックやワークシートの使い方を教えたりして、キルマの両親と交流しました。

「私たちは教え方はあまり知らないのですが、担任の先生やルーム・トゥ・リードのチームがいつも電話をくれて、私たちをやる気にさせたり、キルマのために教材を用意してくれます」
(キルマの両親)

キルマの叔父であるリケシュは大学1年生ですが、パンデミックの間、幼い姪の学習をサポートしました。

「私は1日1時間授業をし、毎日宿題を出しています。彼女は勉強に興味を持ち、時間通りに宿題を終わらせ、毎日私に作品を見せてくれます。彼女は熱心に物語を語ってくれます」とリケシュは話します。

サプナ先生はリケシュと会う時間をつくり、キルマ用の学習教材を紹介しています。この教材や資料は、ユニセフ、ルーム・トゥ・リード・インド、州の教育局(マディヤ・プラデーシュ州)による「早期の読解能力のためのアカデミック・リーダーシップの強化(Strengthening Academic Leadership for Early Reading)」プログラムのもと、サプナ先生をはじめとする公立学校の先生たちに提供されました。このプログラムには、ワークブック、ノート、図書室の本、教科書、デジタル学習教材などが含まれます。

「キルマとリケシュとは、村を訪問した時や、電話で話しています。常に彼らのやる気を引き出し、リケシュには、これらの貴重なリソースを使っていかに簡単に彼女をサポートできるかを教えています。今、キルマを見ていると、勉強を続けていて、読み書きができるようになったことを嬉しく思います。ユニセフ、ルーム・トゥ・リード・インド、そして教育局からのサポートに感謝しています」と、担任のサプナ先生は話します。

ルーム・トゥ・リードのインドチームは、リケシュがこれらの学習教材をどのように使えばいいのか理解できるよう、必要な部分を補ってくれました。ルーム・トゥ・リードのインドチームからの定期的な電話と指導により、リケシュはキルマのために用意された学習教材を使いこなせるようになりました。

インドでは、ルーム・トゥ・リードは、学校が閉鎖されたにもかかわらず、キルマのような生徒が確実に学習できるよう、幅広く活動してきました。今年の上半期(2021年1月1日~6月30日)、ルーム・トゥ・リードは、識字教育プログラムで以下のことを達成し、届けました。

・識字教育プログラムのプログラム目標を達成するために、教師や生徒、その家族に1,000万通以上のダイレクトメッセージが、子どもたちが学び続けるよう、送られました。
・政府機関のウェブサイトにアップロードされた約40種類の教材は、ルーム・トゥ・リードがより多くの人々に識字教育コンテンツを提供するのに役立ちました。
・教師、学校の指導、著者などを対象に、7,500時間以上のバーチャルトレーニングとサポートを提供しました。
・約14万4,000人の子どもたちが、家庭での学習や識字力向上を支援するために、デジタルではない教材(本やワークシート)を受け取りました。

また、女子教育プログラムでは、ルーム・トゥ・リードが下記のことを実現しました。

・女子教育プログラムのプログラム目標を達成するために、教師、生徒、その家族に637,000件以上のメッセージを送りました。
・約52,000件の遠隔での個別メンタリングセッションを実施しました。
・11,500人以上の少女が個別のメンタリングセッションを受けました。

子どもたちが勉強に励み、生涯学習の道を歩むことができるよう、ルーム・トゥ・リードは、危機の最中にも革新的な方法で子どもたちに支援を届けるためのプログラムを実施しました(前述のとおり)。このようなリモートでの介入により、学校閉鎖やその他の多くの課題に直面しても、生徒たちが読み書きのスキルを身につけることができています。

(翻訳ボランティア:ゆうた)

Action for Education 2021
Dreams Start with Education ~学ぼう、夢に向かって

みんなのアクションで子ども達に教育を!

コロナの影響は支援国では、まだまだ続いています!どのような状況であっても、子ども達が夢をあきらめることなく、学び続けられるよう、今年もアクションを起こします!

コロナ禍にいる子ども達2,000名に
クリスマスの贈りものに、

教育という生涯のギフトを一緒に贈りませんか?

5000円でひとりの子どもが1年間読み書きを学ぶことができます!

▼ご寄付はこちらからお願いいたします
(右側の「ルーム・トゥ・リード・ジャパンに直接寄付をする」からお願いします)

ルーム・トゥ・リードがフィナンシャルタイムズ紙のフォトエッセイに掲載されました!~インドとタンザニアにおける生徒たちのパラレル・パンデミック

(原文はこちら)フィナンシャルタイムズに掲載された記事を翻訳しています。

フォト・エッセイ:
インドのキルマとタンザニアのジョシュアの全く異なる体験をFT(フィナンシャルタイムズ)が追いかけました。

アジアやアフリカの子どもたちの多くは、基本的な読み書きの能力が不足しており、より高度な学習へ進むことへの妨げとなっています。また、学校は過密状態にあり、リソースも限られているため、教師の対応も手薄になりがちです。

コロナウイルスの大流行により、子どもたちの学習環境は後退し、学校が閉鎖される事態になっています。モバイル機器やインターネットへのアクセスが限られていることも、リモート学習を行うことの妨げになっています。

FT(フィナンシャルタイムズ)では、このような状況下でも教育を続けようと決意したふたりの子どもを取材しました。ふたりとも、読書を支援するプログラムを利用しています。

インドのキルマ

女性の識字率が男性よりも20%低いインドのマディヤ・プラデーシュ州のシャルパティア村で、8歳のキルマは、国連児童基金ユニセフと非営利団体のルーム・トゥ・リードが、州の教育局と共同で支援している「早期の読解能力のためのアカデミック・リーダーシップの強化(Strengthening Academic Leadership for Early Reading)」イニシアチブにより提供されたヒンディー語の本を使っています。彼女の家族の主な方言はニマディ語です。

パンデミックで学校が閉鎖されたため、キルマはルーム・トゥ・リードのヒンディー語の本『象のしゃっくり(Elephant Hiccups)』を読みました。

キルマの教師であるサプナ・マルヴィヤ先生は、月に2回村を訪れ、家にいるキルマと両親へ練習帳や本を届けてくれます。

学校の図書室にいるキルマとサプナ先生。2020年3月以降、ほとんどの教室とともに図書室も閉鎖されています。

サプナ先生は、スマートフォンで送られてきた読み物を、キルマや彼女の叔父であるリケシュ(キルマの学習をサポートしてくれる)と一緒に確認しています。先生は定期的に電話でサポートもしてくれます。

小さなロバについての本「Bauna Kalu」をお父さんと一緒に読むキルマ

大学1年生の叔父のリケシュと一緒に読書するキルマ


タンザニアのジョシュア

タンザニアのプワニ地域にあるキバハでは、初等教育を修了する子どもは半数を超える程度で、3分の1はまったく学校に通っていません。9歳のジョシュアは、ルーム・トゥ・リードから出版された地元の作家によるスワヒリ語の本を読んでいます。

タンザニアの田舎で、混雑した教室の中、スワヒリ語で本を読むジョシュアを指導するエマクラタ・ムバングラ先生

授業中の質問に答えるジョシュアと生徒たち

ルーム・トゥ・リードのスワヒリ語の本「Katete and Time」を選ぶジョシュア。この本は時間管理を教えてくれます。

ジョシュアの家の外でスワヒリ語を教えるエマクラタ先生

友達とサッカーをするジョシュア

ジョシュアの父親のサムウェリは牧師で、聖書の勉強のために自転車で地元の教会に通っています。

ジョシュアは、地元の作家が書いたお気に入りの本「Jasu na Mpira」(自分のボールを作った子どもの話)を両親に読み聞かせています。

(翻訳ボランティア:藤山普美江)

Action for Education 2021
Dreams Start with Education ~学ぼう、夢に向かって

みんなのアクションで子ども達に教育を!

コロナの影響は支援国では、まだまだ続いています!どのような状況であっても、子ども達が夢をあきらめることなく、学び続けられるよう、今年もアクションを起こします!

コロナ禍にいる子ども達2,000名に
クリスマスの贈りものに、

教育という生涯のギフトを一緒に贈りませんか?

5000円でひとりの子どもが1年間読み書きを学ぶことができます!

▼ご寄付はこちらからお願いいたします
(右側の「ルーム・トゥ・リード・ジャパンに直接寄付をする」からお願いします)

<登壇者決定>12月15日(水)18:00-18:45 スペシャルバーチャルイベント supported by PwC 開催します!

親愛なる 皆様

いつもあたたかいご支援をいただき、本当にありがとうございます。

一人ひとりが自分にできるアクションを起こし、子ども達に教育というクリスマスプレゼントを贈る年末寄付キャンペーンAction for Education 2021を今年も開催致します。

2020年のテーマは「Dreams Start with Education~学ぼう、夢に向かって~」。
コロナ禍にある子ども達2,000名に教育支援をすることを目標にしています!

そして、12月15日(水)午後6時より、いつもご支援いただいている皆様をお招きして、45分間のスペシャルバーチャルイベントを開催いたします! このパンデミックにより、世界中の何百万人もの子ども達の夢が中断されています。団結力、思いやり、そして継続的なサポートによって、共に教育を守り、子ども達の夢を守るために、ぜひご参加いただければと思っています。

この2年間を振り返ると、ルーム・トゥ・リードの歴史の中でも最もチャレンジが多い年でもありました。ただ、その中にあっても、皆様と一緒に、この21年間で20カ国2,380万人以上の子ども達へのサポートを実現できたことをとても嬉しく思っています。

Action for Education 2021
「Dreams Start with Education~学ぼう、夢に向かって」スペシャル バーチャルイベント supported by PwC
12月15日(水)18:00~18:45
参加方法:Google Meet
参加費:無料 言語:日本語
参加登録はこちら 

<登壇者決定!>

◆正直知哉(ルーム・トゥ・リード リージョナルボード チェア、ピムコジャパンリミテッド 日本における代表者 兼 アジア太平洋共同運用統括責任者)

◆正直ゆり(ルーム・トゥ・リード リージョナルボード)

◆ギータ・ムラリ(ルーム・トゥ・リードCEO)

◆ハワ・カタン(バングラデシュから女子教育プログラムの修了生、2019年に来日しています!)

◆プシュカ・シュレスタ(ルーム・トゥ・リード ・ネパール カントリーディレクター、2008年に来日しています!学校が再開したばかりのネパールの状況について、Q&Aセッションでお届けいたします!)

皆様のご支援のおかげで、パンデミックの中にあってもどのように教育と夢を追求し続けているのか。今もなお続いているコロナ禍での活動や課題、必要な支援、今後の展望など、直接お話させていただきます。また、日本での活動についてもご紹介させていただきます。

ルーム・トゥ・リード20年以上の歴史の中で、私達は大きな目標を設定することで、世界中の子ども達が夢を実現できることを学びました。どんな状況にあっても、子ども達が自由に夢を見ることができる世界を実現したいと思っています。

12月15日に皆様にお会いできることを楽しみにしております!

感謝をこめて。
正直知哉 ルーム・トゥ・リード リージョナルボード チェア
正直ゆり ルーム・トゥ・リード リージョナルボード
松丸佳穂 ルーム・トゥ・リード・ジャパン 事務局長